top of page

10020-10023: フローニンゲンからの便り 2023年3月9日(木)



No.4548 永遠の円_An Eternal Circle


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(3つ)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

10020. 今日の計画

10021. 今朝方の夢

10022. 思弁的実在論の講座の第2回のクラスを終えて

10023. トレーニング後におもちゃ屋に立ち寄って


10020. 今日の計画


時刻は午前8時を迎えた。今、朝の穏やかな世界が目の前に広がっていて、それは心を深く落ち着かせてくれている。今朝は風もなく、本当に穏やかな朝の世界だ。気温は0度と低く、夕方には雪が降るとの予報が出ている。今日は午後にジムに行く予定なので、折り畳み傘を持っていこう。先日日本に注文した書籍のうちほとんどを数日前に受け取ったが、今日は残りの書籍を近所のおもちゃ屋に受け取りに行こうと思う。今日はそのおもちゃ屋がカードゲームの大会を毎週行なっている日なので、午後9時まで開いている。そうしたこともあり、ジムでトレーニングをした後に立ち寄ることにしようと思う。


その他に今日は、午前中から正午にかけて思弁的実在論の講座の第2回目のクラスがある。初回のクラスからすでに随分と盛り上がっていたので、今回のクラスも同様の盛り上がりを期待したい。熱量の高いまま最終回まで進んでいければと思う。今日は、思弁的実在論の提唱者の1人であるイアン·ハミルトン·グラントの思想を扱っていく。前回はレイ·ブラシエの思想を扱ったので、前回との比較の観点を持ちながらクラスを進めていければと思う。思弁的実在論はどうしても抽象度が高いので、クラスの中では具体的な実践に結びつく話をしていければと思う。


今日は主に講座のクラスに関して多くの時間を充てることになるだろう。講座の前の準備しかり、講座後の音声ファイルの作成しかり、色々とやることがある。なので今日のIELTS対策は分量を落とし、いくつかの項目に絞って対策を進めようと思う。具体的には、まず最初にスピーキングのセクションの問題を1セット解こうと思う。これは脳に刺激を入れる意味でも講座の前にやっておくといいだろう。講座の前の準備が早く終わったら、ライティングのセクションの模範解答を音読していき、自分が使える表現を増やしていくことと、高得点の解答の質を身体に染み込ませていきたいと思う。フローニンゲン:2023/3/9(木)08:08


10021. 今朝方の夢


耳を澄ましてみると、小鳥たちの鳴き声が遠くの方から微かに聞こえてくる。小鳥たちも活動を初め、彼らの鳴き声に生命力が乗り、それが波のようにこちらに伝わってきている。


今朝方の夢をいつものように振り返り、夢の世界から得られる力の恩恵を受けている。夢の中で私は、画家の知人と見知らぬ個室で話をしていた。窓の外を見ると、そこは外国のようだった。私はその知人と絵について少し話をした後に、2人とも少し仮眠を取りたくなったので、同じベッドで眠ることにした。2人とも横たわるとすぐに夢の世界に入っていった。お互いに疲れがあったのか、見えない疲れが眠りの世界への誘いを後押ししているかのようだった。まずはそのような場面があったことを思い出す。


その次に見ていたのは、東京のJ2のプロサッカーチームと契約を結び、1ヶ月ほどJリーガーになるというものだった。本当に正式な契約を結び、晴れてJリーガーになった私は、新しい職業に就いた喜びに浸っていた。そして実際に公式戦に出場することになり、時間としてはわずか15分と短かったが、確かに自分がJリーガーとしてデビューを果たし、仕事をしたという記録になった。そのことを大学時代の友人に伝えると、彼は驚いていた。彼は同じゼミの出身で、ちょうど彼が自転車を漕ぎながら仕事から帰っている姿を見かけたので、道端で話しかけたのである。そこから彼と一緒にゆっくり自転車を漕ぎながら話をしていた。するとあるところで、今から自転車の競争をしようということになった。私は彼を意図的に挑発すると、彼はそれに乗ってきた。彼も自分が挑発をしていると分かっていたので、彼も意外と最初から乗り気だったのだ。車道を走ると危ないと思ったので、私たちは河川敷に移動し、河川敷沿いを自転車で競争することにした。いざ競争を始めてみると、結構速い速度で走っている私の横にピタリと彼はくっついてきて、さすがだと思った。社会人になってもトレーニングをしているようで、彼は私が想像している以上に体力があった。とは言え、彼の体力もそろそろ限界を迎えるだろうと思ったところでも彼はまだ私に食らいついてきて、その気力はすごいと思った。彼の目を見ると、どうやら限界はすでに超えているようで、ゾーンの状態で自分に食らいついてきていることがわかった。むしろそれは厄介だなと思い、下手をしたらゴール手前で負けてしまうかもしれないと思った。結局私たちはゴールまで行かず、途中で私が彼に話し掛け、そこから速度をゆっくり落としていき、競争はそこでおしまいにすることにした。そのような夢を見ていた。そう言えばそれ以外にも、ガラスでできた美しい彫刻を見ていたことも思い出した。確かそれは、見知らぬ外国の街の噴水の近くに建っていたと記憶している。フローニンゲン:2023/3/9(木)08:27


10022. 思弁的実在論の講座の第2回のクラスを終えて


時刻は午後1時を迎えようとしている。朝の時間帯に引き続き、自宅の周辺は静けさに包まれている。改めて、こうした環境の中で日々の自分の探究生活を営めることに感謝の念が湧き上がる。さて、今日は午前中から正午にかけて、思弁的実在論の講座の第2回のクラスがあったのだが、今日もまたいくつもハッとさせられる気づきを得た。それについて改めて自分の観点を補足する形で音声ファイルを作成し、受講生の皆さんに共有したいと思う。


実在そのものが、そして実在を見つめていく思弁的実在論というものが、自分にとっては内省や実践を行う際の参照点かつ反省点としての役割を担っていることに気づく。それらは、自分の狭い認識世界を超えた外側に無限の広がりを持つ世界が存在しているということを教えてくれる。それに気づくと、自分は謙虚な学習者·実践者としての在り方になる。2つの相反するものを超えた実在を想定することによって、対極性をまた違った視点で眺めることができる。片方の極をもう片方の極から見るだけではなく、それらの両極を超えた実在からそれぞれの極の意味や性質を考えることができるということ。そこに実在の実利的な側面を見出すことができる。当然ながらそれを見出したのは自分という主体であり、それは自分の認識レンズを通じての気づきであるから、それらを客体化した上で、再び実在を見ていくという姿勢がもたらされる。そして重要なのは、実在を見るというこちら側からの意識のベクトルだけではなく、実在に抱擁されてるという感覚をもとに、実在と一体化するという感覚を養いながら、実在側から自己と世界を見ていくことである。実在というものを想定する大きな価値の1つはそこにあるように思う。


その他には、実在へ眼差しを向け、実在と一体になってみるという感覚は多分に非二元的であり、トランスパーソナル的であるという気づきも得た。そこに実在について考えること、そして思弁的実在論を学ぶことの発達効果のようなものを感じる。すなわちそれらは、私たちの意識を拡張させてくれる力を持っていて、小さな自我の認識の枠組みや殻から自己を引き剥がしてくれる効果を持つ。その効果は、自分が問いを立てる主体という考え方を離れ、世界が問いを立て、その問いが自分を通じて顕現されるという発想にもつながる。このあたりの発想は、ヴィクトール·フランクルが述べていることともつながる。今こうして綴ってきた考えや気づきもまた、自分という主体からもたらされたというよりも世界そのものからもたらされたと捉える方がしっくり来る。ここからは引き続き、実在の側から自己と世界を含めた森羅万象を眺めてみることを意識してみよう。フローニンゲン:2023/3/9(木)13:07


10023. トレーニング後におもちゃ屋に立ち寄って


時刻はゆっくりと午後6時に近づいている。早朝の晴れ間を見せていた表情とは異なり、今は天気予報の通り、小雨が降っている。今夜はこの小雨が雪に変わるかもしれない。明日の朝、白く色付いた世界と出会うかもしれないというほのかな期待がある。


さて、今日は午後からジムに行って筋力トレーニングをしてきた。思弁的実在論の講座のクラスを振り返る音声ファイルを午後に作成していたこともあって、いつもよりジムに到着するのは遅くなった。ちょうど月曜日に激しく追い込んだトレーニングの筋肉疲労が少し残っていたので、今日はあまり追い込み過ぎず、1時間半ほどのトレーニングを行うのに留めた。それでも必要な部位に必要なだけ刺激を加えることができたと思う。体の背部にある細かな筋肉を鍛えることと、大胸筋や大臀筋などの大きな筋肉を鍛えることの双方を意識しながらトレーニングをしていった。今日はいつもの木曜日より人が少なく、好きな器具を好きな時に使うことができた。トレーニングの後半になってくると人が増えてきたが、その頃には特に特定の器具を使わず自重でトレーニングをしていくメニューに切り替えていたので問題はなく、快適にトレーニングをすることができた。ここから月曜日にかけてはゆっくりと筋肉を休ませて回復する期間となる。休息後の月曜日のトレーニングがまた楽しみだ。


ジムでのトレーニングを終えた後、日本から届けられた書籍を受け取りに近所のおもちゃ屋に立ち寄った。日本からの書籍は基本的にいつもここに配達するようにしてもらっている。店の店員たちはとても気さくで、すでに私のことを覚えていて、日本からの配達物はすぐに私のものだと認識してくれているので受け取りもすごく速やかだ。今日はちょうどカードゲームのイベントが行われる日のようで、何のカードゲームをやっているのか尋ねたところ、店員の男性が嬉しそうに、「日本のカードゲームさ。遊戯王だよ!」と大きな声で述べた。何やら今日の参加者の中には、あと数週間後に日本に訪れる人がいるようで、その男性と少し話をしたいと思ったが、ゲームに熱中しているようだったので話しかけるのをやめた。オランダで自分が過ごしやすさを感じているのは、日本のウチとソトの二項対立概念通じたコミュニケーションではなく、そうした対立概念のない飾らないインタラクションがこの国のコミュニケーションの中にあるからなのだろうと改めて思った次第である。フローニンゲン:2023/3/9(木)17:54


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2260, A Trace of Morning Light

I’m following a trace of morning light.

I’m wondering where it goes.

There might be no destination.

Groningen; 08:53, 3/9/2023


No.2261, An Invitation from a Fairy

I just received an invitation from a fairy.

It waits for me in a secret forest.

The door to the forest is now open.

Groningen; 09:02, 3/9/2023

No.2262, Beyond Perplexity

I’m wondering what will come after this perplexity that I have now.

I aspire for a ray of hope.

Groningen; 20:57, 3/9/2023

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page