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6876-6879: アートの国オランダからの便り 2021年5月3日(火)


No.2194 光の反響_Reflection of Light


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.584, Rebirth

A new week and a new day are both celebrating my rebirth.

I’m celebrating their rebirth in return.

Perhaps, everything is in an endless cycle of reincarnation.

Groningen; 06:25, 5/3/2021


No.585, A Wave and the Ocean

I rode on a wave.

I touched a stream of the ocean.

Finally, I become the ocean.

Groningen; 21:42, 5/3/2021


No.586, I am I am

I’m not separate from anything.


I am I am.


The world manifests through me.

The world is me, and I am the world.


Both are always relaxing in emptiness and fulness.

Groningen; 21:46, 5/3/2021


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(5つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日生まれた4曲


本日生まれた曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

本日生まれた曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

6876. 今朝方の夢

6877. 時間感覚の変容/詩を題材にした研究手法に関する書籍

6878. 全てとしての自己/開眼·開耳/見性的大爆笑

6879. 探究に次ぐ探究


6876. 今朝方の夢


時刻は午前6時を迎えた。今、新たな週の始まりを祝福するかのように、1羽の小鳥が鳴き声を上げた。


5月に入ったが相変わらず気温が低く、肌寒い。今週は天気が崩れがちであり、全ての日に雨マークが付いている。


1つ良い知らせとしては、今週の日曜日からようやく気温が上がることだろう。なんと日曜日は最高気温が20度を越すようなのだ。翌日の月曜日も19度ぐらいまで気温が上がるようなので、ここからようやく春らしくなってくるかもしれない。


5月のフローニンゲンが 20度を超えるというのはやはり滅多にないことなので、翌週からはもう少し気温が下がると思うが、ようやく暖かくなってこようとしていることを喜ぼう。


早朝の静けさに包まれながら、今朝方の夢について振り返っている。夢の中で私は、見慣れない土地の見慣れない建物の中にいた。そこで小中高時代の友人2人と話をしていた。1人は女性であり、もう1人は男性である。


しばらく3人で話をしていると、男性友達の方がその場から去り、そこからは残った女性友達と話を続けていた。私は彼女の相談事に乗っていて、しばらく話を聞いた後、こちらからも相談事を持ちかけた。


気がつくと私は、実際に通っていた中学校の校舎にいた。私は靴箱の前に立っていて、喉が乾いていたので、靴箱の裏にある冷水機の水を飲もうと思った。


するとどうやら今は掃除の時間らしく、水を飲んだらすぐに掃除に向かおうと思った。ちょうどある親友(SI)と遭遇したので、体育館裏の掃き掃除をしようと親友に持ちかけた。そこで夢の場面が変わった。


この夢において、女性友達と話をしていた内容について思い出そうとしているが、どうにも思い出せない。何か真面目な話をしていたことは確かであり、彼女の話は自分にとっても重要だったことを覚えている。話をしている最中において、教室にはあまり人がいなかった。


次の夢の場面では、同じく学校の校舎の教室の中で、1人の友人(HY)と投資の話をしていた。しばらく彼と話をしていると、彼は消え、今度は大学時代の友人と同じテーマで話をし始めた。


どうやら彼は、投資に関するYoutubeチャンネルを持っているとのことだったが、実は先日に偶然そのチャンネルを発見しており、彼の一連の動画は既にほぼ全て見ている状況だった。


彼は経済学部に所属していて、投資に関しても明るく、動画の内容も非常に面白いものだったので、チャンネルを登録していたのである。彼の動画の中には彼の愛犬が3匹登場し、チャンネル名が愛犬の名前から取られている。最初の方の動画の中でチャンネル名の由来について解説しているそうなのだが、その動画は見ておらず、彼の話を聞いて、チャンネル名の由来が何なのかが分かってスッキリした。


そこからはある個別銘柄について意見交換をし、意見交換をしている最中にチャートを見ると、その銘柄の価格がここから一気に上がっていくであろうサインを発していた。彼は興奮気味であり、それとは対照的に私は冷静にその状況を見ていた。そのような夢を見ていた。


実際のところは、その他にもう1つ夢を見ていたように思う。その夢の印象的な場面でハッと目を覚ましたというのが今朝方の目覚めであった。フローニンゲン:2021/5/3(月)06:21


6877. 時間感覚の変容/詩を題材にした研究手法に関する書籍


時刻は午前7時を迎えた。起床直後は晴れていたのだが、先ほど朝風呂に入り始めたあたりから小雨が降り始めた。今もまだ雨が降っていて、今日は1日を通して雨が降るようだ。


湯船に浸かりながら目を閉じ、雨音に耳を傾けていると、すぐさま深い瞑想の意識状態に誘われた。朝風呂に入って目を閉じることは、自分にとって観想的な瞑想実践である。


思考が浮かぶことに囚われることなく、想念の海を何にも囚われることなく泳いでいるような感覚。そのような感覚で風呂に浸かりながらの瞑想をしている。


この意識状態は、日常のふとしたときにも訪れている。厳密には、瞑想をしている最中ほどではないが、瞑想の意識状態は24時間常に持続するような形になりつつあるように思える。


それは夢を見ている主体にも影響を与えている。それはすなわち、夢を見ている主体を見ている究極的な主体が徐々に色濃く立ち現れ始めているということを意味している。


時が止まっているような感覚。それほどまでの静寂さと落ち着きの中で日々の生活が営まれている。


時が止まっているようでいて、日々の生活の中では時の流れに晒された多様な変化が見られる。そして、自分の中で何かが着実に進行している様子も見る。


時と自己との関係性、そして時間感覚の変容を通じて開示される外面世界の見え方の変容は大変興味深い。


昨日、詩を題材にした霊性の発達研究、及びトランスパーソナル社会学の研究を行うための方法論の手がかりが得られそうな学術書を発見し、大きな喜びを得た。詩というのも1つの研究材料としてやはり活用することができ、詩に含まれた豊かな意味をインテグラル理論で言えば左象限の何らかのアプローチを用いて紐解いていきたいということは前々から考えていた。


いくつか自分なりのそのアプローチについてアイデアが芽生えていたのだが、改めて詩をどのように扱っていくのかの方法論を解説した学術書に出会えたことを嬉しく思う。3冊の書籍は下記のものであり、それらの書籍に加えて、今月は20冊から30冊ほど書籍を注文しよう。


·Poetic Inquiry: Craft, Method and Practice (Developing Qualitative Inquiry)

·Poetry, Method and Education Research: Doing Critical, Decolonising and Political Inquiry

·Poetry as Method: Reporting Research Through Verse (Developing Qualitative Inquiry)


せっかく豊かな意味、それはもう無限の意味と言ってもいいものを内包する詩を右側象限のアプローチで安易に定量化しないようにする。もちろん、右象限の客観的なアプローチによって詩を研究していくことも何らかの価値を持っていると思われが、自分はそのような形で詩を研究しない。


現象学的、発達心理学的、解釈学的、文化人類学的な観点から詩を取り上げた研究をしていきたい。上記3冊の方法論からヒントを得ながら、詩をどのように分析していくのかの方法論を確立していこう。


ウィルバーの各種書籍を参考に、そして統合的霊性学の研究で著名なダスティン·ディパーナの3部作を参考にしながら、第3層の意識段階に焦点を当てて詩を分類していくための測定マニュアルを作っていこうと思う。


そこではもちろん段階だけではなく、意識状態や3つの人称表現も分析の観点に加えていく。世界の様々な霊的な詩をインテグラル理論や成人発達理論の観点を通じて行う研究が、いつか宗教間の友好的でより深い対話、世俗と宗教の友好的でより深い対話の実現につながってくれればという願いがある。フローニンゲン:2021/5/3(月)07:19


6878. 全てとしての自己/開眼·開耳/見性的大爆笑


緩やかに進行していく朝の時間。そこには果てしない静けさと穏やかさがあって、自己はその中に大いにくつろぎ、それらと一体となっている。


静けさとしての自己。穏やかさとしての自己。くつろぎとしての自己。そう、自己は何にでもなれるのであり、自己は全てなのだ。


知覚の崩壊からの知覚の変容。そして知覚の無限拡張的爆発。そのような現象が今自分に起きているように思う。


その結果として、心の眼と心の耳で捉えられることがとても豊かになっている。開眼·開耳。それが起こったのである。


先日ふと、見性的大爆笑が起こった出来事があった。自分が自分を認識するのと、自分が他者を認識する最中に超越的な認識主体が見え、自己の中に他者がいて、他者の中に自己がいることが疑いようのない明々白々な気づきとしてやって来たのである。


その気づきがやって来た時、仕事場の窓から天を仰いで大いに笑った。あまりにもおかしかったのである。


その笑いを堪えることはとても難しかった。それは見性的大爆笑であった。そのような出来事が先日あったことを今ふと思い出す。


昨日は、認知の本質に想像力があるということについて考えていた。いかなるシンボルも言葉も、想像力の力なくしては生み出されない。


そもそも抽象世界で思考を働かせることは、想像力を働かせているのとほぼ同義であり、想像力なくしては抽象的な思考は不可能になってしまうだろう。ここに想像力の重要性と、それを涵養していくことの大切さを見る。


翻ってこの社会は、想像力の発揮と発達を抑圧し過ぎてしまっている。その状態では、個人はシンボルや言葉の本質に気づかない奴隷になってしまい、社会としては本来変容させていくべき種々のシンボルや言葉の変容を進めていくことができない。


今日はこれから、昨日から再読を始めたロイ·バスカーの書籍の音読を進めていく。ここからますます楽しみな章に入っていく。バスカーの書籍はほぼ全て購入していて、今後それらの全てを改めて再読していこと思っている。


午後からは昨日に引き続き、『インテグラル心理学』の読書会に関する音声ファイルを作成していく。今日からようやく参加者の皆さんからいただいたコメントや質問に対して音声ファイルを作っていこうと思う。


読書会は2ヶ月に1度のペースということで、非常にゆっくりと進むこともあり、音声ファイルの中で、インテグラル理論や成人発達理論の観点から紐解くと面白い映画もいくつか紹介したいと思う。


今日も探究と創作に打ち込む日となるだろう。フローニンゲン:2021/5/3(月)08:28


6879. 探究に次ぐ探究


時刻は午後7時半を迎えた。今日は午前中に激しい雨が降り、午後も曇りがちであったが、今は雨が止んでいる。


外の天気を忘れてしまうぐらいに、今日も探究活動と創作活動に打ち込んでいた。ここ最近は、創作活動以上に書物を読むことを通じた探究活動に勤しんでいるように思う。今日も引き続きロイ·バスカーの書籍を音読していた。


ケン·ウィルバー、そしてエドガー·モリンと同様に重要なメタ理論を提唱したバスカーの思想から学ぶことは極めて多いことに改めて気づかされる。残念ながらモリンの書籍のほぼ全てはフランス語であるため、今のところモリンが提唱したメタ理論を実際の彼の著作物から知ることはできていない。


今はウィルバーとバスカーの書籍を全て読み返すことに注力している。ウィルバーの書籍は、出版されたものであれば全て持っているが、バスカーに関してはまだ持っていない書籍が数冊ほどある。そうしたことから、今日はまだ持っていない書籍を再度調査していた。


今週のどこかで5月分の書籍の一括注文をしようと考えていて、その際にまだ持っていないバスカーの書籍と、バスカーの批判的実在論や晩年のメタリアリティーの思想に関する関連書の中でいくつか興味深いものを見つけたので、合わせてそれらも購入しようと思う。


バスカーに関する書籍は、合計で10冊ほど購入しようと思う。そうなってくると、今月は30-40冊ほど書籍を購入することになるだろう。


探究の重心はウィルバーの思想とバスカーの思想にあり、それに並行する形で霊性に関する書籍や詩集を読んでいく。その他にも、「一瞬一生の会」で今季からレクティカのアセスメントや理論を正面から取り上げていることもあり、改めて手持ちの成人発達理論の書籍の中で関連する書籍を読んでいこうと思う。同時に、いくつか論文も改めて読んでいくつもりである。


少なくとも第2層の意識構造から生まれたバスカーの批判的実在論、そして第3層の意識構造から生まれたメタリアリティーの思想に触発および啓発されている。自己がまたどこか高みに向かって上昇しているような感覚がする。こうした引き上げ効果はウィルバーの書籍を読んでいても生じることであり、バスカーの書籍にも同様の効果がある点は非常に興味深い。


ここから3冊ほどバスカーの書籍を読んだら、一度ザカリー·スタインの書籍を経て、そこからは統合霊性学の研究で多大な功績を残しているダスティン·ディパーナの3部作を読んでいく。


第1部をパラパラと眺めたところ、ウィルバーのインテグラル理論の枠組みを活用しながらも、ウィルバーにはない観点、ないしはウィルバーよりも深い観点で霊性を取り上げている項目がいくつかあり、初読の際にはそうした箇所から新たな発見を色々と得ることになるだろう。


探究に次ぐ探究。呼吸をするように探究活動に勤しんでいる自分を静かに見守る自己が優しい微笑みを浮かべている。フローニンゲン:2021/5/3(月)19:53

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