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7270-7272: フローニンゲンからの便り 2021年8月27日(土)



No.2659 穏やかな幾何学模様_A Tranquil Geometric Pattern


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.849, A Little Bird and I

A little bird is whispering to celebrate the serene morning.

I have the same feeling.

The bird and I are deeply connected with each other.

Groningen; 07:09, 8/27/2021


No.850, Destiny and Inevitability

Something in my life will definitely end soon.

Something that has started has the destiny to end.

It is neither positive nor negative.

It is inevitable.

Everything has the beginning and the end.

Groningen; 20:59, 8/27/2021


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7270. 今朝方の夢/ボンとトリアー旅行について

7271. 関係性の岐路

7272. 夜の静けさの中で


7270. 今朝方の夢/ボンとトリアー旅行について


時刻は午前6時半を迎えた。夏はもう完全に終わってしまったようだ。朝の冷え込みが秋のそれである。日の出も遅く、日没は随分と早くなった。


オランダでの生活も6年目となったが、今年は夏らしさが感じられる日がほとんどなかった。ずっと涼しい日々が続いていて、気づけばそれが寒さに変わっていた。ここからゆっくりと秋が深まっていく。


今朝方の夢を静かな心持ちで振り返っている。今朝方の夢の中では、ゲーム作りに関する場面があった。ゲームのシナリオを考え、実際にそのシナリオをゲームに実装していこうとしているところだったように思う。


具体的にどのようなゲームを作っていたかは定かではなく、その夢は比較的早く消えていった。一度午前3時半に目覚めた時に、目覚める直前に見ていた夢が印象的だった。


果たしてどのような夢を見ていたのだろうか。今となっては少し記憶がぼんやりとしている。


外国を旅する夢だったか。西ヨーロッパのどこかの街を散策している場面があったことを覚えている。それ以外にも印象に残る夢があったはずなのだが。それはもう少しファンタジーの要素があったように思う。


夢の中で西ヨーロッパの街を散策しているというのはひょっとしたら、昨夜に9月末のドイツ旅行の各種予約を終えたことと関係しているかもしれない。無事にボンとトリアーの街で訪れたい場所をリストアップし、良さそうなホテルも予約できた。


もともとボンにはベートーヴェン博物館を見にいくこと、そしてトリアーではマルクス博物館を見にいくことが目的だったが、それ以外にもいくつか足を運んでみたい美術館を見つけたので、それらを訪問することとし、合計で8日間ほどの旅となる。


出発日は、9/26(日)とした。ちょうど前日にトレーニングをし、翌日の午前中にフローニンゲンを出発し、ボンには午後3時ぐらいに到着するようにしたい。ホテルのチェックインは2時からなのでそれを目安にしてもいい。


ボンに5日宿泊し、10/1(金)にルクセンブルクに面したトリアーという街に行く。この街には3日ほど滞在する予定だ。


トリアーは古代の遺跡を含めて街そのものに見所が多いようなので、色々と散策をしてみようと思う。ボンもトリアーも中央駅から近くのところに落ち着ける良いホテルを見つけ、いずれもオーガニックスーパーが近くにある。


今のところヨーロッパの街に旅行に行く時には中央駅から近く、そしてオーガニックスーパーが近所にあることが条件になっている。今回の旅でも宿泊先の近くにオーガニックスーパーがあることが有り難い。これで夕食の心配はいらない。旅の備忘録がてら、ボンとトリアーで訪れる場所について下記に記しておく。


ボン

·Beethoven-Haus Bonn

·Kunstmuseum Bonn

·House of the History of the Federal Republic of Germany

·Kunst- und Ausstellungshalle der Bundesrepublik Deutschland

·August-Macke-Haus

·Das Esszimmer


トリアー

·Karl Marx House

·Trier Cathedral Museum

·City Museum Simeonstift Trier


フローニンゲン:2021/8/27(金)06:58


7271. 関係性の岐路


今日は金曜日。そう、それをまず確認したい。


今週は怒涛のような形で日々が過ぎていった。今週は毎日1時間が2時間ほど仕事をしていた。このような週は過去数年間の間にあっただろうか。


これまでは毎月5時間ほどしか仕事をしないようにしていたのだが、今週は毎日オンラインミーティングがあり、仕事に充てていた時間が多かった。今週は合計で10時間ほどいくつかの協働作業に時間を充てていたように思う。


それが自分の意識を通常以上に刺激していたようだ。正直なところ、やはりそれはあまり肯定的なものではない。週に10時間働くというのは自分に異常だ。間違いなくそう思った。


1人で進めていく重要なライフワークがいくつか自分にはある。改めてそこにできる限りの自分の時間を捧げたいと改めて思った。


明後日にオランダでできた親友のメルヴィンと正午から夜まで時間を共にする。メルヴィンもまた自分の人生の時間を真に捧げるものが何なのかを悟り、確かこの秋からだったか、美容師としての仕事の時間を減らし、写真撮影やセラピーの仕事に探究と実践の時間を充てていくそうだ。


今日は何かが終わる音が聞こえてきた。それは突然やって来て、今後の自分の人生の分岐点を知らせてくれるものだった。


不思議なことである。これまで当たり前のように行って来たこととや継続していた関係の終わりが見えるような瞬間が本日あった。その点について、夕方に近所のショッピングモールに預けられた書籍を受け取りに行く際にずっと考えていた。


人生は生き物のように動的に動いているのである。始まる関係があれば終わる関係もある。いや、どのような関係もいつかは必ず終わりを迎えるのである。それが有限な生を持った人間の宿命である。


自らの世界観を真に理解してもらうことは本当に難しい。自己の世界観を社会に有益な形でどのように表現していくか。それは継続して自分に降りかかっている主題である。


自分を救済してくれるのは、やはり表現活動であり、創作活動である。いくつかの活動においては、自分の世界観を理解してもらうことを要求してはならない。おそらくそれは土台不可能なことなのだろう。


これは悲壮感で述べているわけではなく、他者の世界観を理解するというのは本当に難しいことなのだ。本質的に、それは不可能なことなのかもしれない。世界観の一端を理解することはできたとしても、重要な部分を理解し損ねたりすることはよくあることである。


諸々のことが終わりに向かっている。いくつか意図的に終わらせる必要があるものがある。


2023年。2年後にやって来るその年がなぜか自分にとってとても大切なように思える。それまでに諸々のことを精算する必要がある。それはそうしなければいけない。


ここからは、他者と共に何かを形にしていく協働に関しては慎重にあらねばらないと思う。双方にとってそれが良いはずだ。フローニンゲン:2021/8/27(金)19:24


7272. 夜の静けさの中で


静かな金曜日の夜。時刻は午後8時半を迎えており、もう随分と薄暗くなっている。午後10時まで明るかった日々は過ぎ去り、日没の時間も随分と早くなった。


夕方に襲った何かが終わり、重要な何かが始まる感覚。その感覚がもたらされる前に充実した時間を送っていたことが興味深い。


昼前から午後にかけて、知人の鈴木規夫さんとの対談レクチャーの第2回目の動画撮影を行なったのである。その後、今日もまた音声ファイルをいくつか作っており、結局今日は9個ほど音声ファイルを作成していた。


対談及び1人語りの充実な時間を過ごしておきながら、夕方にやって来たあの感覚について再び思い出している。終わらさなければならないこと、手を引かなければならないことがいくつかあり、それらを精算することによって開かれて来る新たな世界があること。自己はそれを知っている。


自分は絶えずそのようにして人生を歩んできたのである。大きな変化や変容の際には、仕事や人間関係における大きな変化が伴うことはよくあることである。


今自分を取り巻いている諸々の条件に感謝をしたい。経済的な側面、時間的な側面において、本来はもう望むことのないような環境がある。


それを踏まえると、少しでも気が乗らないことはもうやらないようにする。それが協働上におけることなら尚更だ。それでは双方にとって損失をもたらす。


少しでも気乗りせず、疑念を挟むものがあったら、それは決して引き受けない。今後の協働においては、自分の世界観と深く合致し、自分の時間を投じるに値するものだけ引き受けることにする。これは以前から繰り返し自分に言い聞かせていることではあるが、それを改めて今この瞬間の自分にも言い聞かせる。


自分のライフワークのうちのいくつかは、確かに自己を世界に開いて他者と協働する必要がある。だが、おそらく自分にとって最も重要なことは自分1人で取り組むことのできるもの、いやそれが究極的に自分にとって大切なものであるがゆえに、自分1人で取り組まなければならないもののように思える。


協働と1人で行うこと。その調和は引き続き重要なテーマになるだろう。そこにもまたサイクルのようなものを見出すことができる。


今すぐにではないが、2022年を迎えるまでに、今年中に色々な事柄を収束させていき、新たな協働プロジェクトは控える必要がある。それは将来のより大きく重要な協働に向けて大事なことである。


小雨が降って来た。冷たく静かな雨。それは世界のある側面を明確に映し出している。そうではないだろうか。


夕食後、9月末のボン旅行に関して、行きの列車のチケットを予約した。経路としては、フローニンゲンからアーネムを経由し、さらにはデュッセルドルフを経由してボンに行く。大学時代から付き合いがあるドイツ人の友人がいるデュッセルドルフが意外と近いことがわかったのでまたの機会に友人に会いに行こう。


昨日はボンとトリアーのホテルの予約も完了したので、これでもう予約するべきことは何もない。各種美術館や博物館の開館日と時間を確認し、旅程が出来上がった。


久しぶりの国外旅行はきっと充実したものになるに違いない。人生とは、日々とは絶えず充実しているものなのだ。フローニンゲン:2021/8/27(金)20:54

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