top of page

2051. 組織開発の支援に向けて


今朝方は何回か目を覚ますことがあったが、起床時の目覚めは全くもって悪くない。

一瞬一瞬という時間の粒子が自分の内側に堆積していくという感覚。それと同時に、堆積されていく時間がはっきりとした動きを持っていることを実感する。

平日が終わり、今日から休日を迎える。今日と明日の境界線が実は存在していないのと同じように、平日と休日の境界線も存在していない。

そのため、土曜日である今日も基本的に平日と同じように過ぎていくだろう。午前中に一件ほど日本企業との協働プロジェクトの仕事がある。それを終えたら、組織開発に関する書籍を読んでいきたいと思う。

ただし、経営学の観点から組織の開発を捉えようとするのではなく、システム科学とネットワーク科学の観点、そして発達科学や教育科学の観点から捉えていく。

前者二つに関しては、以前から探究を進めている領域であり、これらの領域の知識と組織開発の実践をつなげていく時期に差し掛かっているように思える。システム科学やネットワーク科学の領域で蓄積されている種々の概念は、組織上の問題を整理・説明することにまずもって役に立つ。

以前から関心を持っている組織の発達のみならず、ここ最近特に関心が強まってきている組織の病理的側面に関しても、それらのプロセスとメカニズムを説明し、打ち手を考えていく際に、システム科学やネットワーク科学の領域に蓄積されている様々な概念は非常に有効だろう。

また、概念の活用のみならず、両科学分野に存在している諸々の分析手法を活用し、組織開発上の診断や課題分析を行うことも非常に有益だろう。二つの科学分野における概念と分析手法の双方を、これから徐々に組織開発という文脈で活用していくようにする。

一方、発達科学や教育科学についても同様のことを行っていく。ここでも、両科学領域に含まれる概念と分析手法を組織開発に適用していくことを今後はより意識していく。

科学研究を単体として行うことには一種の虚しさが伴うことが多いが、科学研究を通じて獲得された知識と分析手法を実社会の具体的な課題の解決に向けて活用することには大きな意義を感じている。

おそらく、自分が科学研究を継続させていくことの最大の意味はそこにあるだろう。今日からまた、特にシステム科学とネットワーク科学の探究を再開させたいと思う。

科学分野に関しては、少なくとも上記の四つの領域の探究を今後も継続させ、そこで得られた知見を実社会の課題、とりわけ企業社会の課題の解決に向けて適用する姿勢を絶えず持ち続けていく。フローニンゲン:2018/2/17(土)07:01 

No.770: Human Conditions

Ernest Becker provides an insightful remark on human conditions.

We have fear not only of death but also of life itself.

Both life and death are threats for our existence.

Then, how do we live and die? How can we overcome the dualistic nature of fear?

Human conditions are very perplexing… Groningen, 19:57, Sunday, 2/18/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page