2974. 二つの夢の記憶
- yoheikatowwp
- 2018年9月20日
- 読了時間: 3分

一昨日と同様に、今朝は随分と睡眠を取った。近頃は一日の決められた活動が終わり次第すぐに就寝するようにしている。
夜に無駄な調べ物をしたり、そこから書籍を読んだりすることをしなくなった。つまり、無理な負荷を自分にかけすぎないようにして、早めの就寝により心身を明日に備えて大いにくつろがせるようにしている。
昨夜も十時前には就寝していたにもかかわらず、今朝の目覚めは七時に迫る時刻だった。自分の内側で何か調整が起こっているのかもしれない。
今朝方の夢について思い出す。夢の中で私は、実際に自分が通っていた小学校にいた。
夢の中の私は当時の自分ではなく、成人した自分だった。私は一人の友人と、ちょうど小学六年生の時に使っていた校舎に入った。
校舎の中には他に人はおらず、友人と私は当時を懐かしみながら階段を上っていった。当時の階段の手すりはもう少し低く、そこに寄りかかりながら滑って下まで降りていくことができたが、今はその手すりの上にさらに別の赤い手すりが設けられていた。
おそらく、私たちがやっていたような遊びをすることを防止するためかもしれない。まちがいなく、今の方が安全な手すりだと言うことができるが、私は当時の手すりの方が好きだ。
三階に到着すると、教室に入る前にまずはその横にあるトイレに入ってみた。すると、当時と同じような匂いがそこに立ち込めていた。学校のトイレの独特の匂いが当時と同じままそこにあった。
友人と顔を見合わせながら、「当時のままだね」とお互いに笑顔でつぶやいた。トイレから外に出ると、景色に変化があった。
三階の教室の前の廊下はもともと、中庭に面している側は壁ではなく、コンクリートで出来た柵のようなものが設置されているだけだった。柵の向こう側に落ちることはなく、柵の上に無理やりよじ登らなけば下に落ちることはない。
だが、トイレから外に出てみると、その柵が消えており、廊下の地面の端はすぐさま地面に続く空間になっていた。この校舎の三階はそれほど高い高さを持っているわけではなかったはずなのだが、私は教室前の廊下の端から地面を恐る恐る眺めた時、足がすくみそうになった。
思っていた以上に高さが高く、仮に足を滑らせでもしたら極めて危険だと思ったのだ。一瞬だけ三階から地面の方を覗き見たが、それ以上は下を見ることをやめた。
友人も同様に、恐る恐る廊下の端から地面を眺め、すぐさま後ろに引っ込んだ。結局私たちは当時使っていた教室に入ることなく、やってきた階段を再び下ることにした。
そのような夢を見ていたことを思い出す。実際にはこの夢の続きがあるが、その記憶は断片的なものになってしまっている。
一つだけ印象に残っているのは、大学の卒業が近づいてきた時に、ゼミの友人の一人がゼミ生全員の四年間の成績のデータを手に持っていたことだ。その友人は、私の成績が極めて悪いことに驚いていた。
当時の成績評価はAからDの記号によってなされていたが、友人の手元のデータは最高成績が12、最低成績については数字が不明の尺度によって作られていた。もっとも優秀な友人の成績は11の後半であり、大抵は11の前半か10の後半に落ち着いていた。
友人が驚いた表情を見せていたのは、私だけが9の後半の成績だったからだ。友人にそのデータを見せてもらい、私も驚いた。
むしろ、9の後半の成績を取れていたことが驚きであった。というのも、私は全生徒1000人中下から5番以内の成績で大学を卒業したと思っていたため、9の後半であれば下から250以内のところに自分がいることになると思ったからである。
そのような夢の場面の記憶が残っている。その他の夢の場面は再び形を変えて今後の夢の中で姿を表すかもしれない。フローニンゲン:2018/8/13(月)08:12

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