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2646. フローニンゲンでの新たな生活


アムステルダムからフローニンゲンに戻ってきて一夜が明けた。昨日は早めにフローニンゲンに戻ってきて本当に良かったと思う。

本来であれば昨日は、国際ジャン・ピアジェ学会の最終日であったが、もう学会に参加するような気力がなかったため、ホテルで少しゆっくりしてから九時過ぎにホテルを出発した。昨日は早くフローニンゲンに戻ってくることができたため、一週間分のカレーを作ることができた。

これでまたすぐに普段通りの生活に戻ることができる。それにしても自分の関心が、発達現象を科学的に研究していくことにないというのは大きな転換であった。

科学的な手法を用いて明らかになる一つ一つの発達現象については依然として関心があるが、そうした研究を自分で行うことにはもう関心がない。そうした研究に従事することに伴う心の空疎感に耐えられなくなってきたと言える。

仮に今後科学的な研究を再び行うことを決意した際には、外から内へではなく、内から外への手法を採用することになるだろう。外から内に向かう方法で発達現象を研究していても何の喜びも充実感もない。そこには欠乏感と喪失感しか漂わない。

昨日はさっそく夕方に、今月末にロンドンで行われる国際学習科学学会の参加のキャンセルをメールで依頼した。まだそのメールへの返信はないが、無事にキャンセルができればと思う。

学会に参加するのではなく、その代わりにロンドンへは博物館や美術館を巡りに訪問しようと思う。ロンドンには随分と多くの素晴らしい博物館や美術館があることに驚く。

調べてみると、それらの多くは無料で入館できるらしい。ロンドンに何日滞在するかは決めていないが、滞在期間中はどこかしらの博物館や美術館で多くの時間を過ごそうと思う。

フローニンゲンに戻ってきてからの初日が始まった。今日のフローニンゲンの空は曇っていて、とても涼しい。冷たい風がサラサラと流れている。

小鳥たちの鳴き声に耳を傾けながら、今朝方の夢について思い出していた。今朝方の夢は、何やら小中高を通じて仲の良かった親友三人とワインのテイスティングをしているような内容だった。

私はもうアルコールを摂取することはないので、その場ではテイスティングをすることなく、親友たちと話をすることを楽しんでいた。その後に見た夢はとても印象に残るようなものだったが、起床してからすぐにその内容を忘れてしまった。

いずれにせよ、フローニンゲンに戻ってたその日に印象的な夢を見ていたことだけを書き留めておきたい。フローニンゲンでの落ち着いた日々がまた始まったことを嬉しく思う。フローニンゲン:2018/6/3(日)06:59 

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