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3743. 奉仕と霊性の具現化へ向けて


時刻は午後の七時半を過ぎた。穏やかなさざ波の音が聞こえてくるような一日が終わりに近づいている。明日も今日のような日であることを願う。

振り返ってみると、今日もまた充実感で溢れるような一日であった。日々をこうした流れの中で過ごしていこう。それが自分の人生を歩むことであり、自己が人生と完全に一体化していることを示している。

今日も読むこと、書くこと、作ることで彩られた一日だった。それらの活動は、この世界への奉仕であるとみなすことができる。いつからかそのように思うようになった。

もはやそれらの活動に私心が挟まれる余地はなく、無私の状態でそれらの活動を営むことができている。だからこそ、これほどまでに日々が充実感で満たされているのだ。

自分がなす探究活動と創造活動は、奉仕活動と同義となった。何かに仕え、何かのために仕えていくこと。それをこれからも続けていく。

今日はこれから、一日を締め括る作曲実践を行いたい。過去の日記の編集が順調に進んでいるのと同様に、作曲実践も毎日継続して行なわれている。

本日最後の作曲実践が終われば、今夜は様々な楽譜を眺めることにしたい。絵画の傑作を眺めることによって自らの感性が育まれていくのと同様に、優れた音楽作品の楽譜を眺めていくことによって音楽的な感性を涵養していきたい。

楽譜を意識的に眺めることと、何気なく、分析的な思考を挟まない形で眺めることを組み合わせていく。徹底的に気づきの意識を与え、言葉にしていく形で楽譜を眺めるのと、楽譜が開示する音楽世界の美を自分の存在の奥に感覚的に流し込んでいくためにぼんやりと眺めることの双方を行っていく。それらをこれからも継続させていく。

今日は午前中に、教会旋法に関する書籍を読み進めていた。“A Concise Explanation of the Church Modes (2018)”の初読を終え、“Chorale Harmonization In The Church Modes (2018)”を読み始めた。

この書籍を読み進めている際に、今後は、音楽理論の主要なジャーナルを定期購読していこうと思った。まずはジャーナルの候補を見つけていく。

音楽理論家の仕事から得られるものは多く、彼らの仕事は、作曲実践を豊かにしてくれる有益な観点を無数に提供してくれる。ジャーナルの購読は今すぐにではなくてよく、もう少し吟味してから購読を開始していきたい。

過去の研究から先端的な研究まで、学べることはすべて学ぶ。音楽理論をこれほどまでに強く学びたいという気持ちは、インテグラル理論や発達理論を学んだ時のものに匹敵するか、それらを凌駕するほどである。

昨日の日記と今朝方の日記で言及したように、創造的狂気さを抑圧することをもうしない。私は日本にいないのだし、日本に戻る気もないのであるから、そうした狂気さを抑圧する必要などないのだ。

音楽理論の専門家を遥かに凌ぐ知識を近い将来に獲得し、過去の偉大な作曲家の曲を全て参考にするような気概を持って実践を継続していく。全ては、自らの霊性を具現化させる曲を作るためであり、自他の霊性に命を吹き込むためである。それを実現させるために私は学び続け、曲を作り続ける。

今、それを祝福するかのように、突然あられが天から降ってきた。フローニンゲン:2019/1/28(月)19:56

No.1622: A Morning Festival

It is beautifully sunny today, and I feel as if I would go to a festival. Groningen, 11:44, Tuesday, 1/29/2019

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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