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8973-8977: フローニンゲンからの便り 2022年8月24日(水)



No.3941 言葉の小宇宙_A Microcosm of Words


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1735, Emergence of Infinity

Infinity immerses myself into eternity.

A cup of coffee opens a door to infinity.

Groningen; 08:46, 8/24/2022


No.1736, Infinity of the Afternoon Sun

The afternoon Sun is shaking hands with everything.

It’s providing all of us with infinity.

Groningen; 11:58, 8/24/2022


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

8973. 今朝方の夢

8974. 今日の計画

8975. 今朝方の夢の断片/主体的に学ぶこと

8976. 箏の稽古(8): 我を忘れて2時間ほど自主練習をして

8977. この夏最後の和書の一括注文を終えて/水戸学への関心


8973. 今朝方の夢


時刻は午前7時半を迎えようとしている。先ほど、カラスがカァーカァーと鳴く声が聞こえた。その他の小鳥たちは鳴き声を上げることを控えている。昨日は晴天に恵まれ、今日もどうやら天気に恵まれるらしい。今日と明日は雲がほとんどないほどの晴天に恵まれ、気温も上がる。30度に達するのは今日と明日で最後のようであり、今週末から一気に気温が下がり、20度を少し超えるぐらいの日々となる。どうやら明日が夏を感じられる最後の日となるようだ。仮に来年アメリカに戻ることになれば、出発は7月末にしようかと考えている。そうだとすると、8月に入るまでフローニンゲンは随分と涼しく、夏らしさを感じられないので、フローニンゲンで過ごす夏は今年で最後かもしれない。そう思うと、今日と明日の夏日はとても貴重なものに思えてくる。文字通り、最後になるかもしれないフローニンゲンの夏を存分に満喫しようと思う。


今朝方は1つ印象的な夢を見ていた。夢の中で私は、見慣れない建物の中にいた。その建物のは外国を感じさせてたが、どうやら外は日本の都会のように思えた。その2つの感覚が入り混じっているような状態で、私はその建物の中を歩いていた。その建物は、ショッピングができるエリアがあったり、企業のオフィスが入っているエリアがあったりと、多目的で使われているようだった。しばらく歩いていると、1人の男性に呼び止められた。その男性はふと、「ジーコ監督との契約の件、どうなりましたか?」と私に尋ねてきた。そう言えば、サッカー元日本代表監督のジーコからある仕事を請け負っていて、年契約にサインしようと思っていたところだった。私はその男性に、「契約をしようと思っています」と伝えると、その男性はホッとした表情を浮かべ、何も言わずにその場から去っていった。そこからまた1人で歩いていると、目の前に自分と同年代の女優の知人が現れた。彼女とは久しぶりに再会したので、色々と話をしたいと思った。結婚のことや子育ての話を彼女から聞き、今は子供を知り合いに預け、1人の時間を楽しんでいるとのことだった。そんな彼女はおもむろに建物の屋上の方に向かって歩き出した。階段をゆっくり上って行くと、そこには鎖で封鎖されたドアがあった。彼女は鎖などお構いなしにドアを開けた。すると、そこにはいきなり線路が現れ、そして列車が右から左に走り抜けた。私は危ないと思ったが、彼女はそれも気にせず、線路に出ていき、左の方向に向かって歩き出した。外は雨が降っていたが、彼女はそれも気に留めず、駅のある方向に向かって1人歩いて行った。私は彼女の後を追いかけるか迷ったが、外は雨だし、まだ建物の中を全て見たわけではなく、買い物もしたかったので、彼女を追いかけることをせず、ドアを閉めて、階段を降りて行くことにした。そのときに、階段のドアがうまく閉まらず、鎖が風になびいてはたはたと音を立てていた。そのような夢を見ていた。フローニンゲン:2022/8/24(水)07:39


8974. 今日の計画


朝の世界はとても清々しく、大変心地良い。朝日も随分と昇り、これから地上に力強い光が降り注ぐだろう。今日は午前10時半から、リープラジャパンさんの内面探求ワークであるIFDを受ける3回目のセッションがある。今日から知人の岡内さんだけではなく、もう1人の方に入っていただき、3人でセッションを進める。2人から角度の違う質問を受けることによって、IFDのセッションがより充実したものになるだろう。今日はいくつかやりたいことがある。順番は前後するかもしれないが、今日の午後に、再び和書を少しばかり注文したいと思う。福田徳三先生の全集のうち、数巻がすぐに発送できないという在庫切れの状態だったので、前回の注文の際はアイルランド やアイスランドの旅も考えていたので、購入するのを控えていたものがある。その旅がなくなったので、残りの全集も購入したい。それに合わせて、文化箏専用の楽譜を何冊かまた新たに購入したい。昨日の体験レッスンの中でも手持ちの楽譜の話となり、自分でも薄々気づいていたが、手持ちの楽譜は少し難易度が高いので、先生に勧めてもらった楽譜を含め、いくつか注目していた楽譜をこの機会に購入しておきたいと思う。書籍の注文以外には、箏の練習を今日は午後にいつも以上に時間を取って行いたい。昨日先生から、文化箏は一般の箏と違って、座り方などに厳格になる必要はないと聞き、机の上でも演奏できると聞いて、試しに今使っている書斎の机の上に置いてみたところ、見事に大きさが合ったので、今日からは机に置き、バランスボールに座りながら演奏をしようと思う。次回のレッスンに向けて、Zoomで手元がうまく映るようにパソコンの角度を調整したり、あるいは別途iPadを用いて、そちらからもログインする形で手元が映るように工夫しようと思う。


昨日先生から面白い話を伺った。どうやら最近は、学校の音楽の先生になるには和楽器が演奏できることが条件になっているらしく、実際に音楽の時間には和楽器の演奏も少し取り入れられているとのことだった。自分が小中高に通っていた頃には、和楽器の演奏などなく、もっぱら先生はピアノを演奏していたし、自分が触れる楽器もリコーダーやギターだった。学校の音楽の時間に和楽器が取り入れられることになった背後には、きっと政治的な要因があるだろうが、様々な音楽に触れることができるようになったという点で、そして自国の音楽に触れられるようになったという点では良いことなのかもしれない。それ以外に聞いた話としては、最近は箏で演奏できる曲がどんどん増えてきており、クラシックやジャズ、J-POPやアニメの歌を超えて、K-POPの楽譜もあるとのことだった。箏で演奏できる曲の幅の広さを知り、期待に胸が躍る。今日もまた自主的に色々と工夫しながら、箏の稽古を楽しもう。そうした姿勢と心の持ちようが、演奏技術を深めてくれることになるだろう。フローニンゲン:2022/8/24(水)07:56


8975. 今朝方の夢の断片/主体的に学ぶこと


時刻は午前10時を迎えている。この時間帯はまだまだ涼しく、今日は最高気温として30度に達するらしいが、朝の爽快さを今味わっている。欧州はまだサマーバケーションの期間であり、休暇の雰囲気がどことなしか欧州全体を覆っているようだ。


今朝方の夢については朝にすでに振り返っていたが、断片的な場面を思い出した。薄暗い建物の地下を歩いていると、国籍が多様で若い娼婦がたくさん寝転がっていたのを目撃した。彼女たちは何か危険なドラッグをしているのか、大半の女性たちの目は虚であり、この世ではない何か別の世界を見ているような目をしていた。中には私に気づき、手招きをして誘ってくる女性もいたが、彼女たちには目をくれず、地下を歩き進めた。すると、娼婦が寝転がっている一角と隣接する形でレストラン街やブランドショップ街が広がっていて、そのギャップに驚かされた。そのような場面があったのを思い出す。


先ほど、モダンとポストモダンにおける死に関する学術書を読んでいた。それはベンジャミン·ノイズが執筆したものであり、書籍の中にはアガンベンやヴィリリオなど、ここ最近注目している思想家の名前がよく登場していた。こうしたあたりにも、自分の関心と読書内容が思わぬ形で繋がっている現象が最近とみに増えてきていることを感じる。


昨日、箏のオンラインレッスンを受け、先生とこれからどのように稽古をしていくかを話し合った。次に何を学び、どのように学んでいくのかについては主体的な姿勢を持って稽古を進めていきたいと思う。もちろん長年の経験を有する先生が作り上げた指導方針を大切にしながらも、それに単に盲目的に従うのではなく、自分の内側の感覚に正直になりながら、こちらの要望を伝えていくことを絶えず行っていきたいと思う。最初のうちは、できるだけ毎回1個新しい奏法を学びたいと思う。次回は、「押し手」と呼ばれる技法について学びたい。


コロナの影響を受けて、対面でのレッスンではなく、完全にオンラインに切り替えることになった時に、最初戸惑いがあったと先生は述べていた。先生の側にも生徒の側にも戸惑いがあったのだろう。お互いに最初は大変であったが、今では教える方も教えられる方もオンラインにすっかり慣れたということを聞いた。対面とオンラインでの教育効果や学習効果について尋ねてみると、先生の感覚としては大差はないとのことであった。結局、学ぶ人の練習次第とのことであり、それはそうだなと思った。そのようなやり取りを思い出しながら、今日の午後には稽古に励みたいと思う。フローニンゲン:2022/8/24(水)10:04


8976. 箏の稽古(8): 我を忘れて2時間ほど自主練習をして


時刻は午後4時を迎えようとしている。今、入道雲がポツポツと空に浮かんでいて、そのおかげもあって、思ったほど室内の温度が上がっておらず助かっている。さて、先ほどまで2時間弱箏の稽古をしていた。先生から送っていただいたPDFやYoutube上での動画を参考にしながら稽古を進めていった。まず最初に、準備運動がてらPDFの「予備練習」というものを行っていった。これは基礎の基礎の指使いを稽古するものであり、同時に8分音符のテンポもあり、テンポの練習にもなる。この練習をしている時にふと、調弦がしっかりなされていないように思えた。若干音が狂っているように感じたので、チューナーを使って1つ1つの音を調べてみたところ、ケースの箱に入れていた時に音が乱れてしまったのだろうか、やはりいくつかの音で狂いが生じていたので、改めて調弦をし直した。先生に改めて保管方法について尋ねてみようと思うが、Youtube上の動画の説明を見る限り、箏は毎回ケースに入れてしまう必要はなく、龍尾を上にして壁に立てかけて保管できるようだ。その後、合わせ爪の練習をしていた時に、なんと親指の爪が早速破損してしまった。以前から、親指の太さによって強引に爪を広げていて、すでにヒビが入っていたのだが、それがついに今日割れてしまったのである。応急処置としてテープで補強しようと思ったが、それは後からやろうと思い、そこからは壊れた爪を右手の薬指で支えながら演奏することにした。ちょうど今日、箏爪の大きいものを注文しようと思っていたので、それが到着するまでは、なんとか今の壊れた爪を修復したり、薬指で支えながら演奏する形で凌ぎたい。今日のメインの稽古は、「さくら」の合奏の曲である。先生とのレッスンで2箏のパートの演奏を練習していこうと思ったが、改めて1箏パートをみた時に、押し手の箇所があることに気づき、この長いバージョンのさくらにおいては、1箏のパートもまだ完全に演奏できないと思われたので、そのパートの練習に専念した。すでに滑らかに弾ける部分がありながらも、2カ所ほど、押し手を使う場所がやはりまだ上手く演奏できないので、次回のレッスンの際にはこのあたりの指導を先生に仰ぎたいと思う。次回のレッスンでは、自主練習を通じて得られた疑問を先生に投げかけたいと思う。例えば、左手を活用していない時に、左手はどこに置いておけばいいのかなども尋ねたいと思う。今日は2時間弱の稽古があっという間であった。ジークンドーのように体力をさほど使うわけではないので、どこかプログラミングコードを書いているような没頭する興奮があったことも書き留めておきたい。フローニンゲン:2022/8/24(水)16:07


8977. この夏最後の和書の一括注文を終えて/水戸学への関心


今日は30度に達するほどの暑さになったが、2階の3方の窓を開けていると、部屋の室温はさほど上がらず、比較的快適に過ごせていた。午後7時を迎えた今はもう涼しい風が吹いている。通り抜けていく涼しい風と共に、日々の生活の中に充実感と至福さの風が絶えず吹いている。そのことにただただ深く感謝してやまない。


予定通り、今日は午後にこの夏の最後の書籍の一括注文をした。前回で最後になるかと思っていたが、前回は洋書の一括注文の最後であり、今日は25冊ほどの和書を追加で購入した。そのうちの10冊は、文化箏用の楽譜である。学術書として福田徳三先生の全集を8冊購入し、一般書として小室直樹先生の書籍も数冊購入した。ベーシックインカムに関する洋書の学術書も今月すでに注文し、先日それらの初読を読み終えたばかりであるが、日本でどのような議論がなされているのかを把握するためにも、そして日本の文化的固有性を加味した議論を理解するためにも、ベーシックインカムに関する和書も2冊購入した。最後に、神道の死生観に関する貴重な書籍も2冊ほど購入できたことは喜ばしい。その2冊はオランダに送ってもらうことができなかったので、実家に送ってもらうことにし、再来月の一時帰国の際に書籍を受け取りたいと思う。


それともう1つ、今日壊れてしまった箏の爪の代用品として、新しい爪を購入することにした。今の爪は、指を支える部分もプラスチックであり、それだと今回のように壊れやすいであろうから、指を支える部分は布ような材質のものを購入することにした。おそらくそれは壊れることなく長く使えるだろうと思われる。注文した爪は今月中に届くので、9月から始まる正式なレッスンに間に合うだろう。さて、再来月からの日本への一時帰国には箏は持っていかないので、その期間の練習をどうしようかと考えている。今のところ、シャドートレーニングのような形で、箏を想像して楽譜を見ながら指を弾くことが代替的な練習として良さそうである。さらに臨場感を持たせるのであれば、紙に13弦を実際と同じ感覚で書き、箏爪は旅行に持参し、爪をはめて線を弾いていくようにするのは良い練習になるのではないかと思う。箏の奥行きを計算し、弦の幅を測定して、紙に箏のの13本の弦を再現してみようと思う。


最後に、今日は儒学と国学を織り交ぜた水戸学への関心を再度確認した。水戸学も神学大学院での研究テーマの1つにしたいと思う。手持ちの神道関係の書籍の中で、水戸学の記述は意識的に読み進めていこうと思う。フローニンゲン:2022/8/24(水)19:30

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

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