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6052: アテネからの便り 2020年7月28日(火)


No.1066 早朝のアテネの優しさ_Morning Tenderness in Athens

本日の言葉

Generous love aims to achieve happiness through the realisation of the other. Ole Nydahl

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タイトル一覧

6052.【アテネ旅行記】昨日起こった事件

6052.【アテネ旅行記】昨日起こった事件

時刻は午前6時を迎えた。アテネ滞在の6日目が始まった。

昨日、とんでもない失態をしてしまった。それは何かというと、財布を紛失してしまったことである。

それは盗難ではなくて、おそらくどこかに落としてしまったのだと思う。しかし、それがどうも変なのだ。

昨日は午前10時ぐらいにホテルを出発し、古代遺跡巡りに出掛けた。リュックサックの中に財布、タオル、パスポートを入れ、リュックの脇に水のペッドボトルを置いて出掛けた。

ホテルを出発する直前に、確かに財布をリュックの中に入れたことを覚えている。昨日もまた気温が高かったので、歩き始めてすぐにタオルをリュックから取り出した。

私がリュックを開けたのはその時だけだった。そしてその時には、リュックを少し開けてタオルを取り出しただけなので、財布が落ちるはずはないし、落ちたとしてもすぐに気づくはずだった。

そこから1時間ほどかけてアクロポリスに向かってゆっくり歩いていき、その途中で人と接触したことはない。混雑した場所に身を置いたことはなく、誰からもリュックを触られることはなった。

アクロポリスに到着し、中を見学したいという思いが高まらなかったので、外観だけを眺め、しばらく木陰のベンチに腰掛けながら遠くの景色を眺めていた。そこからはアテネ市内が一望できたこともあり、その眺めを楽しんでいたのである。

行きに見つけることのできなかった民族音楽博物館を探しに再び歩き始め、無事にそれを見つけることができ、入場料を払おうとした時に財布がないことに気づいた。その時、確かに財布をリュックに入れていたのでおかしいなと思い、もしかしたらリュックに入れたと思い込んでいるだけであり、ホテルに置きっぱなしになっているのかもしれないと思った。

幸いにもパスポートやその他のものはリュックに入ったままになっていた。そこからホテルに引き返し、財布にルームキーを入れていたので、新しくルームキーを発行してもらい、部屋に戻った。

すると、いくら探せども財布は見つからなかった。まだホテルの残りの宿泊分の費用を支払っておらず、宿泊に関する少額の税金の支払いもまだだった。

クレジットカードを差し止める前に、クレジットカードの番号を通じてなんとかホテルの支払いを済ませ、その後、クレジットカードだけではなく、キャッシュカード、オランダの銀行のデビットカードなどを差し止めた。そこからは最寄りの警察署に行き、紛失届を提出した。

ホテルのコンシェルジュの年配女性が親身になって助けてくれ、警察署への届けに関して教えてくれただけではなく、日本の領事館に電話をしてその後の対応について教えてくれた。財布に現金も含めて、全てのお金が入っていたこともあり、私は文字通り無一文になってしまったのだ。

帰りの際に、ホテルから空港までのバスの代金と、アムステルダムの空港からフローニンゲンの駅までの列車賃さえあれば、問題ないと思ったのだが、それさえもなくとても困った。領事館の職員の方が教えてくださったウエスタンユニオン銀行に送金を試そうと思うが、どれくらいの日数で送金が完了するかが鍵を握る。

アテネに滞在をするのは今日を含め、あと3日ほどしかないので早急に対応をしたい。少なくとも6ユーロさせあれば、なんとかオランダには戻ることができるのだが···。

その間はもちろん、ホテルの朝食以外は何も飲み食いをすることをせず、期せずしてのファスティングに向けた準備のような形になりそうだ。アテネ:2020/7/28(火)06:31

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