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7143-7146: アートの国オランダからの便り 2021年7月14日(木)



No.2471 色たちの交流_A Communication of Colors


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.755, Mismatch

It is foggy now.

On the contrary, my mind is crystal-clear now.

The external and internal environments sometimes don’t match.

Groningen; 07:20, 7/14/2021


No.756, Always One

Not two but one.

Again, not two but one.

Even if it looks the Trinity, it is always one.

Groningen; 15:35, 7/14/2021


No.757, The Sudden Beginning of Transformation

Something intense came into me.

My body, mind, and spirit began to transform all of a sudden.

Groningen; 20:51, 7/14/2021


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日生まれた3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7143. 美的感覚の画一収斂化を憂いて/トレーニングに関する雑感

7144. 機械化·マニュアル化·自動化への抵抗感

7145. 実践の負荷量/今朝方の夢

7146. 大きな変容に向けた肉体改造


7143. 美的感覚の画一収斂化を憂いて/トレーニングに関する雑感


時刻は午前6時を迎えた。今、辺りに少し霧がかかっている。霧の中、小鳥たちが鳴き声を上げている。


今朝方も肌寒いが、こうした快適な涼しい気候が広がっていることに感謝をしよう。明日は雨との予報が出ているが、ここから1週間は天気が良い。来週のどこかには南オランダのモンドリアン美術館に足を運ぼうかと思う。


ちょうど昨日、テクノロジーと美学の関係性について考えていた。さらには、政治と美学を組み合わせた政治美学(political aesthetics)という学問分野にも注目をしていた。


美的感覚が歪曲され、収奪と喪失の危機に瀕している現代社会。本来多様性の溢れる美的感覚が画一収斂化されている現代社会に危惧を覚える。広義の文明批判のコンテクストにおいて、そして人間と社会の解放のコンテクストにおいて、美学と政治学をさらなる探究事項として扱っていこうと思う。そのようなことを考えていた。


トレーニングから2日が経った本日。今日もまた休養日である。


前回のトレーニングで限界まで挑戦したこともあり、昨日朝起きた時にはそれほど筋肉痛を感じなかったが、それは少し気のせいであり、時間が経つと、やはり筋肉痛の箇所に気付いていった。


腹筋に関してはすでに随分と鍛えられていたように思うが、腹筋と一括りにしてしまうことが乱暴なほどに様々な筋肉部位が腹筋にはあり、前回のトレーニングではこれまで鍛えていなかったような腹筋の部位を徹底的に鍛えたこともあり、それらの部位が相当に筋肉痛になった。昨日の午後に仮眠を取り、ベッドから起き上がる時、そして今朝方の起床の際にそれらの部位の筋肉痛を強く感じた。


トレーニングの翌日の朝、そして今朝もまた起床してすぐのエネルギー補給·栄養補給に最適な時間帯にプロテインを飲んだ。昨日、ホエイプロテインだけを飲むと味が薄く感じたので、今朝はそこにヘンププロテインとカカオパウダーを混ぜて飲んだ。


購入したホエイプロテインは、長らく食べている味噌を作っているオーガニック食品メーカーであり、質は確かなものである。これまで知らなかったが、ホエイプロテインは加工商品と同じ扱いであり、それはチーズと同じ分類であるということだ。


これまでどこかプロテインは人工的な感じがしてあまり良い印象を持っていなかったが、それがチーズと同じ加工食品であると聞くと少し印象が変わり、製造元と製品の質を確かめた上で栄養を補給する上では賢く活用することができる。


明日もまた休養日であり、確かに筋肥大の激しいトレーニングは週に2回が今のところちょうど良いことがわかる。回復期をしっかり設けなければ、筋肉痛が取れないのだ。


明後日のトレーニングの際には、筋肉の超回復がちょうど終わりかけた頃であろうから、ちょうど良いタイミングでトレーニングができそうである。次回はまたいくつか意識したい部位があり、強度を強めたい箇所がある。


毎回のトレーニングに対して仮説を立て、それを検証していくような姿勢は、科学研究に従事していたことを思い出すし、今で言えば作曲実践と通じるものがある。フローニンゲン:2021/7/14(水)06:35


7144. 機械化·マニュアル化·自動化への抵抗感


小鳥たちの鳴き声が辺りに響き渡る早朝の世界。そよ風が波のように辺りを吹き抜けている。


外は少し曇っていて、依然としてうっすらとした霧がかかっているが、小鳥たちの鳴き声とそよ風の存在を確認することができる。


先日、両親とZoomで話をしていた際に、最近の父の創作活動について尋ねた。父が再び絵を描いたり、小説か何かを執筆することを楽しみに待っているのだが、ここ数年父は料理に凝っている。


見栄えも味も、そしてこだわりもプロのそれであり、毎年一時帰国して実家に帰るたびに美味な料理を食べさせてもらっている。話によると、昨年からさらにレパートリーが増えたそうだ。


料理もまた紛れもなく創作活動だと思う。色とりどりの食材を使うのであればそれは絵画的であるとも言えるし、最終的には形を生み出すことから造形的な側面もある。それでいて、何よりも味覚を通じて人を喜ばせることができることに大きな特徴があるように思う。味覚を刺激し、味覚に訴えかけることは他の創作活動にはなかなか真似のできないことである。


以前は色々とレシピを参考にして料理を作っていた父は、今はもう頭の中にレシピがあるということを述べていた。既存のレシピから連想を広げ、独創的な料理を作っている様子が伺える。


父の話の中で印象に残っているのは、誰かが作ったレシピをそっくりそのまま真似て作るというのは阿保だと述べていたことである。マニュアルに書かれていることをそのまま行うことは頓馬以外の何ものでもないと私も思うため、機械的に何かを行うことに対する徹底的な忌避感·嫌悪感は父から受け継いだものなのかもしれない。


現在の自分が広義の文明批判に向かっているのは、そうした感覚が根底にあるからだろう。全てを機械化·マニュアル化·自動化させ、人間から固有性を剥奪しようとする文明的流れに対して大きな抵抗感があるのだ。日々の探究と実践は、その抵抗感が根底にあり、日々の言動はそうした抵抗感の裏返しである。


レシピやマニュアルに対して自分なりの工夫を施すこと。Anthropoceneの時代を乗り越え、Neganthropoceneの新たな時代を切り開くには、自分の固有性を保持·涵養し、差異を生み出すことをしていかなければならない。


自分を振り返ってみると、絵画に関してはそうした道を歩んでいる。作曲に関しては依然として過去の偉人たちの仕事を参考にしているが、そこでも絶えず自分なりの工夫をするようにしている。


自らの頭を働かせ、小さくでもいいから自分なりの工夫を凝らすこと。レシピやマニュアルに対して盲目的に従う阿保や頓馬にはなってはならない。そうした人間はこれから簡単に機械に置き換わっていき、早晩人間ではないものに堕していくだろうから。フローニンゲン:2021/7/14(水)06:51


7145. 実践の負荷量/今朝方の夢


引き続き日記を綴っている朝。時刻はゆっくりと午前7時に近づきつつある。依然として辺りはうっすらとした霧に包まれている。


前回のトレーニングによってかなり肉体を追い込んだので、筋肉痛がまだ残っている。早朝のヨガもこの調子だと難しいアーサナがあるだろう。


朝と夜に習慣として行っているヨガは、時間は短いが、それによって身体の調整が図られている。そうしたヨガに支障が出たとしても週に2回の激しいトレーニングを積んでいこうと思う。


肉体の適応力とは凄いものであり、おそらくしばらくこの激しいトレーニングを行っていけば、どこか身体が適応するはずである。そうなれば筋肉痛の程度も和らぐであろうから、ヨガが支障なく行えるのではないかと思う。


どのような実践でも、実践の初期においてはこうした筋肉痛のようなものが見られることを忘れてはならない。それは学術探究でも同じである。


10年前であれば、英文書籍を読むことは非常に負荷が高かったかが、今は日本語の学術書を読むよりも遥かに楽に英語での学術書を読むことができている。むしろ今は、毎日10時間ほど学術書を読んで脳に何も疲労感が残らないような状態になってしまっていることを見直した方がいいぐらいだ。


もっと負荷をかけるべきなのかを含め、読書の際の工夫を考えていく必要がある。音読しながら読書を進めていくことにも適応し、その負荷ももはや感じられない。自分の頭脳が変貌を遂げていることを感じる。


唯一負荷があると感じるのは、新しい分野の学術書を読み進めていくことであり、ちょうど今それを感じているのは嬉しいことである。マネーとテクノロジーを起点に、とにかく色々な書籍を読んでいる。また、基本書としてみなした書籍については何度も何度も繰り返し読み込むということをしている。


購入する書籍はどれも吟味を重ねたものであり、いずれも再読に値するものなのだが、それでもどうしても質には差が出てしまう。肉体改造トレーニングと同様に、学術探究においても引き続き様々な工夫を施していこうと思う。全ては自分の役割を全うするためである。


そう言えば、今朝方の夢をまだ振り返っていなかった。今朝は一度、午前4時に目覚め、その直前に見ていた夢が重要に思えたが、それについてはもう覚えていない。その代わりに覚えていることとしては、実際に通った中学校のグラウンドにいたことである。


厳密には、今から体育か何かの授業があるらしく、教室で着替えをしていた場面があった。小中高時代の親友(NK)が隣にいて、彼と話しながら着替えをしていた。


今日はもう真夏の暑さだが、半ズボンだとサッカーで怪我をしてしまいそうだったので、長ズボンを履こうか迷っていた。すると別の友人が、今日はこれから学年全体で草刈りをするとのことであり、虫に刺されたりしないように長ズボンを履いた方がいいとのことだった。


草刈りの前にサッカーを少し楽しみたいと思っていた私は、激しくサッカーをしないのであれば半ズボンでも大丈夫だろうと思い、半ズボンを履こうとした。すると、鞄の中に半ズボンがなく、家に取りに帰らないといけないと思った。


家は学校と目と鼻の先にあったので、何にも問題はなかったが、今すぐにサッカーをしたいと思い、またその後に草刈りがあるのだから、もう長ズボンでいいかと思った。


グラウンドに出ると、なぜか高校時代の世界史の先生がサッカーボールを蹴りながら私たちのところにやってきた。先生はサッカーのど素人であり、ヨット部の顧問だった。


そんな先生が、サッカーボールを蹴りながら、ヒールリフトか何かの技を習得したいと私たちに述べた。先生がその技の名前をちゃんと覚えていなかったので、私たちは先生が何の技を習得したいのかいまいちよくわからなかった。すると、先生はいつの間にかその場から消えていた。


草刈りが始まるまでサッカーを楽しむことにしたのだが、ある小柄な友人(YU)にセンタリングで良いボールを送ることがなかなかできなかった。というよりも、自分の足元にボールがやって来ず、早くボールを蹴りたいという思いが高まっていた。


そうこうするうちに草刈りの時間が迫ってきて、やっと自分の足元にボールがやって来たのだが、それは利き足ではない左足でボールを蹴ることを要求するようなものであり、実際に左足でセンタリングを上げると、友人のところには飛んでいかず、ゴールの方向に向かっていき、バーに当たってボールはゴールの後ろに飛んでいってしまった。


そこでハッと目覚め、ベッドから起き上がろうとしたら腹筋が筋肉痛で痛くて寝返りを打ってベッドから外に出た。フローニンゲン:2021/7/14(水)07:14


7146. 大きな変容に向けた肉体改造


時刻は午後4時を迎えようとしている。今日は1日を通して曇っており、気温は涼しい。この日記を書き留めたら、近所のスーパーに買い物に出かけようと思う。


食実践を改めた時にも色々と文章を書き留めていたことを思い出す。今はそれをする必要がないのは、新たな食実践が定着化され、そして、時折それが自然と見直されているからである。


今新たな実践として肉体改造が加わり、それについては色々と試行錯誤をする必要があるために文章を書き留めておく必要がある。それは思考の整理の意味もあるし、記録のためもあるし、意識的に実践に取り組むためでもある。


先ほど、ここから大きな意識の変容が起きるのではないかという予感があった。その変容に向けた準備としてグロスボディの抜本的改造が求められたのではないかと思う。そうでなければ、何かが降って来たように突然肉体をまるっきり新しく作り替えようなどとは思わないはずなのだ。


グロスボディというのはより高次元のボディにとっての重要な土台となる。その土台をもう一度作り直すという建築作業が強く求められている。それに付随して、低次の欲求を含めて、それらを見つめ直していくことも求められているように思う。


フロイト派、新フロイト派の理論を探究することに向けて文献を改めて購入していこうとしているのも、単に文明批判とその再建のためだけではなく、自らの精神分析にも用いるためなのだろう。


肉体改造トレーニングを始めたことにより、目に見える形でホルモンバランスが変化した。男性ホルモンを司るテストステロンの分泌量が増したことを強く実感する。それが日中の意識や行動にも如実に現れており、筋力トレーニングの効果を知る。


筋力トレーニングに関する情報というのは、ファスティングや食実践に関するものと同じぐらいに溢れている。情報の精査と吟味を具に行い、自分のその時の身体が求めるトレーニングを行っていく。


今朝方、くしゃみをした際に腹が痛くなるほどに筋肉痛があることがわかり、思わず笑った。この現象は本当にボルダリングを始めた時と似ている。


上半身の筋肥大をする際には、単に上半身を鍛えていればいいかというとそうではない。大きな筋肉を鍛えれば鍛えるほど、トレーニング後に男性ホルモンや成長ホルモンの分泌が高まるため、大きな筋肉のある脚をいかに鍛えるかが鍵を握る。下半身に対しても高強度のトレーニングをこれから意識的に課していこうと思う。フローニンゲン:2021/7/14(水)16:05

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