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1586. 不思議な力


昨夜の夢について書き留めたところで、顔を上げて書斎の窓の向こうを見ると、まだ辺りは闇に包まれていた。九月に入ってから寒い日が続き、特に先々週は異常なほどに寒く、暖房をつけ、就寝中には湯たんぽを使っていた。

しかし、打って変わって、数日前辺りから再び暖かい気候となり、今週は比較的暖かい日が続くようだ。今朝も寒さを感じることはなく、このぐらいの気温であれば、今日の午前中にキャンパスに向かう時は、何か上に軽いものを羽織るぐらいで良さそうに思う。

ただし、こうした暖かさが長く続くとは思えず、来週から再来週あたりに再び気候が変化し、そこからは一気に冬に向かっていくような予感がする。いずれにせよ、今は季節の変わり目の真っ只中にいるようだ。 昨夜の夢について書き終えたと思った矢先、その夢の続きが思い出された。以前から所属しているという強い感覚を引き起こすドイツの大学にて、入学に関する面接を受けていた夢である。

その夢の続きのイメージがまだ自分の内側に感覚として残っている。入学許可を得た後、私はその大学を一旦後にし、どこか別の場所に向かっているようだった。

大学の門を出た瞬間に、先ほどまではドイツにいたはずなのに、大学の門の外は韓国であることに気づいた。私はまだ一度も韓国を訪れたことがないのだが、それでもこの場所が韓国だということがわかった。

というのも、辺りの景色のみならず、キャンパス通りが韓国人で溢れ返っていたからである。キャンパス通りに沿って歩いていると、港に到着した。

そこは船を待つ人でごった返しており、船を使って向こうの大陸に行くまでに随分と時間がかかりそうだと予想された。そこで私は空を飛んで向こうの大陸に行こうと思ったが、その思いを抱いた瞬間に、背後にいた大学生らしき二人の韓国人の女性が、それはあまり良くない方法だということを述べ始めた。

二人のうち、一人の女性が遠方の空を指差したのでそちらの方を見ると、どす黒い雲が渦巻いており、雲の中心部には雷が発生している姿を見てとることができた。空を飛んで移動する場合、その雲の中を通り抜けなければならず、それは大変危険であることがわかった。

親切にも、二人の韓国人の女性は、船のチケットを素早く購入できる場所を示し、それほど並ばなくても船に乗れる方法を教えてくれた。無事にチケットを購入し、船の出発時間まではまだ時間があったので、私はその辺りを観光することにした。

海沿いの道を歩いていると、砂浜の一角にフットサル場があることを発見した。近寄ってみると、これから試合を行うようであったが、何やら片方のチームのメンバーが一人足りないようだった。

船の出発まではまだ時間があったため、私は助っ人としてその試合に参加することにした。コートの上には、国籍がバラバラな男女が10名ほどいた。

コート上にいた全ての人間は、フットサルの経験者であることがすぐにわかり、面白い試合になりそうだと思った。すぐに理解した範囲で言えば、私のチームにはドイツ人の女性とフィリピン人の男性がいた。

私は助っ人として突然参加するということもあり、チームのメンバーの特徴や戦い方などを把握するために、最初はゴールキーパーのポジションからチーム全体を後ろから捉えるようにした。

だが、どちらのチームも得点を奪えない時間が続いたことに痺れを切らし、私はゴールキーパーのポジションでありながらも、コートの真ん中まで上がり、攻撃の組み立てに参加をし始めた。

しかし、味方にパスを回す組み立てにも痺れを切らした私は、相手の陣内までドリブルで入り込んでいき、シュートを打とうしたが、結局シュートを打つことができず、ゴールラインを割った。

すぐさま相手チームからの逆襲を食らい、急いで自陣のゴール前に戻り、なんとか相手のシュートを防いだが、コーナーキックとなった。コーナーキックの際に、相手チームにも一人フィリピン人がおり、その人物がコーナーキックを蹴るようだった。

そして、彼のキックのコースを限定するために、私のチームにいるフィリピン人がキックをしようとする彼の目の前に立っていた。しかし、相手のフィリピン人がなかなかコーナーキックを蹴らない。

フットサルのルールとして、キックインは4秒以内に行わなければならないのだが、それをはるかに上回る時間が過ぎた。そこで私は、なぜだか4秒ではなく、5から1に向かって大きな声でカウントダウンを始めた。

結局、0になってもキックインがなされることはなく、私は違反を訴えた。すると、相手チームのフィリピン人のみならず、こちらのチームのフィリピン人までもが怪訝な表情を浮かべ、「そんなルールなどない。それは日本独自のルールだ」と主張して譲らなかった。

何かハッとさせられるようなものがあり、試合開始からずっと自分の内側にあった興奮が冷めていき、そこで試合が静かに終わった。試合後、会場を後にし、海岸でしばらく休憩をしていた。

砂浜に腰掛けながら、ぼんやりと海と空を眺めていた。相変わらず、遠方の空にどす黒い雲が漂っている。

すると私は、自分が自由自在に天候を変えることのできる力を持っていることに気づいた。その力を察してか、私の後ろにいた知人であるような知人でないような二、三人の人物が、この天候を変えて欲しいとお願いをしてきた。

私はその依頼を受け、海と空の方向を見ながら、ルービックキューブを回すように手を動かし始めた。するとその動きに合わせて、天候が見る見るうちに変わっていった。

その様子を見た後ろの人たちは、驚きの声を上げ、天候が好転したことに対して私に感謝の気持ちを伝えた。その言葉を受けた後、私は天候だけではなく、この物理的現実世界すらも変化させることのできる力を持っていることに気づいた。

そして、今天候を変えたのと同じように、ルービックキューブを回すような手の形をした瞬間、夢から覚めた。

視界に広がっていた闇が消え去り、その代わりに薄白い霧が辺りを包んでいる。昨日のような幻想さはなく、何か重厚さを感じさせるような霧の世界がそこにあった。2017/9/25(月)07:20

No.231: Doings and Being Today quickly passed by as yesterday did.

I was engaging in my ongoing consulting projects and tackling the assignments for the courses I am taking in this semester.

Many doings impelled me to forget the sense of time. However, I should be careful with not being caught up in a number of doings.

If I engage in many doings, I must maintain my being in every moment. 19:27, Tuesday, 9/26/2017

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