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9374-9378: 日本滞在記 2022年11月8日(火)



No.4141 新千歳空港から_From New Chitose Airport


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1956, Poegy

Poegy enables me to go beyond the rational world.

It also invites me to affluent poetic worlds.

Frankfurt; 07:02, 11/8/2022


No.1957, The Sea and Bubbles

The world is the gigantic sea.

Our existence is a bubble in the sea.

Yet, we can be any bubbles by our will and decisions.

Frankfurt; 08:00, 11/8/2022


No.1958, A New Aesthetic Sense of Being

Whenever I visit a museum, I can install a new aesthetic sense of being.

It cultivates my soul very deeply.

Städel Museum; 10:51, 11/8/2022


No.1959, The Light of the Sun

Poetry is the light of the sun.

So are music and painting.

Goethe House; 13:31, 11/8/2022


No.1960, The Absolute

The absolute is always with us.

Once we find it, true emancipation would occur to us.

Goethe House; 13:35, 11/8/2022


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の2曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

9374.【フランクフルト滞在記】今朝方の夢

9375.【フランクフルト滞在記】都市型の生活からの脱却を希求して/爆発的な探究衝動の芽生え

9376.【フランクフルト滞在記】様々な町の朝の香り

9377.【フランクフルト滞在記】オランダ永住権と欧州永住権の申請が驚くほど速やかに終わって

9378.【フランクフルト滞在記】今日の観光を終えて


9374.【フランクフルト滞在記】今朝方の夢


時刻は午前6時を迎えようとしている。まだフランクフルトは眠っていて、これから日の出を迎える。今の気温は7度で、午前9時にかけてもう1度ほど気温が下がる。そこから緩やかに気温が上昇していき、今日の最高気温は15度とのことだ。昨日はフランクフルト大学を見学しに散歩に出かけただけであり、今日から美術館巡りを開始する。本日訪れるのは、TOWER MMKとStädel Museumである。残念ながらMUSEUM MMK FÜR MODERNE KUNSTは現在改修か何かのために閉館であり、アレックス·サロウ氏の絵画作品が見られるのはもしかしたらそちらの美術館だったかもしれないので残念だ。姉妹美術館としてのTOWER MMKの方に彼の作品が所蔵されているのであれば本当に嬉しい。そもそも今回フランクフルトに滞在しようと思ったのは、サロウ氏の作品を現代美術館で見るためだったのだから。


一昨日と同様に、昨夜も早めに就寝した。午後9時を迎える頃には随分と眠くなっていて、欧州から日本にやって来た時よりも時差ボケの影響は少ないが、それでも時差ボケが若干あることには変わりない。9時に就寝して随分と多くの睡眠を取った。その中で、ジークンドーをする夢があった。プライベートレッスンの先生であるロビンさんと楽しくみっちり稽古をしていた。夢の世界は淡い白色をしていて、雰囲気も柔らかかった。そんな雰囲気の中でジークンドーの稽古を続けていた。この夢を振り返ってみると、ジークンドーについては既に何度も夢に現れているが、箏の演奏に関してはまだほとんど夢に出てきていないように思う。記憶にある限りでは、まだ1度も夢に出てきていないのではないかと思う。それはおそらくまだ箏の実践が、自分の無意識に染み込むほどなされていないことを示しているように思う。明後日にオランダに帰ってからは、学術研究に加えて、箏の稽古をまた本腰を入れて行いたいと思う。オランダに戻ってからも楽しみがたくさんあることを嬉しく思う。フランクフルト:2022/11/8(火)06:02


9375.【フランクフルト滞在記】都市型の生活からの脱却を希求して/

爆発的な探究衝動の芽生え


ゆっくりと眠りから覚めつつあるフランクフルト。今回の一時帰国でも感じたことだし、昨日フランクフルトの街を歩きながら感じたことでもあるのだが、やはり自分は都市型の生活にもはや魅力を感じられなくなってきているようだ。フランクフルトの街を歩きながら、随分と空気が汚く、日本の都市と変わらない形で建物が密集していることに違和感を感じていた。そんな折、必然的なのかどうかわからないが、フィンランドやノルウェーの豊かな自然を思った。昨年の年末年始はオーロラを見に、フィンランドのラップランド地方にあるロヴァニエミを訪れた。その前年はマルタ共和国で年末年始を過ごしていた。今年の年末年始はモナコ公国とマヨルカ島で過ごそうと思っている。モナコもマヨルカ島も海が近く、海を見ながら今年をゆっくり振り返ったり、来年の展望にぼんやりと思いを馳せてみたい。もしかしたら来年の夏からは再びアメリカでの生活を始めるかもしれず、年末年始を欧州で過ごすのは今年が最後かもしれない。仮に来年にアメリカに戻ったら、学術機関のリズムに沿って生活をするため、今のように毎月、あるいは2ヶ月に1度旅行に出かけるということは無理だろうし、年末年始を欧州で過ごすこともまた無理になるだろう。日本に一時帰国できるタイミングももはや秋ではなくなり、年末年始か長い夏休みのどちらかになりそうだ。日本の夏はすこぶる暑いため、夏は避けたいところであり、そうなると年末年始ぐらいしか日本に帰ることができなくなるように思う。そうした生活リズムに来年から入るかもしれない。


昨日、爆発的に学術書を読みたい衝動が芽生えた。この1ヶ月の旅行期間中も書籍や論文を読み進めていたが、どうしても日本語中心になっていた。自分の体が、そして心が英語の文献を強く求めている。この衝動に純粋に従う形で、オランダの家に戻ったら隠遁的かつ爆発的な探究生活に再び戻る。この夏に購入した300冊ほどの学術書のうち、まだ初読が終わっていないものもあるし、再読していきたい書物もたくさんある。今年の冬は、そうした書籍を集中的に読み進めることができるだろうから、それが何よりも楽しみである。この冬を超えた後、自分はまた新たな自分になっているはずである。そんな展望が静かに開かれている。フランクフルト:2022/11/8(火)06:23


9376.【フランクフルト滞在記】様々な町の朝の香り


昨日は曇っていたが、今日のフランクフルトは快晴である。金融の中心地であるフランクフルトの中心部は少しゴミゴミしていて、空気も綺麗ではないのだが、それでもホテルの自室の窓を変えて、新鮮な空気を取り入れると大変気持ち良さを感じた。朝一番の空気はいいものである。世界の色々な町に旅行に出かけ、色々な所で生活をしてみると、その町固有の朝の香りというものがあることに気づく。それは大別することもできるし、細分化して分類することもできる。端的には、欧州の町の朝の香りと日本の町の朝の香りは随分と異なる。フランクフルトの朝の香りは、パリの朝の香りと似ているものがある。今改めて自室の窓を開けている。時刻はまだ朝の9時なので、まだまだ空気は新鮮で、そしてひんやりとしている。先ほど、ホテルの朝食のブュッフェを食べた。昨日から朝は洋食となった。日本に一時帰国していた際にはあれだけ和食を食べていたこともあって、その味がとても恋しい。だが、この恋しさの感じもしばらくすると忘れるだろう。欧州での生活に再び入っていくと、そちらに適応し、和食への恋しさもまた良かれ悪しかれ風化する。よくよく考えてみると、こうした恋しさの感情を覚えれることはとても尊いことのように覚えた。和食という存在を知り、その味を知っているからこそ、そうした恋しさの感情が芽生えるのだ。もっと言えば、和食が自分の魂の真髄にまで染み渡っているからこそ、そうした恋しさの気持ちが芽生えるのだろう。


昨日はフランクフルトの街を散歩するだけだったので、夕方には時間があった。なので、神学大学院への出願に向けて、志望動機書の加筆修正を行っていた。加筆修正を施すと、字数制限一杯の1000文字で落ち着いた。数日後にフローニンゲンでもう一度全体を読み返し、友人のサハルにレビューをお願いしよう。また、フランクフルト滞在中には時間があると思うので、今日や明日の夕方の時間を使って、オランダ永住権と欧州永住権の申請に向けて準備をしようと思う。フローニンゲンに戻ってからは本腰を入れて学術研究に従事したいし、箏の演奏にも時間をたっぷり取りたいので、旅行期間中にそうした雑務をこなしておきたい。フランクフルト:2022/11/8(火)09:10


9377.【フランクフルト滞在記】オランダ永住権と欧州永住権の申請が驚くほど     速やかに終わって


朝食を摂り終え、30分ぐらい時間があったので、オランダ永住権と欧州永住権の申請に向けて準備をしようと思い、オランダの移民局のウェブサイトに行った。すると、オンライン上で申請ができるようだったので、早速申請に向けて情報を入力したり、必要な書類のPDFをアップロードして行いったところ、驚いたことに30分以内でオランダ永住権と欧州永住権の申請ができてしまった。思い起こせば7年前にオランダにやってきた時、自分はフローニンゲン大学で学ぶべきことを1年で学んだら、再びすぐさまアメリカに戻る予定だった。ところが、フローニンゲン大学での学びが豊かなものであり、同時にオランダでの生活も気に入ってしまい、あれよあれよという間に7年の歳月が経っていた。人生とは本当にわからないものである。まさか自分がオランダ永住権と欧州永住権を申請するなど思ってもいなかったことである。今の自分は起業家ビザでオランダに滞在していて、その時の申請にはある程度の費用がかかった。ところが今回のオランダ永住権と欧州永住権の申請費用は、わずか207ユーロであった。必要だった書類としては、起業家ビザの申請の際に会計士に記入してもらった収入証明書と、市民統合テストの代替となるフローニンゲン大学の卒業証明書などである。幸いにも自分は、修士レベルの教育をオランダ語で受けたことになっているため、TOEFLのような形でオランダ語の4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)が試される市民統合テストが免除になった。これはとても有り難いことだった。わざわざテストのためにオランダ語を勉強したくなかったし、試験もわざわざ受けるのは難儀であった。幸いにもフローニンゲン大学で取得した2つの修士号のうちの1つがオランダ語で修了したことになっていたので、成績評価が掲載された卒業証書を添付する形で申請を終えた。申請後、これから承認が降りるまで少し時間がかかると思うが、気長に待ちたい。仮に来年にアメリカに戻ることになれば、長くオランダやEU圏を離れることになるので、永住権が更新できないかもしれないが、10年以内であれば欧州に再び戻ってくることができるだろうし、10年を超えた場合には投資家ビザでまた欧州のどこかの国に戻って来ればいい。いずれにせよ、速やかに申請が終わったことを嬉しく思う。それでは今からStädel Museumに行き、その後TOWER MMKに行って芸術鑑賞を楽しんでこよう。フランクフルト:2022/11/8(火)10:14


9378.【フランクフルト滞在記】今日の観光を終えて


時刻はゆっくりと午後3時を迎えようとしている。先ほど、今日の観光から帰ってきた。今日のフランクフルトは朝から天気が良く、観光にはもってこいであった。午前10時過ぎにホテルを出発し、まずはStädel Museumに向かった。この美術館には1300年から現代にかけての巨匠の作品が数多く所蔵されていて、非常に見応えがあった。中でもルノワール、ルドン、クレーなどの作品が自分にとっては一番響くものがあり、彼らの作品を鑑賞することに多くの時間を費やしていた。その後、美術館を後にして、マイン川を渡ってTOWER MMKに向かった。ところが地図に表示されているこの美術館がどこにあるのか結局わからず、そこに行くのはやめて、明日訪れる予定だったGoethe Houseに向かった。ゲーテハウスに到着すると、ちょうど昼の休憩時間で閉まっており、時間を潰すがてら、これまた明日訪れる予定だったSchirn Kunsthalle Frankfurtに向かった。そこで今どのような展示がなされているのか知らない状態で訪問してみると、シャガール展が開催されており、それは非常に見応えがあって大変感銘を受けた。シャガールの幻想的な絵画作品をゆっくり堪能した後に再びゲーテハウスに戻ってきて、そこでゲーテにゆかりのある所蔵品を見て回った。ゲーテの美的感覚に触発されるものがあり、改めてロマン主義的な思想の意義を見つめ直すことになった。今の自分はロマン主義を含んで超えていきながら、自然神秘主義すらも含んで超えた何かに向かっているように思える。そのような気づきをお土産にしてゲーテハウスを後にした。


そう言えば、Städel Museumに向かっている最中に、マイン川を架ける大きな橋を渡っている最中に、1人の中年男性に声を掛けられた。写真を撮って欲しいということだったので、2枚ほど撮影をすると、そこで少し立ち話をした。彼はパキスタン出身らしく、今はイタリアで生活をしているそうだった。彼は来年にでも日本に行ってみるつもりだと述べていて、日本人に対しては好印象を持っているらしかった。日本旅行の際にも色々な人と話をしたが、今回のフランクフルト滞在においても見知らぬ人と話をする機会を持った。この大きくて小さく、小さくて大きい宇宙の中で、泡沫としての人間が出会い、交流する様子をどこか超越的な眼差しで微笑ましく眺めている自分がいた。フランクフルト:2022/11/8(火)15:09

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