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3562. 天国への道と不思議な銅像に関する夢


時刻は午前七時を迎えた。静かな土曜日の朝が目の前にある。

そこには闇があり、闇の中にぽつりと浮かぶ街灯の光がある。その他に見えるものは何もないと言っても過言ではない。

そうした光景を眺めながら、今朝方の夢について振り返っていた。夢の中で私は、これから友人の家に向かおうとしていた。

住宅地の道を歩いていると、前方にパトカーが止まっており、二人の警官がパトカーの前に立っている姿が見えた。「何かあったのだろうか?」と思った瞬間に、後ろから誰かが私に話しかけた。

見ると、日本の著名な投資家の方だった。その方の表情は険しく、幾分切羽詰まっているかのようにすら思えた。

その方は私に近寄ってくるなり、一言述べた。

日本人のある投資家:「天国への道(自由への道)は階段の11段目にあります」

:「えっ?なんですか?」

日本人のある投資家:「それは11段目にあります。これ、絶対に他の人に言わないでくださいよ。絶対ですよ」

その方は二人の警官の方を一瞥し、それだけ述べて去って行ってしまった。二人の警官が私の方をじっと見つめている。

すると、再び誰かが後ろから私に声をかけてきた。見ると、そこには二人組みの見知らぬ男性が立っていた。

二人組みの男性の一人:「すいません。天国への道はどこにありますか?」

:「えっ?天国への道?あぁ、階段の11段目にありますよ」

先ほど、投資家の方は「絶対に言わないでくださいよ」と述べていたにもかかわらず、私は見知らぬ二人に天国への道の場所についてうっかり話してしまった。一瞬私は「しまった」と思ったが、それを教えたことで何か問題はあるまいと思い、再び道を歩き始めた。

しばらくすると、友人の家に着いた。しかし奇妙なことに、友人の家の入り口が右と左に分かれており、私は何気なく左の玄関から中に入った。

二階から友人の声がしたので、二階に上がると、なんと友人が小さな銅像になっていた。それはコインほどの大きさであった。

部屋の机の上を見ると、その他にも様々な小さな銅像が置かれており、それぞれが話をできるようだった。私は、友人がなぜ小さな銅像になってしまったのかの経緯を聞こうとしたところ、私の背後から声が聞こえた。

振り返ると、そこには巨大な銅像が立っていた。その銅像の容姿は、ギリシア神話の登場人物がモチーフにされており、右側には男性の銅像が、そして左側には女性の銅像があり、それらが一体になっているかのようなものだった。

その銅像も話ができるらしく、左側の女性の銅像が怒ったような口調で、小さな銅像になってしまった友人に話しかけてきた。

女性の銅像:「あの銅像はどこにいるのよ!あの銅像がいるからここにやってきたのに」

小さな銅像になってしまった友人:「申し訳ないけど、あの銅像は隣の家にいるよ」

友人はそのように述べた。私はよく事情がつかめなかったが、とりあえずその女性の銅像は、何か目当ての銅像がいたらしく、それは隣の家にいるらしいことだけはわかった。

女性の銅像の隣にひっ付いている男性の銅像は何も喋ることがなかった。二人で一つになった銅像は、くるりと背をこちらに向け、再び階段を降りて行った。

そこで夢の場面が変わった。フローニンゲン:2018/12/22(土)07:26

No.1503: A Dark Chameleon

Today’s weather looks as if a dark chameleon were wandering about.

I suppose that being aware that I’m in Groningen right now represents that I’m conscious of being in the world——or reality. Groningen, 15:25, Sunday, 12/23/2018

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