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1860. MOOCに関する研究の状況


日曜日が終わり、月曜日を迎えた。早朝の六時に起床し、まずはシャワーを浴びた。

今日は午後の三時半から研究グループでのミーティングがある。そのミーティングに向けて、午前中にもう少し研究内容を練っておきたい。

昨夜の段階で、とりあえず何に着目をして研究を進めていくかの目処が立った。今回の研究はMOOCを対象とし、MOOCのコンテンツと学習者のオンライン上のコメントを分析していく。

MOOCの講義の一つ一つのセンテンスと学習者のコメントの一つ一つを定量化し、かなり大きな時系列データを作る。対象とするMOOCは七週間にわたるものであり、毎週各時系列データがどのようなフラクタル構造を持っているのかを非線形ダイナミクスの手法を用いて解析していく。

そして、学習コンテンツのフラクタル次元と学習者のオンライン上のコメントのフラクタル次元との関係性を見ていく。それに加えて、学習コンテンツのフラクタル次元と毎週の確認テストとのスコアの関係性も見ていく。

そのような内容の研究にこれから着手していく。この研究を進める際に重要なのは、何よりも時系列データを作っていくことであり、それをどのように作っていくかである。

データの定量化に関して、様々な観点と方法があることを知っていたが、今回は非常にシンプルな方法を採用することにした。毎週の講義の一つ一つのセンテンス、そして学習者のコメントの一つ一つのセンテンスに含まれている概念の量に着目して定量化をすることにした。

この時に、単純に概念を拾い上げていくのではなく、そのコース内容に関係のある概念だけを取り上げるという基準を設けていくことにした。それによって、時系列データに意味が追加され、データの解析結果から意味が見出しやすくなる。

今日の研究グループではこのアイデアについて、アドバイザーのミヒャエル・ツショル教授とグループメンバーのハーメンと共にディスカッションをしたい。 今日のミーティングを通じて得られたフィードバックを加味し、そこから研究計画を再度練り上げていく。ここからは、具体的にこの研究をどのように進めていくかというスケジュールを組んでいくことになるだろう。

幸いにもデータの収集や分析は、来年の二月から始まる研究インターンを通じて行うことが可能だと思っている。昨年の段階ですでに、フローニゲン大学のMOOCチームのディレクターと話し合い、そこでインターンを行うことにしていた。

もちろんインターンの最中は他の仕事も任されると思うが、データアナリストとしてインターンを行うことになるため、今回の研究に関するデータ分析を進めていくことができるだろう。

来年の一月中にもう一度ディレクターと話し合い、自分の仕事範囲をある程度定めたいと思う。また、今回の研究テーマと内容を改めて伝え、研究のデータ解析をインターン中に行っていきたいと思う。

このインターンは週に二回あり、期間としては二ヶ月と短いが、インターン中に十分データ解析を終えることができるだろう。今回はデータアナリストとして採用されることになるため、自分の研究以外のデータ解析も積極的に行っていきたいと思う。

また、フローニンゲン大学がどのようにMOOCのコンテンツを制作しているのかにも興味があるため、制作ミーティングを含め、現場に関与する機会を多く設けてもらえるようにディレクターに依頼をする。

MOOCに関する研究は、私がこれまで学んできた非線形ダイナミクスの手法が活用しやすく、それでいてまだほとんどの研究者がそうした手法を活用していない状況にある。

さらには、ダイナミックシステム理論やネットワーク理論の観点を用いた研究を行いやすい分野でもあるため、今後もMOOCに関する研究をゆっくりと育てていきたいと思う。2017/12/4(月)06:58 No.505: Aspiration for the Celestial Sphere Beyond the Sky

I sometimes imagine the sphere beyond the sky.

Winter in Europe is severe, and the sky is often melancholic.

However, I know that the exquisite universe always exists beyond the sky. 21:50, Friday, 12/8/2017

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