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1972. 実家滞在最終日の夢


実家での滞在最終日、今朝はいつもより遅く六時前に起床した。まだ朝日が昇っていない。

今回の一時帰国中は、本当に天気に恵まれた。東京と山口に滞在していたが、どちらの滞在地においても一度も雨に見舞われなかったように思う。

明日からオランダに戻るが、オランダの天気はいかほどだろうか。こちらの最低気温があちらの最高気温ぐらいなのはわかっているが、雪などは積もっていたりしないだろうか。

そんなことを考えながら、再び環境適応をすることに向けて少しばかり心身の準備をする。 昨夜は不思議な夢を見た。夢の中で私は、海と山が同時に眺められるような場所にいた。

砂浜のようであるが、砂浜ではなく、山の中の平地であるかのような場所に私はいた。そこにはテトラポットのような、プラスチック製の大きなゴミ箱が何個も列をなしていた。

そのゴミ箱に近づいてみると、なんとその中から人が飛び出してきた。実際には突然飛び出してきたのではなく、ゴミ箱の中で何かを終え、ゆっくりとした動きでゴミ箱から外へ出てきたのである。

出てきた人が去った後、私はそのゴミ箱に近づいて中を確認してみた。すると、そのゴミ箱の中は、外観からは想像もできないほどに大きなスペースを持っていた。

あるゴミ箱の中には座敷のようなものがあり、別のゴミ箱の中には教室のようなものがあった。私は、座敷のあるゴミ箱の中に入った。

すると、見覚えのある顔が見えた。そこには、小中学校時代の友人が何人もいたのである。

男女半々に合計で10名以上はその場にいたのではないだろうか。そこで彼らは何をしていたのかというと、どうやら様々なクイズをしているようだった。

特に私が関心を引いたのは、ピアノを演奏しながら問いに回答していくクイズである。同学年に何人かピアノを弾ける女子がいて、そのうちの二名がクイズに挑戦していた。

私は二人が問題に回答する様子を眺めながら、その演奏技術の高さに驚かされた。二人のうちの一人が私に声をかけてきて、私も問題に挑戦することになった。

だが、問題の内容を理解することは難しく、その回答を即興的に演奏することはさらに至難の技だった。しばらくクイズに興じた後、私はその場を離れ、ゴミ箱から外に出た。

そこで私は、実家に早く戻る必要性を突然感じた。しかし、自宅に戻ろうとする意思を挫くかのように、突如として雨が降り始めた。

雨の強さは凄まじく、いつの間にか辺りは雨水の海となった。水深で言えば10mほどの雨水が突如として辺りを覆い尽くしたのである。

私は雨水の大海を泳いで実家に戻ろうとした。しかし、そこから実家までの距離は数キロほどあり、泳げない距離ではなかったが、母に電話をして途中の駅に車で迎えに来てもらうことにした。

雨水の大海を泳ぎ、一山超えた地点が母との待ち合わせ場所であった。母と合流するや否や、悲報を聞かされて私はショックを受けた。

車中でその件について母と話をしていると、現実世界で母がコーヒーを入れる音によって目が覚めた。 今日はこれから新幹線の最寄駅である徳山駅に行き、そこから品川を経由して成田に行く。いつもと同じように、成田空港近くのホテル日航成田に宿泊する。

そのホテルのロビーにある行きつけの小さなカフェで夕食を食べる姿を私は想像していた。人間の想像力は目を見張るものがあるが、同時にそれは今を生きることを難しくさせるものでもある。山口県光市:2018/1/5(金)07:04

No.609: Life as Continuous Farewell and Restart

Farewell is a restart and vice versa.

If our life consists of continuous restarts, that means our life is a series of farewell.

At the same time, if our life comprises continuous farewell, that implies our life is a process of continuous restarts.

Our life seems to be constructed by ceaseless farewell and restarts. Groningen, 07:05, Monday, 1/8/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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