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10962-10966: フローニンゲンからの便り 2023年9月25日(月)



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タイトル一覧

10962. 今朝方の夢

10963. 今朝方の夢の続き/綺麗な空気の大切さ

10964. パンドラの箱/比較宗教学的なサイケデリクス研究

10965. 敷地内の食べられる植物たちに感謝しながら

10966. 環境に適応した心身に対してエクササイズを適応させていくことの大切さを学んだトレーニング


10962. 今朝方の夢


時刻は間も無く午前7時を迎える。辺りが少しずつ明るくなってきており、遠くの空に朝焼けの筋が見える。今の気温は12度で、室温があと0.5度下がれば今日もまた自動で暖房が入る。10月を目前にして、やはり随分と冷えてきたと実感する。今日の天気は良いようなので、午後にジムに行く際には気持ち良くジムに迎えるだろう。


いつものように今朝方の夢について振り返っている。夢の中で私は、高校の修学旅行に参加していた。場所はおそらく日本のどこかのスキーリゾートだったが、季節は冬ではなかったので、雪は積もっていなかった。むしろ涼しさを楽しめるような気候の中での修学旅行だった。男女が混ざり合う形でいくつかのグループが割り振られ、グループで行動を共にしていた。そんな中、どういうわけか私たちのグループには、教育実習中の若い2人の女性が加わっていた。2人はまだ若く、高校生の心を失っていないような年齢だったので、グループにうまく溶け込んで、とても楽しんでいた。私は、2人のうちの1人の女性とはどこかで会ったような気がしていたので、自然と親近感を覚えていた。また、話をしてみても、話が合うことからも、自然とその女性とよく会話をしていた。


グループでの行動を終えた後、今度は学年全体が一堂に会してサッカーの練習をすることになった。どういうわけか私が学年全体にいくつかのプレーの手本を見せることになった。手始めに、ゴールキーパカラのキックを走りながらアウトサイドでトラップしてそのままドリブルに持っていくというプレーをまず見せた。その時に、トラップがピタリと自分の足に吸い付き、尚且つ次のドリブルに持っていくための見事な場所にボールを運んだので、学年全体から拍手が起こった。拍手を浴びて気分が良くなった私は、そこからもいくつかのプレーの手本を示した。


サッカーの練習がひと段落すると、ある女子生徒が成績表を私に見せてきた。彼女の成績は総合的にとても良く、中でも国語が4点満点中の4.0だった。一方、自分の成績は4.0はないものの、軒並み全ての成績が良かった。今朝方はそのような夢を見ていた。フローニンゲン:2023/9/25(月)07:04


10963. 今朝方の夢の続き/綺麗な空気の大切さ


そう言えば今朝方の夢の中で、別の大学に通っている大学時代の友人のブログを眺めていた場面があった。そこでは主に読書記録が記されていて、彼の観点はユニークだったのでこれまで楽しく読んでいた。ところが最近の彼の観点はどうも固着してしまっていて、引き続きユニークではあるものの、あまり面白さを感じられなくなったので、彼のブログを読むことはやめようと思った。そのような場面があったことをふと思い出した。


午前中の研究活動も順調に進んでいる。今は、デイヴィッド·チャマーズが編集を務めているオックスフォード大学出版からされた心の哲学の分厚い論文集を読み進めている。驚いたことに、合計で79本もの論文が収録されていて、相当に読み応えがあるが、逆に言えばこの書籍の内容を押さえることができたら、心の哲学に関する理解はかなり網羅的なものになるだろうと思われる。この書籍を読み終えたら、そこからは再びサイケデリクスに関する学術書を旺盛に読み進めていく予定だ。


カンナビスにせよ、DMTにせよ、それらは胃からよりも肺から摂取した方が脳への効果が現れる時間が早く、そして効力も強い。そうしたことを考えてみると、脳と近い場所にある肺に何を取り入れるのかは脳の働きに大きく左右するのではないかと思わされる。であれば、日常においては空気の綺麗な場所で生活するというのは、脳を健康に保つための重要な要素になってくるのではないかと思う。空気汚染は世界の様々な場所で問題になっており、この問題の解決に向けて取り組んでいくことは公衆衛生上重要なのではないかと思う。そのようなことを昨日考えていた。フローニンゲンは幸いにも比較的緑が豊かで、大きな公園もあり、空気は綺麗な方かと思う。しかし、将来的にはより自然が感じられる場所かつ空気の綺麗な場所で生活を営みたいという思いがある。綺麗な空気を日々取り入れることが健康上かなり大きな役割を果たすだろう。私たちは呼吸を通じて生きているのであるし、呼吸が意識と脳の質を左右するのだから。フローニンゲン:2023/9/25(月)08:31


10964. パンドラの箱/比較宗教学的なサイケデリクス研究


今自分の中で、パンドラの箱を開けてしまったという感覚がある。それは決して否定的ものではなく、むしろひどく肯定的なものである。サイケデリクスというパンドラの箱。それを開けたことによって、自分の研究活動と実践活動の双方が新たな大きなうねりを伴って進行している。サイケデリクスを通じて開示されるもの。それはまさにケン·ウィルバーが述べているように4象限的に実に様々なことが開示される。人間の意識や脳然り、文化然り、法規制然り、実に多様な事柄が一気に押し寄せてくるかのように自分の関心空間に流れて来ている。このパンドラの箱とどのように向き合っていき、どのような成果を社会にもたらすか。それは自分の心の持ち用と日々の絶え間ない学習と実践にかかっている。そのようなことを思う。


ある程度ランダムな被験者に対してサイケデリクスがもたらす内的体験の質的研究が進んだら、今度は比較宗教的な研究をしてみたいと思う。これまでの経験上、その人がどのような宗教文化の中で育ってきたのか、そしてどの宗教を信じているのかがサイケデリクス体験の内容に差異をもたらす可能性があり、それについての研究をしたい。世界の主要な宗教に所属している被験者を1つのグループにしてサイケデリクスを提供するのか、あるいは1人1人個別に調査していくのか、実験のセッティングについては今後詰めていけばいい。グループで提供する場合にはそこで1つの集合意識が形成されるため、個別の純粋な体験を抽出するのであれば、1人1人個別に調査していくのがいいだろう。いずれにせよ、サイケデリクス体験の内容そのものが、その人が信奉する宗教によって何かしらの影響を受けるであろうというのは、まさに左下の宗教文化が左上の個人の意識に影響を与えるという関係性から導き出せる仮説であり、それでは具体的にどのような体験内容の差異となって現れてくるのかをつぶさに調査してみたい。こうした研究もまたHDSの研究センターで実施できるであろうから、是非ともこの研究も実現させたいものである。フローニンゲン:2023/9/25(月)09:27


10965. 敷地内の食べられる植物たちに感謝しながら


時刻は午後1時半を迎えようとしている。今、とても穏やかな午後の空を眺めながらこの日記を書いている。この日記を書き終えたら仮眠を取り、そこから少し読書をしてからジムに行って体を動かしてこようと思う。今日は確かに気温は低いが、とても清々しい天気なのでジムの行き帰りは気持ちが良いだろう。


正午前にオーナーのフレディさんがやって来て、洗濯機がある部屋の裏からソーラーパネルを取り付ける工事をしてくれた。これは先週に約束をしていて、今週の前半のどこかにうちに来るとのことだったが、早速月曜日の今日にそれを行ってくれた。ソーラーパネルの取り付けを含め、何でも全てやってしまうところがフレディさんの凄さである。


工事が落ち着いたところでペイトラさんもやって来て、自宅の2階から外の車庫の上の様子を写真で撮影したいとのことだった。それを快諾してペイトラさんが2階にやって来ると、緑化された車庫の上の様子を見るよりも先に、2階の書籍の山を見て驚いていた。ペイトラさんは笑いながら、珍しいものを見るかのようにして写真をおもむろに撮影した。もちろんその撮影も許可をしたのだが、普段こうして書籍の山に囲まれて生活していると、特段それがおかしなものに思えないことを自分でも面白く思った。


緑化された車庫の上にはピンク色や白色の小さく綺麗な花が咲いており、いつもそれを眺めて癒されている。ちょうど書斎の机の向こう側に大きな縦長の窓があり、そこから緑化された車庫の上が見える。写真撮影を終えた後、ガーデンの近くに生えているクルミの木から実が落ち始めたとのことで、それをフレディさんとペイトラさんが見せてくれ、その場で実を拾い上げて実を割って、食べさせてくれた。するとその味が実に美味しく、まさにそれはオーガニックのものなので、近所のオーガニックスーパーで昔買っていたクルミの味と瓜二つであった。もしかしたら自分の家の敷地内で取れたものなので、市販のものよりも美味しく感じられたと言えるかもしれない。いずれにせよ、せっかくなので6つぐらい大きな実を持って帰って来て、今、日光で乾燥させている。別にさほど乾燥させずとても、実を割ればいつものクルミの味がするので問題はないのだが。クルミを食べながら、リスのような気持ちになりつつ、健康に良いクルミがこうして敷地内に自然に生えていて、それを自由に食べられることの有り難さを思う。敷地内にはクルミ以外にも、ベリーの木があって、それは以前サハルと息子のフィンと一緒に少し食べてみた。それも美味しかった。さらにはリンゴの木もあって、木から落ちた実は食べたことがないが、ペイトラさん曰く、落ちる前に収穫すれば美味しく食べられるとのことだった。季節に合わせて食べられる植物に囲まれながら、ここから秋を感じ、冬を楽しめればと思う。フローニンゲン:2023/9/25(月)13:32


10966. 環境に適応した心身に対してエクササイズを適応させていくことの大切さを学んだトレーニング


時刻は午後5時を迎えようとしている。今、穏やかな夕方の空を眺めている。雲が全くなく、快晴の夕方の空は見事である。今日は1日を通して良い天気であり、先ほどジムから帰って来たのだがジムの行き帰りはとても気持ちが良かった。帰りに関して言えば、今日は結局最高気温が20度まで上がったので半袖で帰ることができた。


今日のトレーニングを振り返ってみると、季節の変わり目による理由なのか、普段よりも身体のキレがなかった。ここ数日でめっきり寒くなったので、身体がその適応に迫られ、そちらにエネルギーを使っているようなのだ。自分の身体の状態を観察しながら、今日はあまり無理をしない形でトレーニングをした。それでも1時間半ほどの時間を取って鍛えることができたので、十分と言えば十分だが。


身体のキレがいつもと違うと感じたのは、反復横跳びのような細かな運動や持久力を鍛える運動をしている時に特に感じた。また器具を用いるトレーニングに関しても、いつもよりも若干重さを下げる必要があるなど、随所に気候の適応による身体の状態の影響を見た。興味深いもので、気候への適応等を含め、身体は毎日同じではあり得ない。日々違う身体がそこにあるという認識を持つことは筋力トレーニングをおいて重要であろうし、筋力トレーニングを超えて重要になるだろう。異なる身体がそこにあるということは、異なる意識がそこにあるということである。今後も心身の状態をつぶさに観察しながら、その時々の状態に適したエクササイズを行っていこうと思う。環境に適応した心身に対してエクササイズを適応させていくことの大切さを学んだトレーニングだった。フローニンゲン:2023/9/25(月)16:59

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