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1885. UFO目撃


「UFO? UFOだ!」 私は思わず心の中でそう叫んだ。夕食中、食卓の窓の外から見える雪景色を何気なく眺めていたところ、それは姿を現した。

私の母は大学生だった頃、UFOの出現からそれが消え去るまでの一部始終を目撃する体験をしたそうだが、それは本当だったのだと思った。

「やっぱり存在してるんだ、UFO」と私は思った。

UFOに関する話は母から度々聞いていたが、それを幼少時代に聴いて以降、私はしばらく夜中に激しく光るものを見た時に怖くなることがある。

幼少期の頃、社宅に住んでいた時、就寝中にいきなり外から自分の部屋に眩しい光が入ってきた時などは、「宇宙人に連れ去られる」とビクビクしていた。いつもその激しい光の正体は、ご近所さんの車のヘッドライトが反射して自分の部屋に差し込んできたものだった。

つい最近まで私は、そうした激しい光を就寝中に感じると、異星人と遭遇してしまうのではないかと恐れていたが、このところは異星人と遭遇するのは幸運なことなのではないか、と思い始めている。

ただし今でも、「丑三つ時」の時間帯に目を覚まし、その瞬間の時刻が丑三つ時であるとわかると、幽霊が見えてしまうのではないかという恐怖から、さっと目を閉じるようにしている。丑三つ時だけは今でもダメだ。

偶然ながら、夕食を食べている最中に、もしかすると自分は今後、一旦この星を離れて自らのなすべきことに打ち込む期間があるのではないかということを考えていた。

一年間ほどこの星から離れて生活をすると、いろいろと協働者の方に迷惑がかかるであろうから、半年間だけならこの星から離れて生活するのも許容されるのではないか、と思っていた。どれくらいの期間であれば地球を離れて生活できるのかの計算を頭の中で行っている自分がいた。 母国を離れ、この世界の様々な場所を転々としながら人生を送ることを続けていると、つくづくその生活環境でしか喚起されえぬものがあることに気づく。また、その場所でしか出会えぬものが数多くあることに気づく。

そうしたものの一端を人は文化と呼ぶのかもしれないし、その場所でしか育まれえぬものとの邂逅と呼ぶのかも知れない。日々の一挙手一投足が全て自らの創作活動である状態で生活を送るためには、私は母国以外の国で生活せざるえをえないことをもはや知っている。

日本に戻れない大きな理由の一つはそれだ。自らの内側の現象を形にすることでこの世界へ関与していくことが自分の人生であるならば、もしかするとこの星を離れてその活動に打ち込む必要があるのではないか、そしてそれは今後本当にやってくるかもしれない、ということを思う。

この星を離れて探究活動に従事し、それを形にすることを通じてこの世界に関与していこうという発想が突発的に生まれたのは、南カリフォルニアのアーバインで生活をしていた時のことだった。今日もまた、地球を離れて生活を営み、自らの仕事に邁進する自分の姿を想像していた。 そのような想像を膨らませていた時に、黄色く光り輝くそれが突然姿を現したのである。私は自分の目を疑った。

円柱のような光が現れ、それが一瞬にして消え、再び点滅をしてまた消えたのである。「UFOが池の水を汲み終え、突然瞬間移動したという話を母から聞いていたが、あの話はやはり真実だったのだ」と私は思った。

再び光が現れるかどうかしばらく待っていると、また現れた。だがそれは、欧州の過酷な冬がいよいよ始まったことを激励するような花火大会の花火だった。

死後の世界とUFOというのは興味が尽きないテーマであり、今回の件を持ってして母の話の信憑性が下がったわけでは決してない。仮にいつかこの星を少しばかり離れて生活をする日が来たら、母が見たものを検証する機会に恵まれるかもしれない。2017/12/9(土)19:36

No.530: Vibration and Music Composition

Learning music composition feels like learning mathematics and a new language.

Composing music often feels like writing programming codes or solving chess problems.

However, the main difference is that only music composition vibrates all senses within me and even my spirit and soul. 15:31, Thursday, 12/14/2017

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