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2055. ボンでの出来事


旧西ドイツの首都であるボンの街にイスラム諸国から難民がなだれ込んできたようだ。そのような知らせの中、私はボンのある教会にいた。

その教会には時を告げる時計台があり、難民たちがその時計台に向かって祈りを捧げている光景を目にした。その時計台に向かっていくと、イスラム系難民の老婆が私に声をかけてきた。

言葉の意味を完全に理解したわけではないが、何やらこの時計台の有り難さについて説明しているようだった。その説明を聞いて、私は時計台を改めて見上げた。

すると、その老婆が「この時計台の時計の大きさは驚くほどだ」と述べたので、実際にその時計がよく見えるところまで進んで行くことにした。この時計台は、高さが全く高くなく、ほんの数メートルの大きさしかない。

そのため、その時計台の下まで行けば、その時計の姿が近くからよく見える。実際にその時計に近づいてみると、老婆が述べたほどの大きさでもないと私は思った。

相変わらず時計台の下には、この時計に向かって祈りを捧げている難民が数多くいる。どうやらボンの街では難民の受け入れに関して暴動があったらしい。

今でもまだ暴動の余波が残っている。時計台をしばらく眺めていると、突然何かが崩れ去る轟音が聞こえた。

その音の方に目をやると、ある大きな建物が崩れ去り、崩れた瓦礫の中から巨大なビルが立ち現れた。それは商業用のビルであり、ショッピングとビジネスの双方に利用できるような巨大な近代的なビルであった。

奇抜なデザインを持ったこの巨大なビルが出現した時、その場にいた難民を含め、ボンの街にいる人たちも仰天しているようだった。私はこの奇抜なデザインを持った巨大なビルを見た瞬間、これは難民の受け入れに関して暴動が起こることを見越して、その問題から市民の目を背けるために意図的に建てられたものだと察した。

そのようなことを考えながら、時計台の下から私はこの巨大なビルをぼんやりと眺めていた。 それは夢の一幕であり、そこからまた別の夢に移行していった。次の夢の中では、私は数名の友人たちと共に絵画の品定めを行っていた。

目の前に絵画のカテログがあり、それは物理的なものではなく、デジタルだった。私たちは部屋の中にいて、部屋のフロアに浮かび上がるデジタルカタログを眺めながら、一つ一つの絵の良し悪しについて意見を述べ合っていた。

ある絵画作品が現れた時、一人の友人が声をあげた。 友人A:「あっ、これはXXさんという三歳の天才画家が描いたものだ。それにしてもこの絵画は「降霊系」のものだよね」 友人B:「そうだね、これは本当にあちらの世界から何かを降ろして来た形で描かれた作品だ。おそらくXXさんという画家は、向こうの世界のものをこちらに降ろしてくる媒介的能力を持っているのだと思う」 二人の友人がそのようなやり取りをするのを聞きながら、確かにこの絵が「降霊系」のものだということに私も疑いはなかった。しかし、隣にいた友人がまた別の観点から発言をした。 友人C:「ただこの絵画はあまりにも純朴過ぎやしないか?あちらの世界のものを純粋に表現しているのはわかるが、この作品の持つ力というのが少し弱い気がする」 その友人の発言を聞き、私は改めてこの絵画作品をじっと見つめた。絵画としての第一印象は、まさかこの作品を三歳の子供が描いたとは思えないほどの立派なものであり、その色使いなども実に見事だ。

そこで描かれている木々と、木々に宿っている光り輝く生命が実に巧みに表現されている。ただし、その友人が述べるように、確かに少しばかり純朴にこの世界を表現し過ぎている感も否めなかった。

この作品が最も物議を醸したものであり、この作品については、プロの画家である友人の兄にも意見をもらうことにして、私たちはまた様々な作品を鑑賞することを続けた。フローニンゲン:2018/1/26(金)07:09

No.690: Memo-Creator

Each entry of my diary and each work of my music is kind of a memo.

In that sense, I’m just a “memo-creator (or memo-taker).”

I suppose that it is acceptable or essential in this world for someone to focus on keeping memos.

Editing and examining those memos can be or should be done by someone else.

I’ll continue to devote myself to just keeping memos everyday.

Leaving a tons of memos is my role and responsibility in my life; it is my lifework. Groningen, 15:44, Friday, 1/26/2018

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