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1133. 敬意を払う同年代の哲学者と共に


今朝目覚めた瞬間に、昨夜の夢を書き留めておきたいという強い思いが湧き上がった。起床直後に身体を動かした後、その次に行う朝の習慣的な実践に入る前に、昨夜の夢を書き留めることにした。

昨夜は夢の中で、私が同世代の中で最も敬意を払っている米国人のある哲学者のテーィチングアシスタントのような役割を務めていた。その哲学者は私と五つぐらいしか歳が離れていないため、非常に親しみやすい一方で、両者の間の知性があまりにも離れていることを実感するため、私はいつも敬意を払いながら彼と接している。

今回は、その哲学者と私とで人間の発達に関するオンライン講座を開講することになった。それは一連の講義ではないため、オンラインセミナーと呼んだ方がいいかもしれない。

参加者は基本的に米国人ばかりであった。その哲学者と私は、大学の一つの建物の一室の中にいた。

その部屋にはそれ以外の人物の姿は見えず、セミナーの参加者はオンライン上にいた。セミナーの開始前に、私はその建物内にある給湯室のような場所に飲み物を取りに行こうとした。 :「水かコーヒーいる?」 その哲学者:「ありがとう。水でお願い」 その哲学者から返事を受けた後、私は給湯室に向かった。給湯室に近づいていくと、その横の部屋で何やら講義が始まるようだった。

私たちのオンラインセミナーの開始まで少し時間があったため、その部屋にいた人たちに何の講義が行われるのか尋ねてみた。何やら経営学に関する講義が行われるらしい。

確かに、その部屋にいた者たちの雰囲気は、経験豊富なビジネスパーソンであることを匂わせていた。すると、同い年ぐらいの長身の韓国人が私に話しかけてきた。

お互いに少しばかり言葉を交わしたところで私は部屋を出ようとすると、その韓国人は私と名刺交換をしたいと述べた。あいにくその時に私は名刺を持っていなかったため、彼の名刺だけを受け取った。

てっきり、その韓国人も同じ大学に所属していると思い込んでいたのだが、名刺を見ると、どうやら経営者であることがわかった。その韓国人と私は笑顔で別れの挨拶を交わした。

その後、私はその部屋の横にある給湯室に入った。そこには一人の女性が飲み物を準備していた。

簡単に挨拶を交わし、私も飲み物を準備しようと思っていた矢先、哲学者の注文とは異なり、コーヒーを紙コップに注いでしまった。注がれたコーヒーを眺めながら、もったいないと知りながらもそれを流しに捨てることにした。

そして、私は冷蔵庫から天然水を取り出し、別の紙コップに彼の注文通りの水を注いだ。その瞬間、自分が飲もうとしていたのはコーヒーであったため、先ほどのコーヒーを捨てる必要などなかったことに気づいた。

日常生活において、こうしたミスは日常茶飯事であるため、時に気にかけることもなく、私は再びオンラインセミナーを開催する部屋に戻ることにした。 部屋に戻ると、すでにオンラインセミナーが開始しているようだった。その哲学者が参加者に簡単な挨拶をし、まずは参加者から人間発達に関する質問を受け付けているようだった。

セミナーが開始したのはいいものの、彼もまだ準備が整っていなかったようであり、参加者の質問を聞きながらマイクやヘッドフォンをいじっていた。私は持ってきた水を彼の手元に置き、参加者の質問に耳を傾けていた。

音声が明瞭ではなく、その人物の英語が極めて早かったため、聞き取れない箇所がいくつかあった。しかしその哲学者は、何の問題もないかのように質問を理解し、マイクやヘッドフォンをいじりながらその質問に回答をしていた。

そして、彼は持参したスーツケースに手を伸ばし、その中から木箱を取り出した。木箱を開けるのに苦戦しているようだったので、代わりに私がそれを開けることにした。

すると、中からチェスボードが現れ、同時に、見たこともないような小ささの将棋の駒がたくさん木箱に入っていた。それらを何に使うのか不思議に思った瞬間に、夢から覚めた。

夢の中で登場したある哲学者とは、ザカリー・スタインのことである。今から七年前にザックの仕事と出会って以降、私は彼から大きな刺激を常に受けてきた。

四年前にカート・フィッシャーの研究室を訪れるためにハーバード大学に立ち寄る機会があり、当時ハーバードの博士課程に在籍していたザックに連絡を取ったところ、彼はマサチューセッツの郊外に住んでいるため、結局その時には会って話をすることができなかった。

それ以降も直接会って話をする機会に恵まれず、同じレクティカという組織に所属しながらも、メールで何回かやりとりをするぐらいであった。そのような関係にあるザックと夢の中でオンラインセミナーを一緒に開催していたのは少し不思議な思いである。

そうした思いに包まれながら、夢の最後の場面で現れたチェスボードは、私が現在探究しているフィールドを暗示し、豆粒のような将棋の駒は自分ではないかと思った。2017/6/4

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