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2052. 究極的な自閉性と自開性


システム科学、ネットワーク科学、発達科学、教育科学の四つの領域から、組織開発を含め、この社会に蔓延る課題の解決に向けて動き出すというのは、一つ自分に課せられている大切な役目のように思える。

昨日、インターン先のオフィスの自室から外を眺めている時にそのようなことをふと思った。発達科学の中でも発達心理学、その中でも成人発達理論に関して、私は長らく探究を行ってきた。

教育科学の中においては、実証データから教育手法や教育プログラムの効果を検証していくことを目的とした実証的教育学は、まさに今私がフローニンゲン大学で探究していることに他ならない。昨年はとりわけ、システム科学の中核を担うダイナミックシステム理論について探究を深めていった。

昨年の研究においてもダイナミックシステム理論の概念と分析手法を活用し、ダイナミックシステム理論に関するコースを履修するなり、様々な観点からダイナミックシステム理論の分野を探究していたように思う。

現象をシステムとして捉えていくことの探究を進めているうちに、現象をネットワークとして捉えることも非常に有益であることに気づき始めた。そこから独学でネットワーク科学の探究を始めるようになったのは昨年のことである。

これら四つの科学領域の探究は、内側からの要求事項に促されて進められているものである。自分の内側には、それら四つの科学領域の探究を推進していく促しがあり、それに駆り立てられる形で日々の探究が進んでいる。

今後組織開発の課題に取り組んでいく際には、当然ながら経営学の組織論に関する最低限の知識は必要になるだろう。しかし、私の貢献領域は経営学を通じたものではなく、やはり上記の四つの科学領域を通じたものになるだろう。

この社会で自分の果たすべき役割というものが徐々に明確になりつつあることは喜ばしい。

昨日インターン先のオフィスの自室にいる時、自らの意識を極限まで内側に閉じさせ、そこから反動的に少なくとも地球規模にまで開放拡張させることが重要である、ということを考えていた。

極度な自閉性と極度な自開性は両立しうる。そしてそれを成し遂げなければならない、ということを強く感じていた。

その時の自分の頭の中には、日記や作曲実践という個人的な表現行為を極度に進めていくことと、科学研究とそこで得られた知見を社会の課題の解決に向けて適用するという社会実践とが完全に両立しうることであり、それを究極的な次元で進めていくことが大切だという考えが芽生えていた。

個人的な実践と社会的な実践の双方を、今日もまた推し進めていく。自らの意識が内側の究極的な一点に収束していき、そこから外側へ無限に開放されていく絵が意識の層に浮かんでいる。フローニンゲン:2018/2/17(土)07:23  

No.771: Need for Eternity

Because I suppose that I am covetous of knowledge, does it mean that I may be enslaved by the need for power?

Yet, the presumption of the statement is that knowledge is power. Is it so? It could be.

Thus, I might be captivated not only by the need for power but also another type of need.

What is it? It could be the need for eternity.

Knowledge is abstraction that can possess the quality of perpetuity. I may be seeking for it in my daily practice. Groningen, 20:07, Sunday, 2/18/2018

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