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1713. 絶景の中の絶景


早朝の目覚めと共に、今日からサマータイムが終了したのだという考えが浮かんだ。人間が産み出したサマータイムという概念の有無は、早朝の闇に何も影響を与えていないかのようだった。

今日も静かな始まりがそこにあり、確かな始まりがそこにある。昨日の暴風とは打って変わり、今日は穏やかな朝を迎えている。

遠くの方で小鳥が鳴く声が聞こえる。その声が、風に揺られることもなく、まっすぐに自分の耳に届く。

小鳥の鳴き声は、むしろ風のような音の渦を生み出しているかのように思える。それぐらい、今日は風もなく穏やかな朝なのだ。

ただし、早朝の闇は濃く深い。この濃く深い闇とも随分と近しくなっているように思えるから不思議だ。

おそらくこうした濃く深い闇は、自分にとってもはや不可欠のものなのだろう。濃く深い闇があるからこそ、自分は毎日を充実した形で過ごすことができているとすら思う。

闇の恩恵。絶対的な闇に包まれることによる究極的な安堵感を味わったことがあるだろうか。私は、毎晩毎朝それを経験している。朝と夜の二つの闇が、一つの光を抱擁している。 昨夜の夢について少しばかり書き留めておきたい。昨夜は夢の中で、大きな滝を目撃した。

それは、この地上にある最も大きな滝のようであり、その景観は圧巻であった。ちょうど私が立っていた地点からは、断崖から滝の水が落ちる場所を眺めることができる。

横幅の広い滝の水が、勢いよく真下に向かって流れ落ちている。おそらく、轟音と共に滝の水が流れているのだと思うが、不思議とその音は聞こえない。

無音の世界の中で、太い大量の水が真下に流れ、下の滝にぶつかる箇所で白い泡を生み出している。私は、その光景を静かに眺めていた。

すると、横から一人の女性が声をかけてきた。声をかけてきたのは、白人の中年女性であり、オランダ人か米国人だと思う。彼女の英語は、目の前に見える滝のように美しかった。 女性:「滝の水が落ちた箇所の下に、実はまた違う絶景が広がっているんです」 :「えっ、あの白い泡の下にですか?」 女性:「ええ、そうです」 「どのような絶景が広がっているんですか?」 女性:「このような絶景です」 女性がそのように述べた瞬間に、自分の心の眼の中に、白い泡の下に広がる絶景が突如として広がった。滝の流れが激しくぶつかる水面とは打って変わり、そこに広がっている世界は、平穏に満ちた世界だった。

そこはサンゴ礁のような生き物たちで溢れ、それらの輝きだけがそこにあった。最初私は、その輝きが財宝か何かだと勘違いをした。

それぐらいに美しい輝きが、水面下の世界に広がっていたのである。しばらくその光景に見入った後、私はその女性にお礼を述べた。すると、女性がまた一言添えた。 女性:「そういえば、これからプレゼンをされるのですよね?楽しみにしています」 その言葉を聞いた時、私はこれから、この近くの建物の中でプレゼンをすることになっていたことを思い出した。私は、大きな滝を背にしながら、プレゼン会場に向かってゆっくりと歩き出した。

何度も滝の方を振り返り、滝の雄大さを目に焼き付けていた。滝の雄大さが目に焼き付けば焼き付くほど、水面下の平穏世界の絶景もまた、自分の心の眼に焼き付くようだった。2017/10/30(月)06:49

No.358: Sunny Day I stopped by the university to print out some articles for a course that will start next week.

The sky was clear, and the sunshine shed on the ground very gently. Fortunately, tomorrow will also be sunny, so I will go running before lunch tomorrow.

Since an exam is coming on Thursday, I will embark on the final preparation for it.

More concretely, I will write down the summaries of two text books, which I already made last week.

Writing by hand activates my brain and enables me to engage in active learning. It will take four to five hours to finish today’s task. 13:25, Monday, 11/6/2017

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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