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8905-8908: フローニンゲンからの便り 2022年8月11日(木)



No.3920 朝光の饗宴_A Feast of Morning Light


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.1702, The Urge of the Soul

Actually, everybody’s soul knows where it should go.

All we have to is to surrender ourselves to the urge of the soul.

Groningen; 11:37, 8/11/2022


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本日の3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

8905. 今朝方の夢/箏が届いて

8906. 笑いに笑った4日間を過ごして

8907. 夏を感じながら

8908. 明日の書籍の一括注文に向けて/今朝方の夢の続き


8905. 今朝方の夢/箏が届いて


時刻は午前9時半を迎えた。今、雲ひとつない快晴の空が広がっている。フローニンゲンは今日から4日間ほど気温が上がり、30度前後の日々が続く。書斎の窓の外には、燦然と輝く朝日で彩られた朝の世界が広がっている。そよ風があって、今はまだ爽やかさを感じられる。


今朝方は、欧州なのだが日本を感じさせる温泉街にいた。街の作りと雰囲気は日本のそれだが、そこは紛れもなく欧州のどこかの国だった。宿泊している旅館にはとても大きな大浴場があり、旅館に到着するや否やそこに向かった。すると、浴室の洗面台で1人の男性が洗濯物を手洗いしていた。その横の洗面台にはまた別の人が洗ったと思われる衣類が干されていたが、他の客はそれにお構いなしに洗面台を使っていたので、その衣類は随分と水に濡れていた。視線をふと大きな浴槽の方に向けると、湯の色が黄色くなっていて、それはこの土地の温泉の特殊な成分かと思った。しかし、どこか浴槽の水が汚いように思えたので、浴槽に浸かることはいったん保留した。すると、浴槽の水が抜け始めた。同時に、浴槽の真ん中に取り付けられていた2つのシャワーの水がチョロチョロと流れたままであった。しばらく浴槽の水が抜けていく様子を眺めていると、もうほとんど全ての水が抜けて、浴槽の底のタイルが見えて来た。私の近くには2人の見知らぬ男性がいて、シャワーで水を流しているのは、浴槽の底を綺麗にするためとのことだった。


この夢の続きとして、大浴場を出て部屋に戻り、そこから外に出かけた場面があった。温泉街を観光しようと思い、1人で辺りをぶらぶらと歩いていた。その時に偶然古い付き合いの友人と出会って、彼と少し話をしていたことを覚えている。


昨日は嬉しいことに、無事に日本から箏が届けられた。昨夜、早速梱包を解き、箏を取り出した。箏が入っているケースはとてもおしゃれであり、ケースの中から箏が出て来た時には感慨深いものがあった。すぐに音を鳴らしてみた時に、これから箏の演奏を行っていけることを嬉しく思った。オンラインで箏を教えてくれる日本人の先生をすでに数人調べているので、近々連絡を取り、レッスンをお願いしたい。ジークンドーに加えて、一生涯付き合えるものがまた1つ増えたことがとても幸せである。フローニンゲン:2022/8/11(木)10:04


8906. 笑いに笑った4日間を過ごして


時刻はゆっくりと午後1時に向かっている。今日は気温が上がるという予報であり、今の気温は確かに随分と上がっている。今の気温は29度で、日中の中で一番気温が高い。体感として、これくらいであればなんとか2階で過ごせる温度だが、午後からの読書は、気温が上がった2階ではなく、ひんやりとした1階で行おうかと思う。明日からの3日間も、午後に2階の気温が上がるようであれば、1階に移動して読書を楽しみたい。


先ほど嶋内さんからLINEを通じてメッセージが届いた。無事にアムステルダム行きの列車に乗車されたようだ。あと2ヶ月後に自分も日本に行くのだが、嶋内さんと同様に、その際にも依然として72時間前のPCR検査が必要だと思われる。今回の行きはヘルシンキ経由であり、2日前にヘルシンキに行って足を運びたいと思っている美術館に訪れようと思っていた。いまだにPCR検査を課しているのは日本を含めたごく限られた国しかないように思うが、それに文句を言っていても何も始まらないので、改めて調べてみたところ、入国前ではなく、検体採取日時から搭乗便の出発予定時刻までが 72 時間以内であればいいとのことなので、フィンランドに行く前にフローニンゲンでPCR検査を受けてもいいし、フィンランドに到着してからPCR検査を受けてもいいだろう。仮にヘルシンキの郊外に滞在するならば、近くにPCR検査を受けられる場所があるかを調べてみよう。ヘルシンキ市内であれば必ず検査を受けられると思うので、宿泊予定の郊外に検査場がなければ、市内に出て検査を受けよう。


昨日までの4日間は嶋内さんとずっと一緒に過ごしていた。この4日間は、人生で最も笑った日々だったように思える。それほどまでに笑いの絶えない旅を嶋内さんと一緒に行っていた。動画の撮影や観光共に充実していて、大変思い出に残る時間を過ごせたことを嬉しく思う。今日からはまた日常に戻り、再び自分のペースで探究と実践をしていこうと思う。午後からの読書は、テクノロジーと資本主義に関する書籍、教育と階級社会に関する書籍をまず読み進めていこうと思う。4日間、笑いに笑ったことにより、また新たな活力が自分の内側から湧き上がっているように思う。フローニンゲン:2022/8/11(木)13:14


8907. 夏を感じながら


時刻は午後4時を迎えた。今の気温は31度とのことであり、30度を久しぶりに超える気温となった。しかし、思っていた以上に暑さを感じず、2階にいたまま読書をしていた。明日以降も数日間は同じぐらいの気温になるが、仮に2階の気温が上がって頭がぼんやりしそうであったら1階に移動して読書をしようと思う。ここからはもう太陽の光が部屋に差し込むことはなく、また気温も下がってくる時間帯なので、これ以上室内の気温が高くなることはない。


嶋内さんとの4日間のオランダ旅行を終え、今日からまたこれまでの探究生活を再開させた。先ほどまで、テクノロジーと未来の資本主義に関する書籍を読んでいた。今後考えていきたいテーマの1つ目としては、富の再分配に関して、ポール·クルーグマンが指摘するように、この問題は経済学的な問題というよりも政治的な問題であるゆえに、政治学の探究を通じて解決の道筋を見出していきたいと思う。再分配に伴う仕組みと税制に付随して、デジタル資本主義の様相がますます色濃くなりつつある社会の中で、データに対する納税制度についても考えていきたい。現在は、例えばアマゾンのように顧客のデータをクローズドにする形で膨大な利益を得ている企業がある。こうしたデータそのものの使用に関して税金を貸したり、データのオープン化を通じて、人々の生活の質の向上を促したり、スタートアップ企業の参入を通じたイノベーションの促進なども重要になってくるだろう。それ以外には、現代社会においては、経済が病理的な状態に陥っていることは確かだが、その病の根幹には経済学の本質的な病理的側面があり、それを治癒していくことに改めて関心を持っている自分を再確認した。高度な数学を用いて、数字に依存する経済学は、その一面的な性質ゆえにひどく自閉症的であり、その症状をまずは治癒していく必要がある。こうしたある種の精神病的症状は、何も経済学だけに見られるものではなく、会計学や法学などにも見られるし、最近関心を寄せている税制度においても見られる。社会システムに大きな影響を与えている学問分野の病の治癒に向けての探究と実践は、自分にとって最優先課題である。フローニンゲン:2022/8/11(木)16:23


8908. 明日の書籍の一括注文に向けて/今朝方の夢の続き


時刻はゆっくりと午後8時に向かっている。日はまだ高く、太陽が沈むのはもう少し先である。今日は気温が30度ほどに達したが、今はもう涼しさを感じらつつある。明日もまた気温が30度を越すようだが、今日と同じぐらいの気温であれば過ごしづらいということはない。明日は午後にジムに行き、汗を流してこようかと思う。


昨日に引き続き、今日もまた日本から届けられた和書を7冊ほど受け取った。これで先日注文した全ての和書を受け取ったことになる。ちょうど明日は、8月の書籍の一括注文をしようと思っていて、英語の学術書を50~80冊ほど購入したいと思う。購入したいと思う書籍のリストアップはすでに行われているが、購入前にもう一度それぞれの書籍の目次を確認しようと思う。それによって、本当に今必要な書籍なのかを最終的に判断したい。この再吟味には時間を要するが、それは意味のある行為である。こうした再吟味があることによって、実際に書籍が届いて読み始める頃には、書籍の内容の全体感がなんとなく頭にあるため、内容が頭に入ってきやすい。こうしたことが再吟味の利点である。この作業には時間を要するため、明日は午前中から再吟味に時間を使い、できれば午後3時頃までにはそれを終え、そこからジムに向かって一汗かこうと思う。


そう言えば、本日書籍の受け取りをおもちゃ屋でした帰り道に、今朝方の夢の続きを思い出していた。それは自分の知性の発達に関するものだった。自分の知性の発達を促しているのは、紛れもなく学術書を読むという行為と、日々の弛まぬ内省日誌による。それに加えて、学術機関に定期的に所属することを通じて学術論文を執筆することが、自らの知性に大きな影響を受けていると気づいたのである。そして、夢の中で見知らぬ男性がその点について指摘してくれ、改めて自分の知性の発達において役に立っている事柄が明確なものになった。夢の最後では、4つ目の修士号を取得する過程での鍛錬は、これまでとはまた違った質的変容を自分にもたらすものであり、その後の博士課程での鍛錬もまた自分の知性を違う次元に引き上げる重要な要因になると確信している自分がいた。フローニンゲン:2022/8/11(木)16:23

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