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2752. 【ロンドン滞在記】ロンドンサウスエンド空港駅のプラットホームの上で


早朝にホテルの自室で今日利用するロンドン郊外にあるサウスエンド空港について調べてみると、そこにラウンジがあり、持っているプライオリティーパスによって無料で利用できることがわかった。

ホテルの自室には十分な広さの机がなく、日記を書き留めることも作曲することも十分にできないような状態にあったため、ホテルを早めに出発し、空港のラウンジでゆっくりとすることにした。世界中の空港のラウンジの大部分を無料で利用できるプライオリティーパスにはいつも本当に助かっている。

早朝の九時にホテルをチェックアウトし、今はサウスエンド空港に向かう列車の中にいる。ロンドンから数駅ほど郊外に出てみると、そこにはのどかな景色が広がっている。

それはまたオランダののどかさとは異なるが、こうした風景が私の心を落ち着かせてくれることは間違いない。空港に向かう列車はとても空いており、四席ある椅子を一人で使っている。

今日も雲一つない天気に恵まれ、車窓から見える景色が輝いて見える。車窓の上の子窓が全て開けられており、そこから涼しい風が入ってくる。サウスエンド空港まであと10分ほどだろう。

空港に到着したら速やかにセキュリティーチェックを済ませ、すぐさまラウンジに向かいたい。ラウンジでは昼食までの時間をまずは作曲実践に充てる。

テレマンとバッハの曲を参考にする形で二曲ほど作れたらと思う。とにかく短い曲の中であれこれと試行錯誤をし、実験に次ぐ実験の中で自らの作曲技術を高めていく。今日の実践もそれを強く意識する。

作曲実践が落ち着いたら、過去の日記を編集したいと思う。この編集作業も少しずつではあるが着実に進んでいる。

今回のロンドンの旅行中にも合計で40本ほどの過去の日記を編集した。今日もまだ移動時間があるため、積極的に過去の日記を編集していきたい。

たった今、サウスエンド空港の駅に到着した。駅に到着するアナウンスがあってから思っていたよりもすぐに駅に到着したので、日記を書くことを中断しなければならなかった。

今書きたいことを全て形にしておきたいと思った私は、駅のプラットホームでこの日記を書いている。どんな環境に置かれても、とにかく書きたいと思うことを書く。

その瞬間に形になろうとするものを必ずその瞬間に形にしておく。形象化には鮮度があるのだ。そのタイミングを逃してはならない。

今、駅のプラットホームにいるのは私だけであり、そこでこのように日記を書いているのは馬鹿げた行動に思えるかもしれない。空港の中に入ればすぐにまた日記を書けるのは確かだが、列車から降りたその瞬間に書き留めておかなければならないことがあると思ったため、今それを書いている。

この世界のいかなる場所で何をしようとも、自分の内側で形になろうとするものが芽生えているのであれば、常にそれを形として外側に誕生させようと思う。

今、プラットホーム越しに一機の飛行機が大空に飛び立っていった。何も遮るもののない紺碧の空に向かって飛び立った飛行機を眺めながら、今日も明日もこれからも、自分のなすべきことに邁進しようという気持ちを再び持った。ロンドンサウスエンド空港:2018/6/25(月)10:34

No.1104: A Part and the Whole

A part is precious and indispensable to the whole.

A piece of music is a part of the galactic piece of music that I create throughout my life. Groningen, 08:15, Saturday, 8/4/2018

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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