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1807. フローニンゲンに戻ってきてから


デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園からフローニンゲンに戻ってきて二日目の朝を迎えた。自然と芸術で満たされた感覚がまだ自分の内側に残っている。

ただし、そうした感覚は特別なものではなく、むしろ以前からずっと私の内側にあったものであり、デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園とクレラー・ミュラー美術館の訪問を契機に、それらの感覚が眠りから静かに醒めたのだと思う。

今朝も自分の内面世界はいたって静かである。国立公園にほど近い場所で宿泊したコテージを取り巻く環境と同じように、今の私を取り巻く環境はとても静かだ。

今朝は五時過ぎに起床し、五時半を過ぎたところで今日の仕事を開始させた。昨夜、研究アドバイザーのミヒャエル・ツショル教授から一通のメールが届いた。

それは、先日に提出し終えた学会発表用の論文についてのものだった。その学会は、来年の六月にロンドンで行われる国際学習科学学会と呼ばれているものだ。

ツショル教授は、ここ10年以上この学会に参加し続けていたそうであり、学会の事情について精通している。昨夜連絡があったのは、今回私たちが応募した論文のセクションは例年以上に応募があり、論文が無事に審査に通るかはまだわからないとのことを知らせるためだった。

前回の学会の時には、当該論文のセクションには500人の研究者からの応募があったそうだが、今年はその二倍に近い900人の研究者から応募があったそうだ。

私はこの学会に参加したことがなく、毎回の学会の規模を把握していないのだが、ツショル教授からその話を聞いた時、この学会は随分と規模が大きく、論文発表の応募をする研究者が多いことを初めて知った。

今回提出した論文が無事に審査に通れば、学会終了後、通過した論文が一冊の専門書に収められることになるだろう。最終的に審査を通る論文数は50本ほどであろうから、その倍率はかなり高い。

今回の論文は、ツショル教授を第二著者に、サスキア・クネン教授を第三著者に据えており、三人の協働論文として無事に審査に通り、書籍という一つの形としてこの世界に共有されることを願う。 今日は午前中に、「システマティックレビューの執筆方法」のコースの第二回のクラスに参加する。前回、交換留学生の一人が欠席をしたため、受講生は私のみになるかもしれないと思っていたが、どうやら彼女は今回のクラスから参加するようだ。

このコースは担当教授二名と受講者は私を入れて二名で構成されているため、毎回のクラスを行うのは小さな教室で十分である。前回のクラスは、フローニンゲンの中心部から東に行ったところにある建物で行われた。

その建物まで散歩がてら歩くのは全く苦ではないが、自宅からは少々距離がある。今年の冬は昨年よりも雨が多く、実際に雨の日が続いているため、雨の中を歩くのは少し面倒である。

コースを担当するマイラ・マスカレノ教授とマヨレイン・デウンク教授と前回のクラスの終了後、少しばかり立ち話をし、クラスが行われる場所が変更になった。今日からのクラスは、自宅からも近い、社会科学キャンパスの一部屋で行われる。

少しばかり面白いのだが、このキャンパス内にある教育学科の建物には、比較的広い屋根裏部屋がある。私がプログラムの面接を受けたのもその場所だった。

室内は明るく、その屋根裏部屋には小窓がいくつかある。今日からのクラスは、この屋根裏部屋で行われることになった。

今日はちょうど、ゲストレクチャーが来る日であり、その方はこの屋根裏部屋に来ることになる。このクラスが昼食前に終わり、自宅に戻ってからは、今年の研究に関する計画書を執筆したいと思う。

先週末にそのドラフトがほぼ完成しており、今日はそのドラフトをさらに肉付けし、修正すべき箇所を修正するということを行う。ドラフトが完成したら、「システマティックレビューの執筆方法」のコースの第二回目の課題についてその内容を確認し、すぐに文章を執筆できそうな箇所については文章を書いていく。

それが終われば、今日なすべきことは他にないだろうから、クレラー・ミュラー美術館で購入したゴッホの画集を眺め、そこから作曲実践に移っていきたいと思う。2017/11/21(火)06:32 No.452: Edvard Grieg’s Lyric Pieces After I analyzed Grieg’s two lyric pieces on the music scores, I was listening to them.

Both of them perfectly matched the current environment in which I live, although here is not Norway.

Groningen is close to Northern Europe, and thus, Grieg’s music strongly resonates with my soul.

Or another reason might be that his music attained the realm of universality.

Although a couple of his lyric pieces have complex music structures, most of them look simple.

The beauty within simplicity is what I most want to learn from Grieg.

I also noticed that Grieg composed piano music like keeping a journal as Chopin did.

This aspect is also what I want to learn the most. 12:49, Saturday, 12/2/2017

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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