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10195-10198: フローニンゲンからの便り 2023年4月15日(土)



No.4651 午後の優しさ_The Tenderness of the Afternoon


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本日の3曲


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タイトル一覧

10195. 清澄な朝を迎えて

10196. 今朝方の夢

10197. 利他心と学びの達人

10198. 場所に迎え入れられる存在たち/単語学習の工夫


10195. 清澄な朝を迎えて


土曜日の朝6時を迎えた。今は朝焼けが空に浮かび始めた頃である。起床した時にはまだ辺りは暗かったが、小鳥たちが穏やかな鳴き声で自分を迎えてくれていた。早朝に浴室で顔を洗っていると、ドタドタする音が天井から聞こえてきて、浴槽の上の天窓を見ると、猫がそこを歩いていた。これは時折あることなのだが、最初この音を聞いた時、何か地球外生命体でもやって来たのではないかと真剣に思ったことを懐かしく思う。今となればもう恒例の感じなのだが、寝ている最中にその音が聞こえ、それで目覚めた時にはまだ寝ぼけているので、何か不思議な生命体でもやって来たのかと思ってしまうことが今でもあって面白い。


夜明け直後の空はライトブルーで、遠くの空がほのかに朝焼けで色づき始めている。ここからその色合いは強みを増し、空はより美しく輝くだろう。自分の内側にある美もそのようにしてこれからより一層輝かせていく。


そう言えば起床した時に、今日は日曜日のように思えたが、土曜日であることを思い出して笑ってしまったことを思い出した。昨日の対談イベントが意識に何かしらの作用をもたらしたようで、まだゼミナールのクラスを終えていないのだが、クラスを終えたような感じが起床直後にあった。実際にクラスがあるのは今日で、今日のクラスに向けて少し準備をしておこう。今日は日本教を扱う第3回のクラスとなる。前回からクラスの場がまた変容したように思え、それを受けての今日のクラスが楽しみである。そこでどのようなやり取りがなされるのかに期待が高まる。


それと今日は、書籍の印税に関する日蘭の租税条約に関する提出資料を近くのコピー屋でプリントアウトし、その足で中央市場に行こうと思う。来週の水曜日からローマ·フィレンツェ旅行が始まるので、それを計算して買い物をする。それ以外には、今日からまたGREの対策を始めていこうと思う。当面はGREに向けての語彙力を強化することに焦点を当て、その休憩として数学のセクションの対策を進めていく予定だ。フローニンゲン:2023/4/15(土)06:29


10196. 今朝方の夢


時刻は午前6時半を迎え、朝焼けの美しさが増して来た。こうした毎日の生活の中にある何気ない変化に注目し、それを愛でて感嘆するというのは日々を豊かに生きる秘訣と言えるだろうか。そしてこの宇宙そのもの変化に加えて、こうして日記を綴ることによって、毎日自分が着実に小さな変化を遂げていることに気づくこともまた日々を充実した形で過ごすことの鍵になっているように思える。


昨日はとても暖かかったが、今朝方は非常に寒く、気温は3度で暖房が自動で入っている。まだまだ朝の時間帯は湯たんぽが必要で、背中やお腹を温めながら朝の時間帯を過ごしている。そうした日々も来週の後半あたりからは終わりを迎えそうである。こうしたところにも変化を見る。


今朝方の夢は、なんと昨日の夢と同じく、依然協働していた知人の方が現れた。その方が作った現代アートのようなタワーを見学させてもらうことになり、そのタワーはまるで1つのアトラクションであるかのように、建物の中では色々な課題を解決して進んでいくような面白い作りになっていた。私は随分と上の階までやって来て、そこまでの課題は順調に解決していたのだが、地上がもう見えなくなるぐらいの階で出された課題がなかなか難しいと思った。それは単純に、タワーを構成するクリスタルの棒を上に登っていくだけなのだが、それはツルツルしていて滑りそうで、下に滑り落ちないようにすることが最大の注意であったし、それに対する恐怖心もあった。そうした恐怖心に打ち勝ちながら上に登っていくと、なんとかその課題をクリアすることができた。課題をクリアすると、突然瞬間移動し、タワーの設立者であるその知人の方が目の前にいて、タワーについて引き続きあれこれと話をすることになった。


次に見ていた夢は、高校時代のサッカー部の友人2人が現れるものだった。見慣れないフロアに私たちはいて、そこは企業のオフィスのような雰囲気を持っていた。そこには机が2列で並んでいて、それぞれは背中向かいになっていて、各列はそれぞれ反対の方角の壁の方を向いていた。そこには机だけあるが、不思議と椅子はなく、2人の友人は列の真ん中辺りにある机の地べたに座っていた。私はちょうど彼らが座っている目の前の机の引き出しに自分のパソコンがあると思ったので、彼らにどいてもらって引き出しを開けようと思った。すると、片方の友人の方が今頃になって机の引き出しを開けるというのはどういうことかと少しいちゃもんをつけて来た。彼の言い分が分かるのは、確かに先生は引き出しから全ての持ち物を出すようにと先日に述べていた。しかしパソコンは自分にとって大事なものだったので、彼を説得したところ、彼はどういうわけか、自分が先日受けた発達測定のスコアを聞いて来た。私は4.75だったと答えたが、実際はそれより高いスコアだった。高いスコアを彼に述べると、また何か言われると思ったので少しスコアを下げて伝えたのである。しかしながら4.75でも十分に高いスコアで、そんな高い発達段階の人間がなぜパソコンを机の引き出しに置いたままにしていたのかと彼は嫌味を述べたが、渋々その場をどいてくれた。そのような夢を見ていた。その他にも確か、暗い夜の町の上空を飛びながら、宿泊先のホテルが見えて来たので高度を下げていき、ホテルの前に着地した場面があったことも覚えている。フローニンゲン:2023/4/15(土)06:51


10197. 利他心と学びの達人


一昨日に受験したIELTSの試験結果は、近日中にオンラインで知らせが届くそうだ。今回の結果が目標スコアに到達していることを祈るばかりであるが、仮にそうでなかった場合には、5月にもう一度受験をするか、そもそも昨年受験したTOEFLのスコアがまだ有効なので、そちらを大学院の出願に活用するかを考えたい。今回のIELTSの初受験でなんとか目標のスコアを超えていることを願う。


昨夜は幸いにもいつものように良質な睡眠が取れた。やはりできるだけ脳に頭が冴えてしまうような活動をすることを控え、夜はゆっくりと寛いで、できるだけ良質な睡眠が取れるように心掛けたいものである。良質な睡眠が取れた日の朝はとても気持ち良く、活動に向けたエネルギー量も全く異なる。一昨日はIELTSの試験があり、その夜にもあれこれと考え事をしていたのだが、そうした考え事を脳内でするぐらいであったら、言葉の形にして書き出してしまえばよかったのである。そうすると思考が整理され、寝つきも良くなったであろう。今後はそのような形で、できるだけ夜にあまり考え事をしないようにし、もしそのような事態になったら文章にして吐き出しておくことを心掛けよう。


さて今日から再びGREの試験に向けて楽しみながら学習を進めていくのだが、先ほどGREを取り上げたPodcastで面白いことが述べられていた。学習効率を高めるためには、常に他者の視点を取ることが有益だというものであった。究極的な学習は利他心に満ちたものであり、利他心に勝る学習増強剤はないと言えるのではないかと思う。嘘偽りなく、純粋に世のため人のために学ぶという動機を持っている場合、その人の学習はとんでもない次元に到達する。仮にそこまで大きな利他心でなかったとしても、例えばGREで出題されるような難解なパッセージを読んでいる際に、そこで得られた知識を誰か身近な人に共有してみようと思って文章を読むのと、退屈さを感じながらいやいや読むのとでは全く学習結果が変わってくるのである。GREの学習効率を高めるという観点で言えば、やはり出題者の意図を考えながら問題を解いていくと、単に問題を解く楽しさだけではなく、出題意図さえも紐解いていく喜びや楽しさがある。そうした状態で学習を進めていけば、必然的に学習効果は高まり、良い結果が得られるだろう。これは何も試験対策に限ったことではなく、普段のありとあらゆる学びにおいて、他者の視点を意識し、できるだけ利他心を持った形で学習を進めていくことができれば、学びの達人と言えるだろうし、ありとあらゆる領域で達人になれるのではないかと思う。フローニンゲン:2023/4/15(土)07:41


10198. 場所に迎え入れられる存在たち/単語学習の工夫


時刻はゆっくりと午後5時に近づいて来ている。今、早朝の素晴らしい天気から打って変わって、空には雨雲が存在していて、小雨が降っている。そんな中、傘も差さずに猫が庭を歩いている。


先ほど近所のコピー屋に立ち寄って、出版書籍に伴う日蘭租税条約の書類を印刷し、その足で中央市場に向かった。今日は朝から冷えていて、昨日ジムに行って今日は代謝が上がっているはずで、普段であれば歩いていると体が暖かくなるのだが、今日は自宅に到着するまでずっと寒さを感じていた。マフラーや手袋が本来必要なほどの寒さであった。


中央市場に向かっている最中に、今日は自宅から直接そこに向かったのではなく、コピー屋からそこに向かったこともあって、懐かしい道を通った。昔住んでいた家から市場に行く道を久しぶりに通ったのである。その時に、以前親友のメルヴィンが働いていたかつての美容室の前を通った時、もうそこには自分が知らない美容師しかいないことが通りから中を覗いた時に気づいた。それを受けて、当時の懐かしい記憶が蘇って来て、場所に記憶が宿っていることを改めて実感したことに加え、場所はまた新たな人たちを受け入れ続けてその歴史を作っていくのだと実感した。特に後者の気づきが自分の中では大きく、人が変わってもそこに場所が残り続け、その場所にはまた新たな人々を迎え入れる形で固有の記憶を形成していくのだと思った。自分もまたある特定の場に存在し、場に受け入れられて場の記憶となる一つの存在なのだと感じる。


市場から自宅に到着する頃、GREに向けた単語学習に関して、単語を覚える際の工夫を改めて考えていた。単語をコンテクストを通じて覚えていくことは基本であり、その際にセンテンスの情景を浮かべ、単語に伴うヴィジュアルイメージと質感を身体を通じて掴むようにするとさらに記憶に定着するかと思う。できれば自分が実際にその単語をどのようなコンテクストでどのように使っているのかをヴィジュアル化させていくと、なおその単語が記憶に残りやすくなるのではないかと思う。これから夕食までの時間を使って、再び単語学習をしていこうと思うのだが、その際にはその点を特に意識していこうと思う。フローニンゲン:2023/4/15(土)16:59


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2772, In Morning Brightness

My soul makes itself at home in the morning brightness.

It polishes all aspects of my soul.

Groningen; 07:27, 4/15/2023


No.2773, Playing Tag

Winds are playing tag with each other.

At the same time, they do it with us.

The entire world also plays blindman's buff.

Groningen; 12:41, 4/15/2023


No.2774, An Essential Flow

The world requires an essential flow.

What and who brings it?

Groningen; 13:14, 4/15/2023

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