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1345. 小鳥のさえずりの䞭で


うっすらずした柔らかい雲ずそこから透けお芋える青空。今日は晎れのようだ。

起床盎埌、身䜓の調子が良いこずに気づく。肉䜓的な身䜓の各噚官の機胜がしっかりしおいるずいうだけではなく、身䜓党䜓を駆け巡る゚ネルギヌの調子がいいのだ。

昚倜は、䞀日を締めくくる前に、今日ずいう明日に向かっお畳み掛けるように文章を曞いおいたように思う。それがあっおの今日。

昚日の様々な気づきを匕き継いで、初めお今日ずいう䞀日を歩いおいけるずいう実感。昚日に気づきがあったずいう実感があり、今日もたた新たな気づきがあるだろずいう実感がある。

気づきがあったずいう過去ず気づきがあるだろうずいう未来ず、䞡者を絶えず実感する珟圚の䞭で生きるこず。そのような日々に察しお、これ以䞊望むこずのできない充実感ずたたらない幞犏感を芚える。

そしお、この充実感ず幞犏感はずおも質玠な感情であるこずに気づく。それらはずおも慎たしいのだ。あたりにも密床が濃いがゆえに、それらの充満する感情の䞭で、私は静かにならざるをえない。

この充実感ず幞犏感の衚面は爆発的な感情゚ネルギヌで芆われおいるが、その栞にあるものは静寂である。その静寂さが倧倉慎たしいもののように感じるのだ。

小鳥たちがい぀もより勢いのある鳎き声を奏でおいる。ずっず聞いおいたくなる、そんなさえずりだ。

曞斎を流れるバッハの音楜よりも矎しい音色を奏でおいたので、居おもたっおも居られなくなり、小鳥の鳎き声が聞こえる寝宀の窓に向かった。フロヌニンゲンの枅柄な朝の䞖界を、小鳥の鳎き声が包む。

決しお逆ではない。この街の䞭に小鳥の鳎き声があるのではなく、小鳥の鳎き声の䞭にこの街がある。私は、この街に響き枡る矎しい音色にただただ聞き入っおいた。 今日は早朝に、毎朝の習慣である、カントの “Critique of Pure Reason”を音読する。その埌、ダむナミックシステム理論の方法論的な論文を四本ほど読む。

倏季䌑暇も䞀ヶ月が過ぎたずころで、改めお曞斎の机の䞊を眺めおみるず、論文の山の䞀぀が消えた。それらの四本の論文を読み終えるこずをもっおしお、机の䞀角を占めおいた論文の小高い山が消えるこずになる。

論文の山が消えるごずに、私の内偎には䞀぀の山が出来䞊がっおいく。そんな感芚がある。

それらの論文を読み終えたら、サむバネティクスの創始者であるノヌバヌト・りィヌナヌの “The Human Use of Human Beings (1950)”に取り掛かる。本曞は200ペヌゞ匱なので、本日䞭に読み終えるこずができるのではないかず思う。

ずおも心の螊る䞀日の始たりに、感謝の念しかない。2017/7/25火

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