小鳥の鳴き声がパタリと止んだ。早朝の闇に包まれた空が少しずつダークブルーに変わりつつある。
乾いた道路を走る一台の車の音が聞こえる。今朝方見た夢は印象的だったのだが、それはあまり良い印象を私に与えない。
夢がどのように終わりを告げたかを特に覚えている。夢の中で私はアパートの一室にいて、小中高と一緒だった幼馴染の女性とダイニングで話をしていた。
そのアパートの前には公園があり、私たちがいるダイニングの窓からその公園を眺めることができる。私たちは昔の思い出話をしており、話をすることによって昼食までの時間をつぶしていた。
ダイニングから公園の方を見ると、そこには何人かの西洋人がいた。どうやら私は彼らと顔見知りのようであり、また彼らは私たちと昼食を共にする予定になっているようだった。
引き続き私は旧友の女性と話を続けていたが、昼食時を迎えても、公園にいる彼らは一向に部屋に戻ってこようとしなかった。そこからしばらく経ってもまだ戻って来る気配がなかったため、再度ダイニングの窓から公園を眺めると、彼らは公園でバーベキューを始めていた。
彼らとの事前の約束では、今私がいるダイニングで昼食を一緒に摂ることになっていたはずだった。結局いつもの昼食時よりも一時間以上も待たされた挙句、私たちには何も告げないままバーベキューを始めている彼らに対して、どこか憤りの感情を覚えた。
私は思わずダイニングの窓を開け、彼らに向かって英語で罵倒した。彼らは驚いた表情を見せ、謝罪をし始めた。
謝罪を受けてもあまり腹の虫が収まらなかったが、私は窓を閉め、旧友と共に当初の予定通りにピザを食べることにした。怒りの感情が冷めないまま夢から覚めた。
外の世界に耳を澄ませると、再び小鳥の鳴き声が聞こえ始めた。今日は昼食を大学のカフェで摂った後に、髪を切りに行く。
これまでお世話になっていたロダニムは燃え尽き症候群を患ってしまい、結局もう半年以上仕事に復帰できていない状況が続く。その後にお世話になっていたケヴィンは独立し、新しく店を構えるようだ。
彼の新たな店は自宅から少し遠いこともあり、結局これまで行っていた美容室を変えることはなく、別の美容師にお願いすることにした。
今日から担当してもらうのは、前々から挨拶をすることがよくあった、人の良さそうなメルヴィンという美容師だ。散髪を済ませた後は、行きつけのチーズ屋に立ち寄り、よく発酵されたチーズといつものナッツ類を購入する。
自宅に戻ってからは、福永武彦氏の全集を開き、夜の三部作の続きである『深淵』という作品を読みたい。そこから就寝に向けては、作曲実践と「デジタルラーニングと学習環境」のコースの最終試験に向けた文献の再読を交互に行っていこうと思う。
今日もまた静かな充実感を感じられる日になるだろう。フローニンゲン:2018/3/28(水)06:38
No.919: Max Reger’s “Modulation (2007)”
I was surprised at how profound modulation is.
While reading Max Reger’s “Modulation (2007),” I was deeply impressed by the universe of modulation.
My jubilant feeling toward modulation became enhanced.
I’m convinced that I can acquire robust structural patterns within music by learning from actual examples in the book. Groningen, 21:23, Wednesday, 4/4/2018