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2462. 春の夢

今朝も昨日と同様に六時過ぎに起床した。いつものように身体を少しほぐしたところで、六時半あたりから一日の活動を開始させた。

今日はフローニンゲンに戻ってきてからの三日目となるが、生活リズムはすでに中欧旅行に行く前と同じものになっている。書斎の窓から外の景色を眺めると、今日はどうやら曇りがちの日のようだ。

時間帯によっては今日は雨が降るらしい。昨日までは晴れ間が広がり、気温も高かったのだが、今日からは肌寒い日が続く。

昨年のこの時期を思い出してみると、まだ冬用のコートとマフラーを着用していた。ここ数日間の天候はもしかすると少しばかり異常だったのかもしれない。まだクリーニング屋にはコートとマフラーを出さないようにしようと思う。

今朝方、少しばかり印象的な夢を見た。欧州での三年目の生活拠点をどこにするのかということが焦点だった。現実世界においては、私は引き続きフローニンゲンで欧州での三年目を過ごそうと思っている。

一瞬だけアムステルダムやロッテルダム辺りで暮らすことも考えたが、フローニゲンが最も落ち着く場所だろうと判断した。それに引越しの労力を考えると、オランダ国内で生活拠点を変えることは賢明でないように思われた。

今度引越しをする際には生活をする国そのものを変えることになるだろう。夢の中で私は、フローニンゲンを離れ、イギリスで生活を始めていた。

おそらく場所はイギリスの中規模の街なのではないかと思う。そこは学術都市であり、街の中心部もそれほどガヤガヤしていない。ほどよく落ち着き、ほどよく活気があるといった街だった。

その街で生活を始めるにあたって、私はまず住む家を探していた。頭の中には事細かなチェックリストがあり、浴槽の有無や部屋からの景色など、様々な条件に合致した家を私は探していた。

少しばかり苦労してようやく目星の家を見つけることができた。そこでの生活を始めた直後に、私はその場所がイギリスなのかオランダなのか分からなくなった。

頭の中が混乱し、部屋の外に出てみると、そこはフローニンゲンだったことに気づき、なんとも言えない安堵感を私は感じた。そこで夢の場面が静かに変わった。

次の夢の場面では、様々な木々が植えられている河川敷のような場所を私は歩いていた。私の隣には友人か誰かがいて、目に映る多様な花々について教えてもらっていた。

:「あっ、桜だ」

友人らしき人物:「あれは桜じゃないよ。あれは梅の花だよ」

:「そうなんだ。それじゃあ、その隣の花は?」

友人らしき人物:「あぁ、あれは確かに桜の花だね」

友人らしき人物がそのように述べると、梅の花びらと桜の花びらが交差しながら地面にひらりひらりと落ちてきた。そよ風に乗って、それらの花びらが舞い落ちる光景はどこか恍惚とさせるものがあった。

その後、この夢がどのように進展して行ったのかはもう覚えていない。梅の花と桜の花が綺麗に咲き誇っており、それが舞う情景だけが鮮明に記憶に残っている。

今日は昨日よりも風が緩やかだ。時刻は早朝の七時を迎え、人々が一日の活動を開始させたことがなんとなく分かる。今日も静かで活動的な一日になりそうだ。フローニンゲン:2018/4/24(火)07:04 

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