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2263. 幸福な昼食時


今日は晴れ時々曇りの予報であったが、なんとも素晴らしい天気だった。午前中に「デジタルラーニングと学習環境」のコースの第五回目のクラスに参加し、クラスが終了すると、その足で行きつけのインドネシアレストランに向かった。

今日は少しばかり外食をしたい気分であった。特に誰かとランチを共にしようと思ったわけではなく、私は一人でインドネシアレストランに向かった。

キャンパスを後にし、ノーダープラントソン公園の中を通っている時、そこでの景色がいつもより輝いて見えた。クラスの途中で友人のハーメンと話をしている最中、春がやってくるのはまだ先のようだとお互いに話していた。

確かに今日も気温は高くないのだが、太陽の光は春を感じさせるものだった。暖かく優しい太陽に身を包まれながら歩くことは実に爽快であった。

インドネシアレストランに到着すると、二人のインドネシア系オランダ人の男性が食事をしている最中だった。店内に入り、顔見知りの店員に挨拶をした。

奥から店主の女性が顔を覗かせ、開口一番、今日の天気の良さについて話し始めた。その店主の女性が今日の申し分ない天気について指摘すると、私は再びレストランの窓の方を見て、光り輝く外の景色を眺めた。

今日はいつもとは異なり、持ち帰りでランチを注文するのではなく、店内でランチを食べることにした。顔見知りの店員は「いつものでいい?」と笑顔で私に質問をした。

私はいつもと同じメニューを注文し、今日は久しぶりに店内で昼食を摂った。昼食を食べている最中も、私は時折窓の外の景色を眺めていた。

幾十にも重なる光の束が空から降り注ぎ、それが外の世界を輝かせていると思った。確かに外の気温はまだ寒かったが、店内は暖かく、スパイスの効いたインドネシア料理を食べ終える頃には額に汗をかいていることに気づいた。

注文した料理を平らげると、店主の女性と料理を運んでくれた店員に挨拶をしてから店を出た。今日はちょっと散歩をしたい気分だったので、フローニンゲンの中心街の方に向かって私は歩き出した。

そのようなことを思い出しながら、今私は再び自分の書斎にいる。天気が良く、太陽が燦然と輝いている様子は今もまだ続いている。

太陽の光を浴びていたいのだが、その光が強いため、今は書斎のカーテンを閉めている。ただし、窓は開け、窓から入ってくる春を予感させる風を感じている。

今日もとても幸福だ。フローニンゲン:2018/3/14(水)15:23 

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