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3224. オランダに戻ってきて


ボストンからオランダに戻ってきてからの初日が始まった。フローニンゲンの自宅の周りの静けさがとても懐かしく思える。同時に、この落ち着いた環境には改めて感謝をする必要があると感じている。

一週間以上この町から離れていたためか、フローニンゲンに戻ってくると、紅葉がより一層進んでいることに気づく。書斎の窓から見える景色の色彩が確実に変化している。

緑色が失われ、その代わりに黄色や赤色が目立つようになった。気候に関しても申し分なく、今日から一週間は晴れの日が続くようである。ただし、明日は最低気温がなんと2度まで下がるとのことであり、十月に入ったばかりであるのにそこまで冷え込むことには驚かされる。

ボストンからフローニンゲンに戻ってくるまでの疲れを癒すために、昨日は夜の八時半に就寝した。そこから今朝は午前十時半まで寝ていた。時間に換算すると、相当の時間を睡眠に充てていたことになる。

ボストンからニューヨーク、ニューヨークからアムステルダム、アムステルダムからフローニンゲンへの移動によって、心身に疲労があったことは確かであるが、昨夜の睡眠のおかげで、今は随分と調子がいい。

しかし今日は無理をせず、今日から改めて始まるオランダでの生活に向けて、心身をさらに整えていきたいと思う。

今日と明日の時間を使って、大学院への出願のための志望動機書を執筆しようと思ったが、今日その執筆に時間を充てるのではなく、明日に集中してドラフトを作成しようと思う。今日はその代わりに、ゆっくりと読書をしたり、作曲実践を行ったりしようと思う。

読書に関しては、ボストンの四店の古書店で購入した書籍や、ボストンの旅行中に自宅に届いていた数冊の書籍を読むことを行いたい。ハーバード大学教育大学院(HGSE)の教授たちと話をしてみて改めて気づいたのは、ここからは今まで以上に旺盛に論文や書物を読んでいく必要があるということだった。

さらには読み方や読む質についても考え直す必要があると思っている。HGSEの教授陣たちの知性からは学ぶこと——あるいは身体を通じて感じられる何か——が多々あり、彼らと学術探究を進めていくためには、より一層の精進が自分に求められることに気づく。

今日からは、芸術教育と教育哲学に関する書籍と論文を旺盛に読み進めていく。それに加えて、人間発達に関する文献についても再び読み返していきたい。秋の季節の緩やかな進行のように、自分の探究を緩やかに進めていく。

そして今日は、作曲実践についても旅行前と同じように行っていこうと思う。旅行中の前半は全く作曲ができなかった。

作曲を行うエネルギーがないほどに、有意義な時間を過ごしていたと言えるかもしれない。今日からは再び作曲を行うエネルギーと時間があるであろうから、作曲実践についてもゆっくりと自分にできる範囲のことを進めていく。

季節が深まっていくプロセスに足並みを合わせて、自分の諸々の活動を深めていきたい。フローニンゲン:2018/10/6(土)11:36

No.1336: A Shining Bell for Tomorrow

Today was my birthday, but everything was as usual.

I’ll be reborn tomorrow, and the new self will come. Groningen, 20:55, Sunday, 10/21/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

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