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1859. ハーモニーとメロディー


日曜日が静かに終わりに近づいている。書斎の窓の外には闇しか見えないにもかかわらず、窓の外を眺めながら今日を振り返っていた。

今日も学術研究と作曲に打ち込むような一日であった。今朝方、複数の論理形態が持つ固有の音が聞こえるという意識状態にあったが、今はもうそのようなことはない。

意識状態が持つ一時的な特徴は大変奥が深い。特殊な意識状態に参入している最中は、通常の意識状態では全く知覚しえない現象を知覚することができる。

論理形態の放つ音が聞こえるというのもまさにその一例だろう。実際のところは、特殊な意識状態で知覚される現象は多岐にわたり、それらが現れるたびになるべく日記の中に書き留めておくようにしている。

こうした現象は定期的に知覚されているものであり、過去の日記をまた読み返し、どれが特殊な意識状態で知覚された現象だったかをいつか振り返ってみるのも良いかもしれない。 今日は昼食前に作曲実践に時間を充てることができた。まずはメロディーを創出する理論を学び、その技術を高めていくことに集中しているが、面白いメロディーが生まれた時には、どうしてもそれに伴奏をつけ、ハーモニーの中でメロディーを奏でたいという欲求が芽生えてくる。

その時に、ハーモニーに関する理論と技術が一切ない現在の状態はとても嘆かわしい。ハーモニーに関する専門書をイギリスのアマゾンから何冊か先日注文し、その到着を首を長くして待っている。

文章の節々に書き手の文体が滲み出してくるように、作曲における文体はメロディーの中に現れてくるものなのだろうか。当然ながら、ハーモニーに関する理論と技術にも個性が出てくるだろうが、私たちが知覚しやすいのは、メロディーが持つある種の文体だろうか。

もし仮に、曲における文体がメロディーに色濃く滲み出してくるものであれば、なおさらメロディーの創出について深く学ぶ必要があるように思える。今、少しずつ自分なりの文体であるメロディーの創出方法を学んでいる。

今日の実践もその一歩であった。メロディーの創出に関しては、ここからはメロディーの発達方法について理解を深めていきたいと思う。つまり、いくつかの小節を作ったら、それを元にメロディーをどんどん膨らませていく方法を学んでいく。

そのための理論を学び、自らの理論体系を構築していく。どうもメロディーというのは、ダイナミックシステムとしての特徴を持っており、メロディーには内在的に創発特性と自己組織化とでも形容できるような特質を持っている気がしてならない。

メロディーは突発的に生まれるように思えるが——確かに生成の瞬間は突発的であろうが——、メロディーの構成要素の相互作用によってメロディーラインが生み出されていく。

それは自発的な運動であり、自己組織化的な働きであると言っていいだろう。メロディーの創出方法に関する理論化と技術の向上に向けて、メロディーをダイナミックシステムとして捉えて探究を進めていくことは非常に有益だろう。

メロディーに関する探究を行う際には、常にその視点を持ち続けたいと思う。 今日は夕食前に、新しい研究で必要となる論文を七本ほどダウンロードした。今回の研究では、フラクタル分析を行うため、その分析を可能とする数学的手法に関する論文をダウンロードする必要があった。

昨年の研究においても、フラクタル分析を活用するかどうかを最後まで迷っていたこともあり、その時に読んでいた論文がすでに20本ほどある。それらに加えて今日ダウンロードした論文があれば、フラクタル分析に関する文献は十分だと言える。

とりわけ今日ダウンロードした七本の論文は、どれも興味深く、早速明日大学に行き、それら全てを印刷しておきたい。今日は後二時間ほど自由な時間が残っているため、ここから数十分間は明日の研究グループでのミーティングの準備を行い、残りの時間は全て作曲実践に時間を充てたい。2017/12/3(日)20:12 No.504: Rhythmic Segmentation

In my near future, I will analyze rhythmic segments of each piece of piano works that my favorite composers composed.

I sometimes face difficulty in choosing rhythm probably because I may not cultivate my sense of musical rhythms yet.

Flatting pitches for revealing a rhythmic structure would be beneficial to foster my sense of rhythms and to compose more rhythmically rich music. 21:08, Friday, 12/8/2017

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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