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3614. 白くモコモコとした毛に覆われた不思議な生き物に出会う夢


今朝方の夢について先ほど書き留めていた。夢の中に現れた、上りと下りのエスカレーターが象徴すること、さらにはそのエスカレーターに乗らずに、階段を使っていた自分が象徴することについて少しばかり考えていた。今もまだ、少しばかり思い当たることについて考えている。

書斎の窓から外を見ると、小雨がまだ降り続けており、小さな雨滴が窓に付着している。時刻は午前八時を迎えようとしているが、外は一向に闇に包まれたままである。

今朝方はその他にも夢を見ていたことを思い出した。夢の中で私は、サッカースタジアムのゴール裏で、日本以外のアジアの国同士のユース世代の試合を観戦していた。

その試合は拮抗しており、どちらが勝ってもおかしくないような状況が続いていた。試合が終盤に差し掛かった時、片方の国にペナルティーキックが与えられた。

すると相手側の国の選手全員——それはベンチにいる選手も含めて——がゴール前に整列し始めた。選手の数があまりにも多かったため、もうボールがゴールに入る隙間がない。

それでも相手チームのキッカーはペナルティーキックを蹴り、案の定、ゴール前の選手の壁にぶつかった。そこで試合終了のホイッスルが鳴った。

その試合を終えた後に、私はユース世代のアジアの勢力図が変化していることに気づいた。具体的には、今回のアジア大会で言えば、アジアで最も強い国がタイかカンボジアになっており、日本はアジア二位であった。

幸いにも日本は次の国際大会に参加できるようになったのだが、アジア二位での突破であったため、国際大会のトーナメントで少し不利な組み合わせを強いられることになってしまったようだ。それを知った時、夢の場面が変わり、私は学校の校庭の上にいた。

そこでは友人たちがサッカーに興じていた。私もそれに混じってサッカーをしていると、グラウンドの隅に、モコモコした小さな生き物がいることに気づいた。

それはふわふわとした白い毛で覆われており、サッカーボールほどの大きさだった。その生き物に近づいていると、なんと人間の言葉を話せるようだった。

その生き物を見ると、自分よりも少し小さいボールの上に乗って、なんとかバランスをとりながら地面を動き回っていた。

:「何をしているの?」

不思議な生き物:「ボールの上に乗ってバランスをとる練習をしてるんだ」

その小さな生き物は、見た目もそうだが、声もとても可愛らしかった。そこで私はちょっとちょっかいを出してやろうと思った。

最初のうちは、ボールの上に乗りながら一生懸命バランスをとっているその生き物の後ろから応援の言葉をかけていたが、そこでバランスをとっているボールを蹴飛ばして、地面に尻餅させてやろうと考えた。そして実際に、だるま落としの要領で、不思議な生き物が乗っているボールを地面に水平方向に蹴っ飛ばした。

すると、モコモコした不思議な生き物は、地面にストンと落ちた。すると、その生き物は怒った様子を見せず、何事もなかったかのように、地面の上をウロウロと動き始めた。その後、私たちは何事もなかったかのように会話をしていた。

:「あっ、向こうの地面に小さな穴があるよ」

不思議な生き物:「本当だぁ、行ってみよう」

不思議な生き物はそのように言うと、ゆっくりとそっちの方向に動き出した。その表情はどこか嬉しそうである。

私はその生き物の後ろをつけるような形で、その穴に向かっていた。見るとそこには、誰かが作った落とし穴があった。

しかしそれは人間にとってはとても小さく、その生き物にとっては少し大きい落とし穴だった。より厳密には、その生き物の体が三つ入るほどの大きさだった。

この生き物がこの落とし穴に落ちてしまったら、どのようにそれは脱出しようとするのだろうか、ということに私は関心を持った。

不思議な生き物:「わぁ!」

その声がした時、その不思議な生き物は足を滑らせてしまい、その穴に落ちてしまった。その不思議な生き物は、穴の中をクルクル回っている。

奇妙なことに、その生き物は私に助けを求めてこなかった。私は、穴の中を覗き込むようにして、その生き物が自力でどこまで這い上がって来れるかを観察していた。

不思議な生き物は土をかき分けながら、なんとか足場を作ろうとしており、自力で脱出することも不可能ではないように思えた。ただしそれは少し時間がかかるだろうと思われた。

私は一時間ほど放置しようと思って、先ほどと同様に、友達たちとサッカーをすることにした。白いモコモコとした毛に覆われた小さな不思議な生き物が、穴の中で一生懸命に外に脱出しようとする姿がいつまでも瞼に焼き付いていた。フローニンゲン:2019/1/1(火)08:17

No.1534: A Waltz at Twilight

It is 4PM now.

I can see a beautiful mackerel sky that is lit up by the setting sun.

A vapor trail above the sky looks as if it rode on a back of a dragon. Groningen, 16:21, Wednesday, 1/2/2019

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