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10016-10019: フローニンゲンからの便り 2023年3月8日(水)



No.4546 実在からのメッセージ_A Message from the Real


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本日の3曲


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タイトル一覧

10016. 朝の考え事

10017. 今朝方の夢

10018. 新たな英語表現を求めて

10019. 完成間近な原稿/公共政策について


10016. 朝の考え事


時刻は午前8時を迎えた。書斎の窓から外の景色を眺めると、車庫の上と地面にうっすらと雪が積もっているのが見える。今は雪は降っておらず、空は青いのだが、どうやら昨夜は雪が降ったようだ。今の気温を調べてみると、マイナス2度とのことであり、雪が溶けずに残っているのも頷ける。3月も中旬に向かっているが、まだマイナスになることがあるのはフローニンゲンの気候の特徴と言えるだろう。今日は日中は4度までしか上がらないので結構寒い。今夜も気温がマイナス1度まで下がるようであり、雪が降るらしい。


今、トランスヒューマニズムに関する研究を進めながら、テクノロジー哲学に関する理解を深めていくのと同時に、それぞれの宗教の倫理思想の理解を深めている。トランスヒューマニズムが重要視するテクノロジーには倫理的な問題が付き纏い、それについて倫理の観点からアプローチすることは不可欠である。その際に、宗教の倫理思想に注目してその方法を見出そうとしている。また、宗教の倫理思想を探究することによって、トランスヒューマニズムを宗教側に理解してもらう際の対話の土台になるであろう。それも期待する効果である。


昨夜にふと、今の自分は公共政策に関心を持ちながらも、果たして自分が公共政策を定量的に分析したり、具体的な公共政策を緻密に作り出していくことをやるべきなのかということについて考えていた。それも大事な仕事だと思うが、自分の適性や好みを考えてみたときに、やはり自分がやるべきことはメタ的な観点で社会の価値観や世界観を変容させていくことなのではないかと思ったのである。美学者の今道友信氏が述べているように、制度的な変革というのは風土改革の後であり、風土改革は意識改革の後なのだ。それを踏まえると、やはり自分は制度改革に先立つ風土改革や意識改革に尽力していきたいという思いになる。一応公共政策大学院への出願も念頭に入れながらここから1年間を過ごしていくつもりではあるが、絶えず自分が何をしたいと思っているのか、そしてこの社会にどのように関与していきたいと思っているのかをずっと考え続けたいと思う。神学大学院に進学するのであれば、社会への関与は思想的なアプローチとなり、それは風土改革や意識改革につながるものである。最優先は神学大学院への出願であり、次に公共政策大学院への出願を検討しよう。その他にも応用倫理やテクノロジー哲学でどこか面白いプログラムを持っているところはないかを色々と調べてみようと思う。今年は複数の大学院への出願を検討したい。フローニンゲン:2023/3/8(水)08:32


10017. 今朝方の夢


今年の大学院の出願に向けて、色々と調べ物ををしていた。応用倫理学を学べるプログラムや未来学を学べるプログラムなどについて調べていた。しかし当面はやはり神学大学院と公共政策大学に絞って学校探しを行っていこうと思う。応用倫理学や未来学的な要素は神学大学院でも学ぼおうと思えば学べるし、今の自分がやるべきことはやはり宗教の倫理思想を深く学んでいくことなので、その目的は神学大学院の方が達成しやすいだろう。


今朝方は1つ印象的な夢を見ていた。夢の中で私は、伊勢の街にいた。そこの有名旅館に宿泊していて、旅館の主人と女将に出してもらった伊勢海老をこれから食べようとしていた。その伊勢海老はとても立派で、まだ生きていた。主人が伊勢海老の殻を剥いてくれようとしたときに、女将がもっといい食べ方があると言って、その方法を示してくれた。伊勢海老の殻を全て一気に剥ぐのではなく、尻尾の部分だけをまず剥いで、そこに付着している身を食べてから頭の部分を食べると良いと教えてくれたのである。伊勢海老の貴重な命をいただくことになると思うと、自分はどこか敬虔な気持ちになっていた。祈るような気持ちで伊勢海老の殻を剥ぎ、プリプリとした新鮮な身を食べようとしたところで夢の場面が変わった。そう言えば、伊勢海老を調理してもらっている最中に、旅館の主人と女将から、伊勢の物価について色々と話を聞いていた。物価はそれほど高くなく、土地の値段も随分と安いことが分かったので、近々ここに新居を構えてみようかと思ったほどだった。早速いくつかの空いている土地に関する広告を見せてもらい、そこに新しい家を建てるイメージがどんどんと湧いていた。


それ以外にも、確かサッカーをしている夢もあったと思う。自分はどこかの地域の選抜チームに選ばれ、今から次の大会に向けて本格的に練習することになった。その練習はハードなものになると予想されたが、チームメートたちはとても素晴らしく、これまでの練習の雰囲気はとても良かったので、楽しみながら大会に向けての練習に励めるだろうと思った。フローニンゲン:2023/3/8(水)09:20


10018. 新たな英語表現を求めて


時刻は午後2時半を迎えた。今日は少し曇りがちであるが、雨も雪も降っておらず、相変わらずに家の周りは静かである。こうした静かな環境で自分の取り組みを毎日少しずつ前に進めることができていることを嬉しく思う。常に自分は最良の環境に置かれていると思うが、さらに自分を成熟させていくための新たな環境を求めていることも確かだ。今年はまたオランダで生活することになったが、来年はそうした変化の年であって欲しいと思う。それそろ環境を変えて、新しい旅立ちをする時なのだと思う。


今日も午前中のIELTS対策が順調に進んでいた。午前中をもってして、リスニング、リーディング、そしてスピーキングの全ての項目の問題を解き終えた。今からライティングの項目に取り掛かるが、万事順調である。当然まだまだ詰めていかなければいけないことが全てのセクションにおいてあるが、試験で何を問われるのかの全体観を把握した。あとは試験本番に向けてより形式に慣れていくことと細部を詰めていくことを行っていこうと思う。


IELTSの対策を通じて、新しい英語表現に出会うことの楽しさを改めて実感している。英語というものものを再び新鮮な目で眺め、そして向き合うことが今このように実現されているのは、IELTS対策の思わぬ副産物である。特にライティングとスピーキングでまだまだ新しい表現を学ぶ余地があり、IETLSの対策を通じて表現の豊かさを獲得しつつある。これは本当に楽しいことであり、毎日少しの進歩を必ず感じることができる。今から行うライティング対策においても、新しい言い回しや表現を貪欲に求めていきたいと思う。ライティングの対策後、部屋全体に掃除機をかけて、書籍の念校のレビューを始めたい。今日から数日間にかけてレビューを行っていき、日曜日の夜にその結果を編集者の方に連絡しようと思う。フローニンゲン:2023/3/8(水)14:39


10019. 完成間近な原稿/公共政策について


時刻はゆっくりと進行し、夕方の時間を迎えた。先ほど時間を取って、念校のレビューをしていた。さすがに念校とあって、もうほとんどミスは見つけられず、ちょうど3分の1ほどレビューを進めた段階で、さらに修正が必要な箇所は1箇所に留まる。今日はこの辺でレビューをやめ、日曜日までにもう2日ほどレビューの時間を設けて残りのレビューを完成させたいと思う。原稿の完成も間近だ。


午後にメールをチェックすると、編集者の方から連絡があった。ついに装丁案が出てきたとのことで、添付されている案を見ると、シンプルながらも美しい装丁かと思った。実際の装丁がどうなるのかの最終決定はまだのようなので、最終的に決定されたものがどのようなものになるのかが楽しみだ。また、帯文の推薦の言葉を誰に書いてもらうのかも出版社側が決めることになっているので、推薦の言葉をくださるのが誰になるのかが楽しみである。


夕方の静けさは内省を促してくれる。観想的な生を送ることの重要性は、今回の書籍でも指摘したことである。静かに内省をしながらふと、自分がこれまで携わってきた教育の分野においても、そして今関心を示しているテクノロジーや宗教の分野においても、公共政策が不可欠な要素として存在していることは注目するべきことだと改めて思った。トランスヒューマニズムが掲げる健康で長寿な状態を実現するということもまたパブリックヘルスという公共的なテーマとなる。ここからより一層、これまでの自分の活動と今の関心と紐づけた形で公共政策というものについて学び、考えを深めていこうと思う。そして、単なる制度としての公共政策ではなく、新たなマインドセットを醸成し、新たな文化を育んでいくような可能性を秘めた公共政策の実現ができないだろうかと考える。早朝に考えていたように、いくら魅力的な制度を導入したとしても、風土改革と意識改革が伴っていなければ、その制度は本来持っている力を発揮してくれない。それを考えると、尚更マインドセットと文化を変容する力を内包した公共政策が実現できないかと考える自分がいる。少しずつでいいので、このようにちょっとずつ新たな気づきと考えを持ちながら、自分がこの世界に対してできることを考えていこうと思う。その態度をこれからの人生を通して一貫して貫きたい。フローニンゲン:2023/3/8(水)17:37


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.2257, An Eternal Dance

The world is dancing an eternal dance.

It continues to evolve forever.

Groningen; 10:00, 3/8/2023


No.2258, A Hint of the Universe

A hint of the universe is omnipresent.

Once we notice it, we can enter the entire universe.

Groningen; 13:12, 3/8/2023


No.2259, A Dance of a Spring Bird

A spring bird enjoys a dance.

The dance energizes the world.

An infinite number of new lives would come to birth.

Groningen; 13:23, 3/8/2023

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過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

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