

1459. モーツァルトになった夢
辺りには無風が広がり、時が止まっているかのような景色が広がっている。今日の早朝はいつも以上に静かであり、小鳥の鳴き声も聞こえない。 目覚めと共に辺りの景色を見渡すと、日が昇るのが遅くなり、外の世界はまだ暗かった。そのような世界の中で今日の活動を開始させる。...


1455. 上り道と下り道
ここ数日は、北欧旅行を通じて患った風の初期症状のせいもあってか、あるいは旅を通じて得られた濃密な感覚が言葉を紡ぎ出すことを抑制していたのか、日記の分量が減少していた。 特に毎日どれだけの量の文章を書くかを決めてはおらず、書き留めておくべきことだけを書き留め、内側の表現を待つ...


1454. 自然との共存的生活と昨夜の夢
今日の早朝は嬉しいことが一つあった。それは、起床時に小鳥の鳴き声に誘われる形で目覚めたことである。 寝室の窓の外で、小鳥の鳴き声がこだまする音によって目覚めることができたのだ。こうした形で目覚めるときほど幸福感に満ちた一日のスタートはないであろう。...


1451. 充実した日に訪れる安らかな眠り
——充実した日には、安らかな眠りが訪れる。そのため、充実した人生には、安らかな死が訪れる——レオナルド・ダ・ヴィンチ 昨夜はよく眠ることができ、起床直後から一日の仕事に向けた活力が溢れているのがわかる。昨夜の夢は体育館でバスケに熱中している姿を描写しており、そこでの活動的な...


1436.【北欧旅行記】ベルゲンでの最終日の朝に
ベルゲンでの四日目の朝を迎えた。今日はいよいよベルゲンを離れ、オランダに戻る日だ。 朝食をゆっくりと摂り、ホテルで少しくつろいでからベルゲン空港に向けて出発したい。今回の北欧旅行は、本当に充実したものだった。 今回の旅を通じて考えさせられたことや得られた感覚などについては、...


1421.【北欧旅行記】オスロにて
オスロでの二日目の朝を迎えた。旅行前の天気予報では、コペンハーゲンにせよオスロにせよ、雨に見舞われることが予想されていたが、実際には晴天が続いている。 天候に恵まれる運の良さには本当に感謝しなければならない。自分が移動するごとに滞在先の天気が変わっていくかのように天気に恵ま...


1415.【北欧旅行記】彫刻的・絵画的・音楽的な文章に向けて
昨夜は九時あたりに就寝し、今朝は五時に起床した。この時間でも朝日のうっすらとした光がコペンハーゲンの街に差し込んでいた。 十分な睡眠時間を取ったためか、心身の調子が非常に良い。今日は早朝にコペンハーゲンを出発し、オスロに向かう。...


1413.【北欧旅行記】一人の人間・一つの街
疲労困憊のため、突然、コペンハーゲンの道端で倒れてしまった。全く起き上がることができず、道端で地面に顔を伏せながら、ただその場に横たわることしかできなかった。 という夢を昨夜見た。確かに、昨夜はホテルを八時過ぎに出て、十時過ぎまでコペンハーゲンを散策し、よく歩いたから、そう...


1402. 己の声と膨大な創造物
一筋の飛行機雲が青空を横切っている。それはまるで大空に一本の境界線を引くかのようである。 今日のフローニンゲンの空は、その飛行機雲以外には他に雲がない。早朝六時の空は、まだほのかに紫がかっていて、これから一日が始まろうとしている予感を醸し出している。...


1394. 集合意識に浮かぶ船
外の世界がピタリと止まっている。それはまるで静止画ようだ。一昨日、昨日とは異なり、今日は風がない。 書斎の窓の外に広がる景色がとても穏やかに見える。いや、それは一切の動きがないがゆえに、不気味にすら思えるほどだ。 空全体にうろこ雲が覆っている。雲と雲のかすかな隙間が白く輝い...