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3580. クリスマスに思うこと


2018年のクリスマスを迎えたフローニンゲンは、今日もとても穏やかであった。このように落ち着きのある環境の中で、日々自分のライフワークに打ち込むことができていることを改めて有り難く思う。

2019年を迎えるまであと数日となった。果たして、私は来年はどの国で生活を営んでいるのだろうか。

理想は再び米国に戻り、その地で数年間ほど探究生活を過ごしたあとに、スイスの田舎町であるドルナッハで数年を過ごし、その後再びオランダに戻ってくることである。これからの10年はそのような場所で生活できたらと思う。

先ほどもふと思ったが、やはり自分が博士号を取得するのであれば、芸術教育と霊性教育に関するものであり、そのテーマを科学的にではなく、哲学的に研究する形で学位を取得することになるだろう、と考えていた。

そうしたテーマについて探究をしていくための場所はこの世界にあまり多く存在していないが、全くないわけではない。すでに候補先となる大学を少しばかり見つけている。

博士課程に進学するのは大学教授になるためではなく、徹頭徹尾、自分の探究をさらに深めていくためであるから、進学を急ぐ必要は全くない。これからの数年間も、この五年間と同様に、日本企業との協働プロジェクトに従事する形で過ごしていくことになるだろう。それと並行する形で、しかるべき時に博士課程に進学すれば良い。

早朝に天気予報を見た限りでは、今日は一日中曇りになると思っていたが、日中に少しばかり太陽の姿を拝むことができた。クリスマスの静かな幸福感がフローニンゲンの街に溢れているように感じる。

日々を幸福感を持って過ごすことができていること。それ以上に重要なことはないように思う。

そこでふと、この社会に存在する、真なる幸福と偽なる幸福について考えていた。私たちが今感じている幸福は、どちらの幸福だろうか?

この社会は偽りの幸福で埋め尽くされているため、私たちは注意をしなければならない。自らの幸福を自らで見出していくことの大切さを思う。

今日はこれからラヴェルの曲を参考にして作曲実践を行おうと思う。イギリスの書店に注文していたラヴェルの楽譜が昨日届いた。

それは私にとって嬉しいクリスマスプレゼントだった。ラヴェルの曲を参考にする際には、短調をベースに曲を作ってみようと思う。

転調を活用するのであれば、転調前と転調後の調が持つ感覚を、自分なりの言葉でまとめておく。その際には、色や形(さらには香りや触感なども)を作曲ノートにメモするようにする。

それらのメモはキーワード程度のもので良いだろう。重要なことは、そうした言語化をするか否かであり、それを通じて自分なりの調性感覚を養っていくことである。

ラヴェルの曲を参考にした後は、再び過去の日記を編集し、就寝前に時間があれば、12音技法に関する書籍をアマゾンを経由して注文しておきたい。フローニンゲン:2018/12/25(火)16:10

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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