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1728. 寒い夜の夢


早朝の七時を迎えたため、カーテンを開けることにした。カーテンを開けると、うっすらと明るくなり始めたフローニンゲンの空がそこに広がっていた。

天気予報によると、今日は昼あたりに小雨が降り、それ以外は曇りとなるようだ。最低気温を確認すると、四度を表示しており、暖房がきかない現在の室内の寒さの理由がわかる。 昨夜は、いくつかのまとまりを持つ印象的な夢を見た。起床から一時間ほど経っているため、それらのうちの少数は忘れてしまったが、憶えている範囲の内容を書き留めておきたい。 夢の中で私は、日本のある大学が推進する一つのプロジェクトに参画していた。それは大学改革のようなものであり、同時に対外的なマーケティングの意味合いも含まれるものだった。

私は大学時代の先輩たちと共に、このプロジェクトに取り組んでいた。関係者の話によると、学内では似たようなプロジェクトがいくつか走っており、私たちが取り組んでいるものは、そのうちの一つのようだった。

プロジェクトが順調に進み、最終成果物が、その大学が発行するパンフレットの形となった。仕事を進めていた部屋の机の上に、出来上がったそのパンフレットが置かれていた。

そのパンフレットを手に取り、中身を眺めていると、私の背後で一人の先輩が一言つぶやいた。 先輩:「自分たちの仕事に対して大きな予算を充ててくれ、このような形で仕事の成果が形になるというのはありがたい限りだ」 :「本当にそうですね」 今回のプロジェクトメンバーの顔ぶれを眺めてみると、全員が日本の外で生活をしたことのある者たちだった。同じ大学を卒業したということのみならず、国外で生活をしたことがあるという事実が、私たちの間の中に妙な絆を生んでいるようだった。

そして、その絆のようなものが、お互いの共通理解を促進し、協働作業をより進めやすくしている要因のように思えた。 大学内の仕事部屋から外に出て、その先輩と一緒にタクシーで自宅に戻ることにした。車内の中では、このプロジェクトに関する話で持ちきりだった。

先輩と会話をしていると、このプロジェクトに参画している一人の後輩から、写真付きのテキストメッセージが届いた。文面は、「朝の10時の世界を久しぶりに見ました」というものだった。

彼は夜中まで働き、昼夜が逆転している生活を送っている。彼が添付した写真を開いてみると、一枚のクラシック音楽のCDの表紙が写し出された。

手取りした写真のせいだろうか、表紙に飾られている演奏者の顔がぼやけてしまっている。どこかで見たことのある演奏者だということは確かだったが、その人物の名前を思い出すことができなかった。

その人物の名前を思い出そうとしていると、夢の場面が変わった。 次の夢の場面では、ある劇場の客席に私は座っていた。この劇場の外見は、歴史を感じさせるヨーロッパの雰囲気を醸し出している。

また、その規模は比較的大きなものだと思う。劇場の中は薄暗く、客席にしばらく座っていると、ステージが灯りで照らされた。

すると、一人の有名な若い女性ピアニストがステージに登場した。ステージの真ん中までくると、客席に向かって深々とお辞儀をした。

すると、そのピアニストは、ピアノ演奏を行うのではなく、英文リーディングの方法について講義を始めた。客席の多くは日本人ではないにもかかわらず、そのピアニストは日本語で英文読解の手法を解説し始めた。

彼女の説明に対して、彼女の支援者は熱心に耳を傾けていた。彼女の説明の中で、一つ興味深く、それでいて理解できなかったのが、テキストの四隅だけを眺めていくという読解方法だった。 女性ピアニスト:「テキストの四隅だけに目を通していけば、自ずとその文章のキーワードが現れてきます。最初の数ページにおけるキーワードは何でしょうか?」 ある聴衆:「Fuji!」 女性ピアニスト:「そうですね、正解です」 一人の聴衆が、テキストの最初の数ページにおけるキーワードを「Fuji」だと叫んだとき、同様の手法で文章を読んだ私には、そのようなキーワードは見えてこなかった。

聴衆たちは、彼女の説明により釘付けとなっていたが、私の関心は徐々に薄れていった。そこで夢から覚めた。

八時前となり、辺りはようやく明るくなってきた。だが、一向に部屋の中の寒さが厳しい。

引き続き湯たんぽを使い、暖かいコーヒーを飲みながら、午前中の仕事に取り掛かることにする。2017/11/2(木)07:49 No.373: Fascination with Writing As I planned in the morning, I finished making the draft of my paper for a conference.

Since the amount was only four pages including references, it was a little bit challenging for me to make such a succinct paper.

Yet, I could incorporate a key message and a couple of major findings in the short paper. I sent it to my supervisor.

While I was writing the draft, I realized that I was deeply fond of writing.

Whether writing styles are academic or not does not matter. I am fascinated by writing itself.

I renewed my determination to keep writing academic articles and personal journals everyday. 15:03, Sunday, 11/12/2017

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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