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10647-10650: フローニンゲンからの便り 2023年7月26日(水)



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成人発達コラボラジオ」を2023年7月14日より始めました。

タイトル一覧

10647. 今朝方の夢

10648. AIを用いた公共政策の策定/神秘思想のアップデート

10649. 今朝方の夢の続き

10650. 体を動かす喜びに包まれて


10647. 今朝方の夢


時刻は午前7時を迎えた。今朝方も足元から冷えていて、長袖·長ズボンの出で立ちであり、靴下を吐く必要があるほどだ。外気は12度で、空には所々に雲があるが、今は朝日を拝むことができる。日中の最高気温も18度までしか上がらないようなので、今日もひんやりとした1日になるだろう。天気予報を見ると、ここから1週間は少なくとも今日とほぼ同じぐらいの最高気温·最低気温である。自分としては暑さにうなだれることがないこの環境は大変好ましく、こうした涼しげな環境のおかげで自分の取り組みを前に進めることができている。8月もできるだけこのように涼しい日々であることを願う。


今朝方は2つほど夢を見ていたと思うのだが、そのうちの1つが思い出せない。もう片方の夢を書き留めていけば、そちらの夢を思い出すだろうか。


夢の中で私は、見慣れない外国の港町のギャラリーにいた。その町は静かで落ち着いており、とても好感が持てた。ギャラリーの中では、知人のアーティストの他に、もう2人ほど女性のアーティストがいた。私たちは全員歳が同じぐらいだったので話も合い、楽しい時間を過ごしていた。知人のアーティストがどこかに買い物に出かけ、そこから帰ってくると、白い着物を着ていて驚いた。ところがどういうわけは彼女は気落ちしているようで、私は彼女を労わる意味で背中をさすった。そう言えば先ほどもやってきた2人の友人の背中をさすったことを思い出し、自分はどうやら人を労わる際には背中をさする癖があるようだと気づいた。背中をさすられた知人は人に背中をさすられるのが嫌だったらしく、不機嫌な表情を浮かべていた。それがギャラリーの雰囲気を壊していて、私はどうにかしようと思った。他の2人のアーティストも彼女の不機嫌そうな態度には困っていたので、私は仕方なく、彼女にギャラリーから出て行ってもらうように言い渡した。このギャラリーの人気は彼女が支えていたこともあったので、それは言い出しずらかったが、彼女の態度が改善しないのであればそれは仕方ないと思った。すると、彼女は静かに荷物をまとめ、ギャラリーの入り口から外に出て行った。残った私たち3人は、なんとも言えないような気持ちになったが、ここから3人でギャラリーを盛り上げていこうとお互いに誓ったところで夢の場面が変わった。フローニンゲン:2023/7/26(水)07:27


10648. AIを用いた公共政策の策定/神秘思想のアップデート


空が曇ってきて、小雨が降ってきそうな雰囲気を発している。鳩や小鳥たちが思い思いに鳴き声を上げている。


昨夜、AIを使ってどうやって公共政策を作れるのか気になったのでそのプロセスを調べていた。すると、ボストン·コンサルティング·グループがわかりやすい記事を執筆していたのでそれをまず読んだ。その後、さらに調査を進めたところ、OECDが“Hello, World! Artificial Intelligence and its Use in the Public Sector”という200ページ弱のワーキングペーパーを発行していたので、そのPDFをダウンロードした。これについてはまた後ほど読み進めたいと思う。公共政策を作るにあたっては問題の特定のフェーズから、データを収集し、データを解析し、具体的な公共政策を作って導入後の評価のフェーズがある。それらのいずれのフェーズにおいてもAIは大きな貢献を果たしてくれる。そもそも問題の特定化のフェーズも複雑性が高まっているし、データ量も多く、その解析も難解であるゆえに、今後AIをどのように公共政策の策定の場面で有効活用されるかは真剣に検討されるべきだろうし、実際に実験的にどんどんとAIを活用していくことが必要だろう。OECDのワーキングペーパーの最後にはいくつかの国の事例を取り上げたケーススタディが複数紹介されていて、それらを見る限り、もう実際にAIを公共政策の策定に活かしている国がいくつもあることがわかる。さて日本はどうなのだろうか。この動きにちゃんとついていけているのだろうかと心配になる。


そこからは、神道の神秘思想について改めて考えていた。ちょうど今朝方に、ハーバード大学の神学大学院のポッドキャストを聴いていて、その中でユダヤ教神学におけるサイコアクティブな物質の取り扱いと神秘思想が取り上げられていて、その内容を聴きながら、それを神道の文脈において考えていた。今後ますますサイクアクティブな物質の研究が進み、テクノロジーが進展を遂げていくと、おそらく各宗教の神秘思想はアップデートを迫られるのではないかと思う。現代の文脈における新たな神秘思想が立ち現れるのもおかしなことではないし、むしろ科学やテクノロジーと宗教が手を取り合って進化していこうとするのであれば当然の動きなのではないかと思う。依然として、AI、サイケデリクス、公共政策、神道は自分の関心の大きな柱になっている。それら全てではなくてもいいので、それぞれを架橋させるような研究や実践に従事したいという思いが募る。フローニンゲン:2023/7/26(水)08:15


10649. 今朝方の夢の続き


時刻は午前9時半を迎えた。あと30分ほどしたら、ヒューマンポテンシャルラボさん後援の下、毎月1回行っているテクノロジーと人間発達に関する対談会を行う。その前に今朝方の夢の続きを振り返っておきたい。


夢の中で私は、子供と大人の世界が混じる世界の中にいた。その世界は非合理的な側面と合理的な側面が混ざっていて、色々と面白いことが起こっていた。私はその世界を探索する者であるのと同時に、その世界を観察する者でもあった。


この夢の他には、ある組織開発コンサルタントの知人が出てくる場面があった。その方と数名の知人と一緒に、私はリトリート合宿を行っていて、夜まで楽しく様々な話をしていた。就寝後、深夜に突然誰かに背中を軽く叩かれ、目覚めた。すると、その知人の方が私の背中を叩いていたことに気づき、その方は突然私に成人発達理論と私の人生を絡めた質問をしてきた。深夜に突然そのような質問をされて私は戸惑い、正直なところ翌朝にして欲しかったと思った。とは言え邪険に扱うわけにはいかないと寝ぼけながらも思ったので、とりあえず一言で回答し、さらに詳しくは翌朝話をすると述べて再び布団をかぶった。


翌朝、大学時代のサークルの先輩が、深夜私を起こした知人の方が少し面倒臭いという話を私にしてきた。昨夜の出来事を振り返ると、確かにそうかもしれないなと私も思った。どうやらその知人の方は先輩にもしつこく質問をしてきたそうである。


朝食を食べ終える頃に、その知人の方がまた私に近づいてきて昨夜の質問の続きをしてきた。しつこい質問が続くとさすがに面倒に感じられたので、私は外の空気を吸いに行くと述べてその場を立って、そこから宙に浮かび、緑の多い公園に向かって飛び立った。公園は森のように木々が生い茂っていて、そこでしばらくエネルギーを補充しようと思った。すると、公園と住宅地の間にほこらがあって、魔除用の見事な大麻と神への御供物の食事があった。1匹の野良猫が御供物の食事を食べていて、猫を追い払おうかと思ったが、それをせず、しばらくそのほこらを眺めていた。そのような場面があったことを思い出す。フローニンゲン:2023/7/26(水)09:46


10650. 体を動かす喜びに包まれて


時刻は午後6時半を迎えた。今日は少し雨が降る時間帯もあったが、雨が降っていたのはほんのいっときで、それ以外は晴れていた。今も夕方の青空が見える。遠くの方で鳩が平穏さを体現する鳴き声を上げている。


今日は少し体を動かしたい気分だったので、午後に庭の草刈りをした。この季節は雑草が伸びるのが早く、前回はプラハ·ミュンヘン旅行から帰ってきて草刈りをしたばかりだったように思うが、もうすっかりと雑草が伸びていた。草刈りをしていると、オーナーのフレディさんがワークショップから出てきて、少し立ち話をした。このように、敷地内でオーナー夫妻や隣人のサハルやマークと話ができることは心の憩いになっている。良き隣人に恵まれていることは心に安定をもたらし、絶えず感謝の念を持って生きることを可能にしている。


先日のジムでの筋力トレーニングの筋肉痛がほどよく残っている中で草刈りをしていると、少し体が熱くなってきた。しかし今日もフローニンゲンはすこぶる涼しかったので、汗をかくほどではなかった。草刈りを終えると、庭が綺麗になった喜びに加えて、体を動かすことに伴う純粋な喜びが身体を駆け巡っていた。いつか自分はトランスヒューマンとして身体を手放す日が来るかもしれないが、それまではこうした身体活動に伴う喜びを十全に感じたいものだと改めて思った。


体を動かした後の夕食は美味しく、今夜はぐっすりと眠れるだろう。さて今夜はどのような夢を見るだろうか。フローニンゲン:2023/7/26(水)18:51

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