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2042. 二つの印象深い夢


新たな週が始まってからの二日目の朝。今日も十分な睡眠を取り、六時半過ぎから今日の活動を開始させた。

昨夜の夢の二つの場面がとても印象に残っている。一つはある無人島を探索するような内容だった。

私はある日本人の知人の方と空を飛びながら一つの無人島に向かっていた。空の様子からすると、どうやら私たちが飛んでいた場所は日本の領土の上空ではないらしい。

どうも欧州のどこかの国の領土の上、しかもそれはアイスランドなどの北部の国のようだった。二人で飛行を続けていると徐々に無人島が姿を現し始めた。

私たちは、この無人島の探索を兼ねて、その土地で少し休暇を取る計画を立てていた。しかし、上空からこの無人島を眺めると、そこにはなかなか足を下ろしてゆっくり休憩できるような場所はなかった。

足の下ろせそうな場所の多くは断崖絶壁であった。気づかない間に私たちの飛行高度が下がってきており、それは身体の疲労の表れであった。

すぐさま着地地点を見つけなければ、このまま波の荒い海に落ちてしまうという危惧があった。そのため、私たちはとりあえず足が下ろせそうな岩陰に着地した。

そこは大人二人がかろうじて立っていられるような場所であり、そんな場所ではゆっくりと休憩などできない。 :「あっちにもう少し足場の良い場所があるようです。もう一度飛んであちらに行きませんか?」 知人:「そうですね、そうしましょう。ただ、私にはもう一度空を飛ぶエネルギーが残っていないようなんです」 :「では私につかまってください。なんとかあっちの場所まで行きましょう。そこでならゆっくりできそうですよ」 知人:「ありがとうございます。ではお言葉に甘えてそうしましょう」 そこから私たち二人は、目を凝らせばなんとか見える浜辺の地点まで再度飛んで向かうことにした。知人が私につかまっているため、通常よりも飛行にエネルギーを要することはわかっていた。

私にもすでに疲労が見えたため、なんとか力を振り絞って、まずはその場からまっすぐ上に身体を浮かせた。だが、なかなか高度が上がらず数メートルほどの高さまでしか上がらなかった。

岩陰から海に向かって二人の身体を前に出すことに一瞬恐怖が伴ったが、恐怖をすかさず振り払い、私たちは再度飛び立った。岩陰から前に飛び出した瞬間に、二人の身体は海面ギリギリまで一度高度が下がったが、なんとか持ち返し、安定した飛行に十分な高度を保つことができ始めた。

すると、私につかまっている知人が声をかけた。 知人:「実は今回の飛行が初めてだったんです」 :「そうだったんですか!それは色々と大変でしたね」 知人:「ええ、飛行に伴う恐怖と飛行の難しさを存分に味わいました」 私はその時になって、知人の方が今回初めて飛行を行ったことを知って少々驚いた。いや、随分と驚いていた。

初回の飛行で無人島に行くというのは諸々の意味で若干無謀であったからだ。

無事に目的の砂浜に到着すると、砂浜の奥には様々な植物が生えている姿が見えた。その中でも、特に鮮やかな色を持つ花々が輝いているように見えた。

私たちはそうした花々の方に向かって歩き出し、そこで休もうとしたところで夢の場面が変わった。

次の夢の場面では、私はクジラになっていた。しかも非常に大きなシロナガスクジラである。

単純に私はクジラになって海を泳いでいたのではなく、そこでは少しばかり奇妙なことが起こっていた。私は友人たちとともに、海岸からそのクジラを眺めていたのである。

つまり、私の意識はこの世界に二つあり、一つは海を優雅に泳いでいるシロナガスクジラの意識のそれと、海岸でそのクジラを眺めている人間としての意識であった。

私はクジラとして海を泳いでいるのに、友人たちにその姿を解説するのが幾分滑稽であった。水しぶきを上げてみると、友人たちが歓声を上げている。

私はしばらくクジラとしての自己と人間としての自己を保っていた。クジラとして優雅に海を泳いでいると、クジラが遠くの海へ向かうにつれて、クジラとしての私の意識は薄らいでいった。

海岸からそのクジラの姿が見えなくなった時、クジラとしての私の意識は消滅し、人間としての意識だけが残った。そしてその瞬間に夢から覚めた。フローニンゲン:2018/1/23(火)07:40 No.677: To be an Eternal Creator

I’ll never be a critic. Instead, I’ll continue to be a creator.

Once people become a critic, they are inclined to stop their creative activities; or at least their creative energy tends to decline dramatically.

Even if I had time to write a critical comment to others’ works, I would not spend my time in that way.

Rather, I would devote myself to create something new by spending that time. Groningen, 19:34, Monday, 1/22/2018

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