【エディンバラ大学からの便り】19199-19203:2026年9月4日(金)

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タイトル一覧
19199 | 北海産の海産物の恵み/International Check-inに向けて |
19200 | 今朝方の夢 |
19201 | 今朝方の夢の振り返り |
19202 | エディンバラ大学仏教学プログラムのコース「仏教研究のための研究設計法」 |
19203 | 圧巻な景色を眺めながらエディンバラ大学に足を運んで |
19199. 北海産の海産物の恵み/International Check-inに向けて
時刻は午前6時半を迎えた。北海まで2kmほどの場所で生活しているためか、窓を開けるとカモメの鳴き声が聞こえて来る。この時間帯はすでに随分と明るくなっていて、爽やかな風が吹いている。今の気温は12度で、今日の最高気温は17度である。北海で思い出したが、昨日Tescoという別のスーパーに足を運んでみたところ、そこは海鮮類が充実しており、北海で採れたスコットランド産の鯖を購入し、それを昨夜の夕食として食べたところ、大変美味であった。同じく北海のノルウェー産のサーモンもあり、自分が好きな二種類の魚をこの地でも食べられることがとても嬉しい。そして、エディンバラは国際的な町でもあるので、アジアンスーパーマーケットも充実しており、日本で購入するよりも少々値が張るが、4つ入りの納豆を2パック購入し、オランダでの食生活を維持できることが大変喜ばしい。毎日自炊をする自分にとって、エディンバラで手に入る食材は、良好な食生活を維持するには十分である。
今日はこれから、先日訪れたスーパーで購入した玄米を鍋で調理する。今日やるべきことは、エディンバラに来て初めて大学に行き、「International Check-in」という海外留学生が必ず行わなければいけない登録をする。持っていくものは、パスポート、Visa Decision Email、英国への到着証明(飛行機のボーディングパスなど)の3点だ。登録の前か後に、エディンバラ大学の公式グッズショップを訪れ、そこで大きめの傘を購入しようかと検討している。一昨日John Lewis & Partnersで注文したダイソンの掃除機が届いたようなので、帰りにそれを受け取り、ついでにバスタオルをもう一枚購入しておきたい。昨日の段階ですでに携帯電話の契約もしたので、英国の電話番号を入手したことに伴い、銀行の口座開設も土日に行おうと思う。エディンバラ:2026/9/4(金)06:42
19200. 今朝方の夢
今朝方は夢の中で、高校時代に親しくしていたある友人(SK)の自宅に招かれ、彼と楽しく会話をしていた。彼には2人兄がおり、長男はすでに働いているが、次男は引きこもりになってしまい、その日も家にいた。彼の兄が引きこもりになってしまったと言っても、陰鬱な感じにはなっておらず、性格は以前のように明るいままだと彼は述べた。実際に、兄の部屋のドアは開いており、楽しそうにゲームに熱中している様子が伝わってきた。そしてドアを開けているのは、おそらく私たちに話しかけてほしいからなのだろうと思った。そうした側面を見ても、彼の兄は暗い感じの引きこもりではないことがわかった。彼の兄はきっとどこかのタイミングで社会復帰するだろうという希望が見えた時、気づけば彼の家の外にいて、夏祭りの会場に向かっていた。そこで偶然、自分よりも少し年下のアイドルの女性と遭遇し、彼女とは友人関係でもあったので、彼女と一緒に夏祭りに参加することにした。彼女が着ている浴衣はとても似合っていて、自分が着ている着物も似合っていると言ってくれたことは嬉しかった。花火が打ち上がる場所に一緒に向かっていると、中年男性と体がぶつかり、因縁を付けられ、彼はこちらに殴りかかろうとした。それを受けてすぐさま自分は護身術で彼を払いのけ、後ろにいた彼女に「実は自分には特殊な能力があって、瞬間移動と空を飛ぶのと、どっちを体験したい?」と尋ねた。彼女は瞬間移動と答えたので、瞬間移動して、夏祭り会場の端の岬に降り立った。
もう一つ覚えているのは、大学を舞台にした場面である。そこでIT担当の日本人男性から、「生成AIで作ったメールをそのまま送りましたね?」ということを指摘され、確かに先日、メールの文章を生成AIが作ってくれたものをそのまま送信したことを思い出した。別にもはやそれは悪いことではなく、きちんと中身の文章をチェックしていたのだが、一文字も修正を入れず、生成AIの文章をそのまま送信したことを気まずく思った自分がいたことは確かである。エディンバラ:2026/9/4(金)07:18
19201. 今朝方の夢の振り返り
今朝方の夢は、自分の内側で「社会との距離」「才能の解放」「AI時代の自己性」という三つの主題が、一つの変容過程として結びつき始めていることを象徴しているのかもしれない。冒頭で自分は、高校時代に親しかったSKの家を訪れている。高校時代という過去の舞台は、自分の人格形成の古い地層へ戻ることを示しているように思われる。そこで現れる次男の引きこもりは、単純な停滞の象徴というより、まだ社会的な形を与えられていない潜在力の姿なのではないか。部屋に閉じこもりながらも明るく、ドアが開いているという点が重要である。完全に世界を拒絶しているのではなく、外部との接触可能性を残したまま、いったん自分の領域に退いている。これは、社会から離れることと生命力を失うことは同じではない、という無意識からの示唆かもしれない。現在の自分もまた、10年暮らした土地を離れ、新しい学問的環境へ移ったばかりであり、外から見れば前進していても、内面では一度静かな部屋に入り、次の社会的役割が熟すのを待っている部分があるのだろう。その後、場面は夏祭りへ移る。閉じた家から開かれた祭りへという移行は、内向から外向、潜伏から祝祭への転換を示しているように見える。年下の女性アイドルは、自分の中の若々しさ、創造性、魅力、あるいは未来からこちらを迎えに来るアニマ的存在を象徴しているのかもしれない。互いの和装を褒め合う場面には、自分が新しい土地に移っても、自らの文化的な根や美意識を失わず、それを肯定的に身にまとう感覚が表れているようである。着物とは、過去を脱ぎ捨てるのではなく、過去を洗練された形で未来へ運ぶ衣装なのであろう。しかし花火へ向かう途中で、中年男性との衝突が起こる。花火はしばしば、一瞬にして夜空を照らす自己表現や達成の象徴となりうる。その直前に攻撃者が現れるのは、自分がより自由に輝こうとする時、古い権威、社会的圧力、あるいは内面化された警戒心が行く手を遮る可能性を示しているのかもしれない。だが自分は戦いに没入せず、護身術で払いのける。この点からは、今の自分が対立を力比べとして引き受けるのではなく、必要最小限の力で境界線を守る能力を獲得しつつあることがうかがえる。さらに興味深いのは、その直後に特殊能力が明らかになることである。瞬間移動と飛行は、いずれも通常の移動法則を超える能力であるが、女性は瞬間移動を選ぶ。飛行が過程を楽しみながら高度を上げていく力だとすれば、瞬間移動は位相そのものを変える力である。これは現在の自分の人生が、単なる延長線上の成長ではなく、オランダからエディンバラへ、成人発達研究から仏教研究へというように、座標系そのものを切り替える変化に入っていることを象徴しているのかもしれない。岬に降り立つ場面も、陸地の終端と海の始まりが接する境界であり、既知と未知の接点に自分が立っている姿に見える。最後の大学と生成AIの場面は、この夢全体に自己検証の視点を加えているようである。問題はAIを使ったことではなく、一文字も自分の手を通していないことへの気まずさである。これは、これから知的生産にAIを深く用いるほど、自分の声とは何かという問いが強くなることを示しているのだろう。AIは瞬間移動のように、自分を遠くへ運ぶ強力な技術である。しかし到着地点を選び、内容を吟味し、最終的にそこへ自分の足で立つ責任は残る。夢全体は、自分がいま新しい能力と環境を手に入れつつある一方、それらを使ってどこへ移動するのか、そして移動後に何を自分自身の言葉として引き受けるのかを問うているように思われる。エディンバラ:2026/9/4(金)09:44
19202. エディンバラ大学仏教学プログラムのコース「仏教研究のための研究設計法」
来学期履修するコースに、「仏教研究のための研究設計法」というものがある。この科目の概要を読んでいて感じるのは、これは単なる研究方法論の授業ではなく、自分が日本法相唯識の研究者として一本の研究を「構想し、絞り込み、形にする」ための実践訓練なのだということである。研究テーマについて考えていると、どうしても関心は広がっていく。阿頼耶識、三性、種子、転依、日本法相の思想史、良遍、インド唯識との比較、中観との関係。どれも魅力的であり、どれも追いかけたくなる。しかし修士論文には時間も文字数も限界がある。豊かな森をそのまま論文に持ち込むことはできず、一本の道を選び、その道を最後まで歩き切らなければならない。この授業では、まず研究テーマを選び、その焦点を絞る方法を学ぶという。これは今の自分にとって非常に重要である。たとえば「日本法相唯識における阿頼耶識」というテーマでは広すぎる。良遍の『法相二巻鈔』に対象を限定し、さらに特定の教理上の問題へ絞れば、ようやく修士論文として扱える大きさになるのだろう。研究とは、大きな問いを持つことと同時に、その問いを答えられる大きさまで削る技術でもあるのだと思う。次に研究質問、資料、方法を対応させる訓練がある。ここにも大切なことがある。「面白い問い」と「答えることのできる問い」は同じではない。ある教理概念の意味を明らかにしたいなら、原典の精読や文献学的方法が必要になるだろう。良遍の位置づけを明らかにしたいなら、思想史的比較が必要になる。さらに議論そのものの妥当性を問いたいなら、哲学的方法が加わる。問いが羅針盤であり、資料と方法は船なのである。羅針盤だけあっても航海はできず、立派な船だけあっても目的地には着かない。文献レビューについても、自分の研究観を更新する機会になりそうである。先行研究とは、単に読んだ論文を並べることではなく、自分がどの学術的対話の中に入っていくのかを確認する作業なのだろう。誰が何を明らかにし、何がまだ十分に論じられていないのか。その小さな空白を見つけたところから、自分の研究質問が立ち上がってくる。研究とは無人の荒野に旗を立てることではなく、すでに長く続いている対話の輪に入り、自分なりの一言を付け加える営みなのだと改めて思う。そして最後に、研究計画を口頭と文章の両方で提示する。これは、自分の頭の中では明確に見えている研究を、他者にも同じように見える形へ変換する訓練になるだろう。問い、先行研究、資料、方法、意義が一本の線としてつながっていなければ、発表した瞬間にその弱点が露わになる。その意味で研究計画書は、未来の論文の設計図なのである。この科目を終える頃には、「日本法相唯識を研究したい」という大きな志向が、「この資料を、この問いから、この方法で読み、ここまで明らかにする」という具体的な研究へ変わっているはずである。その変化こそ、関心を学術研究へ、情熱を論文へ変換する最も重要な一歩になるように思う。エディンバラ:2026/9/4(金)09:51
19203. 圧巻な景色を眺めながらエディンバラ大学に足を運んで
時刻は午後4時半に近づきつつある。買い物から帰ってきて、夕方の美しい青空を眺めながら寛いでいる。今日は初めて自宅から大学に足を運んだ。Leith通りという大きな通りを歩き始めると、左右に色々な店が立ち並んでおり、目を奪われた。行き道は少し傾斜がある坂道となっており、帰りは楽そうだなと想像しながら歩いていると、徐々に中心部にやって来て、歴史的建造物とモダンな店が融合する美しい空間に辿り着いた。今日は初めてだったこともあり、中央駅を通り抜ける形での遠回りとなってしまった。それでもなんとかInternational Check-inの予約時間の10分前に「オールド・カレッジ(Old College)」に到着した。この建物はロースクールがある場所でもあり、歴史的で美しい大学の象徴的な建物である。そこで速やかに登録を済ますことができ、このカレッジ内の無料の展示会を鑑賞して、ロースクール図書館に足を運んだ。実は今朝方に、すでに大学のプリンターを使えるように設定をしておき、自宅でブランダン・エイカー氏のクラシックギターの即興演奏コースのPDF資料81ページ分を大学のプリンターのサーバーに送っていたのである。図書館に行くと、受付の女性に新入生であることを伝えたところ、正式な登録(matriculation)前だとプリンターは使えないはずと述べたが、大学のウェブサイトを事前に調べていたところ、すでに使えるはずだと伝えた。図書館に入れてもらい、プリンターのところで学生番号とパスワードを入力し、無事にプリントを開始すると、その女性は驚いていて、「これは驚いた!正式登録前にもプリンターが使えるというのは、新しい情報だわ。ありがとう」と述べ、逆に私はプリンターを使わせてもらったことにお礼を述べた。帰り際、プリントアウトしたものはクラシックギターの楽譜であることを伝えると、なんとその方の息子もクラシックギターを演奏しているらしく、大学のメインキャンパスの2階には、クラシックギターを含めた楽譜類やCD類が充実しているという耳寄りの情報を教えてくれた。たった一言帰り際に雑談の言葉を述べたことによって、思わぬ縁があって有益なことを教えてくれることもあるものだと思った。その方の親切心と有益な情報に心を躍らせながら、毎朝演奏しているイングランドに伝わる伝統的な古い民謡の「グリーンスリーブス(Greensleeves)」を口笛で吹きながらキャンパスを後にした。そこからサウス・ブリッジを渡ったのだが、そこからの景色が圧巻で思わず息を呑んだ。左にはエディンバラ城が見えて、神学部があるニュー・カレッジ(New College)も見えた。ここはハリー・ポッターの世界を彷彿とさせる美しいゴシック・リヴァイヴァル様式の建築で知られ、観光客や学生を魅了するエディンバラのランドマークの一つである。右手にはバルト海が拝め、開放的な眺めが最高であった。これから大学に通う際には行きと帰りでこの圧巻の景色を眺められることを大変嬉しく思った。キャンパスに通うことが一つの楽しみであるというのは有り難い限りである。往復6.4kmほどで、片道30-35分ほどなので、大学に歩いて行く際には良い有酸素運動になる。帰り際、John Lewis & Partnersで無事に掃除機を受け取ったので、これにて生活に必要なものが全て揃った。明日からようやく静かな生活が送れそうで何よりだ。エディンバラ:2026/9/4(金)16:38
Today’s Letter
I went to Old College today for my international check-in. The scenery along the way was historic and breathtaking. I’m so glad that I get to go to university while enjoying such a wonderful view. Edinburgh, 9/4/2026


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