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3798. 今年の夏の北海道生活


時刻は午後の二時を迎えた。早朝より吹いていた風が強さを増し、強風が辺りを吹き抜けていく様子が見える。

つい今しがた仮眠から目覚めた時、今日も一日がとても速く流れていることに気づく。確かに今朝はいつもより一時間ほど遅く起床したが、それを差し引いても、一日の時間の流れの速さは驚くほどである。特に二月に入ってからは、本当に毎日が光のように素早く過ぎ去っていく。

今年の夏にオランダを離れ、アメリカかスイスに行く前には、ビザの都合上、一度日本に戻る必要がある。突然だが、その際には、一、二ヶ月間ほど北海道で生活をしようと思う。

実は昨夜と今朝は、北海道のマンスリーマンションをあれこれと調べていた。日本の首都圏、さらには本州の大都市にはできるだけ近づかないようにしたという思いがある。

それらの場所に近づき、それらの場所で生活をしてしまうと、自分がどうしても鈍らせたくない感覚が鈍ってしまうように思うからだ。そうしたことから、仮にこの夏に日本に一時帰国することになったとしても、本州の大都市には足を踏み入れないようにする。

もちろん、欧州から日本に戻る際には、成田か関空に行く必要があるので、一日、二日ほどは、空港近くのホテルに宿泊するかもしれないが、滞在はその程度に留める。今の私は、確かに諸々の感覚に対して敏感になりすぎているのは承知だが、そうした感覚を大切にして生きていくことは極めて重要であるがゆえに、感覚を鈍磨させないためにも、本州の大都市での生活は極力避ける。

そうしたことから生活候補地に挙がったのが北海道だった。もし仮に、この秋からアメリカで生活をすることになるのであれば、アメリカのビザを取得する必要があり、ビザ面接は札幌でも受けられる。

今から八年前にジョン・エフ・ケネディ大学に留学した際には、大阪でビザ面接を受けた。行き先がアメリカの場合は、北海道で生活をしながらにしてビザ面接を受けることができそうだ。

一方で、この秋からスイスで生活を始めることになった場合、ビザ面接をどこで受けられるのかを確認したところ、日本にあるスイスの領事館はアメリカのそれと比べて少なく、大使館はもちろん東京にあり、領事館はどうやら大阪にしかないようだった。

しかも、大阪の領事館ではビザ等の発行は行われいないようであり、東京でビザ面接をする必要があるらしい。しかし、そういえばオランダで生活を始めるにあたって、日本とオランダで締結されている条約上、オランダに入国する際には、ビザが不要であった。

それと同じことがスイスにも当てはまらないかどうかを確認してみたところ、なんと同じことが当てはまるようだった。つまり、スイスの入国に際しては、日本人であればビザは不要であるとのことだった。

ただし、長期滞在の場合は、オランダで生活をした時と同様に、滞在許可書を得る必要があるらしい。滞在許可書の申請書を確認してみたところ、2ページほどの非常に簡潔なものだった。

まだアメリカに行くともスイスに行くとも決まっていないのだが、今朝は色々な調べ物をしていた。確かに第三の選択肢として、オランダに残るというものもあるが、アメリカかスイスに行くことになれば、この夏は一、二ヶ月ほど札幌で生活をしようと思う。

残念ながら函館にはあまり良いマンスリーマンションを見るけることができず、今のところの生活地の第一候補は札幌である。フローニンゲン:2019/2/9(土)14:44

No.1662: Flowers in a Wasteland

Flowers can bloom even in a wasteland.

It implies that we can make our flowers bloom wherever we are in this reality. Groningen, 11:08, Sunday, 2/10/2019

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