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2037. 深まりと継続


今日はとても天気がいい。あいにく今日は外出する予定はないのだが、書斎から穏やかな冬のフローニンゲンの空を眺めることができるのは喜ばしい。

今この瞬間の空には雲一つなく、遮るものがない大空を鳥たちが自由に舞っている。その姿は晴れ晴れとしており、実に優雅である。

艶のある日々が続いている。そんなことを数日前にふと思った。

日々が光沢を発しているように知覚されることが最近多くなっている。日々はとても艶かしいのだということに気付けば気付くほど、毎日が充実した形で過ぎていく。

今日は晴天に恵まれているのみならず、一切風が吹いていない。幸いにも、今週末のインターンの日も今日と同じように晴天かつ風のない日となるようである。

昨夜、現在の研究アドバイザーであるミヒャエル・ツショル教授と昨年の研究アドバイザーであるサスキア・クネン教授にメールをした。二人に報告をしたのは、昨日の早朝に知らされた学会での発表の受理に関することである。

学会に提出した論文の第二著者はツショル教授であり、統括的な立場で第三著者になってもらったのはクネン教授だった。そうしたこともあり、二人は論文が採択されたことを喜んでくださった。

私の中でまだ論文を書く意義を絶対的な次元で掴めておらず、自分の内側から溢れ出すような何かを感じていないのだが、それでも科学論文をゆっくりと書き続けていくことが重要であると昨日思った。

とにかく書き続けるということ、継続が全てである。中断することなく、兎にも角にも論文を書いているという状態を継続させることが重要だ。

その流れを決して途切れさせないようにする。深まりは継続の中からしか生まれないのだから。

膨大な本数の論文を一気呵成に執筆していくのはもう少し先のことになるだろう。それがいつになるのかわからないが、日々の継続の先にそれは必ずやってくると信じている。

今日もこれから科学論文を読み進めていく。論文を読むことが読む目的の中で営まれてはならず、それは論文を書くことを目的とした中で営まれなければならない。

読むために文章を読まない。書くために文章を読むこと。それを何よりも肝に銘じて今日もまた自分の仕事に取り組んでいく。フローニンゲン:2018/2/13(火)08:44   

No.756: Twilight for Tomorrow

Today has been a wonderful sunny day.

The twilight I can see at this moment seems to be a door for tomorrow. Groningen, 17:07, Wednesday, 2/14/2018

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