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2378. 研究と自己に伴う揺れ

April 26, 2018

今日は風がなく、とても穏やかな一日になりそうだ。目の前に見える赤レンガの家の煙突から白い煙がゆっくりと上空に立ち昇っている。

 

今朝のフローニンゲンの空は本当に綺麗だ。遠くの空は薄紫色に照らされていて、手前の空はライトブルーの様相を呈している。

 

今日は久しぶりにノーダープラントソン公園へランニングに出かけようと思ったが、昨日一時間ほど歩いたのと、今日は少しばかり時間をかけて取り掛かりたいことがあるため、今日は自宅でトレーニングをすることに留めようと思う。来週は天気が良い日が続くようなので、また来週にランニングに出かけたい。

 

昨日は、ザーニクキャンパスに出かけ、そこで現在行っている研究に関するミーティングを行った。この研究はミヒャエル・ツショル教授と主に進めているものだが、研究対象がMOOCということもあり、またフローニンゲン大学のMOOCチームからデータを提供してもらっているということもあり、研究インターンでお世話になった二人の博士からも引き続き助言をいただいている。

 

昨日のミーティングはまさにその二人と行ったものだ。ミーティングが終わり、再び研究に取り掛かりたいという意思が強くなり、指摘されたいくつかの事柄に対して、早速修正を加えるようにした。

 

具体的に手を動かして分析を行ったり、文章を執筆したというよりも、修正案をあれこれと考え、それをメモとしてまとめていたと言った方が正確だろう。明日は研究に充てる時間が幾分取れると思うので、これらの修正案は明日に実行したいと思う。

 

昨日のミーティングを改めて振り返ってみると、研究というのは小さな揺れが不可避につきまとうものなのだと思う。もちろん、時には大きな揺れが起こることもあるだろうが、こうした揺れの幅は何によって決まるのかを考えていた。

 

最初に立てたリサーチクエスチョンや仮設の強さによって決まるのだろうか。もしかすると、今回の研究はその辺りの強度がきちんと確保されていなかったために、諸々の揺れが起こったのではないかと思われる。

 

ただし、昨年サスキア・クネン先生と行っていた研究の方がより大きな揺れがあったように思う。研究の途中で新たな分析手法を加え、結局それを活用しないというプロセスを辿っていたことからも、昨年の方が研究に紆余曲折があったように思う。

 

そこから自己に観察の視点を移してみると、研究そのものの揺れのみならず、私の内側も揺れを経験しているから興味深い。研究の揺れに応じて自己が揺れ、自己の揺れに応じて研究に揺れが生じる。

 

研究も自己も生命を持つダイナミックシステムであるから、揺れそのものは何ら否定的なことではない。むしろ、そうした揺れがあるから前に進めるのだ。

 

ここで重要になるのは、その揺れの変動性の度合いである。どうやら研究や自己が前に進むための最適な変動性というものがありそうだという感覚がどんどん増してくる。

 

今回の研究で経験している揺れは突発的に訪れたものであり、もしかすると研究を前に進める上ではあまり必要のない揺れなのかもしれないと思う。それは上述の通り、リサーチクエスチョンと仮設の強度によって本来生じなかった揺れが含まれているからだ。

 

一方で、こうした研究を発展させていく上ではあまり必要でなかった揺れも、自己を成熟させていくためには必要であったことに気づかされる。実際に、私は昨日のミーティングを通じて様々なことを学ばされた。

 

今後の研究においても、自己の成熟に必要な揺れを経験し続けるだろう。そうした経験が積み重なるに連れて、研究そのものへの不適切な揺れは減少し、研究がより最適な揺れの伴うものになるのではないかと期待している。これから今日の仕事にゆっくりと取り掛かろうと思う。フローニンゲン:2018/4/6(金)07:20

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