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7086-7087: アートの国オランダからの便り 2021年6月28日(火)



No.2409 針葉樹_A Coniferous Tree


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.716, Ultimate Bliss

A little bird is in nirvana.

Its song induces the world to feel ecstasy.

Everything is dissolved into ultimate bliss.

Groningen; 06:13, 6/28/2021


No.717, The Liquified Society

The society becomes liquified more and more in a negative sense.

Something important is melting down.

Fathomless darkness will appear from the below of melted ice bergs.

Groningen; 21:52, 6/28/2021


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日生まれた3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7086. 今朝方の夢

7087. シュタイナーの霊的経済思想/倒錯転倒する人間


7086. 今朝方の夢


時刻は午前5時半を迎えた。今日から新たな週を迎える。


1日1日の積み重ねの先に週の積み重ねがあり、月の積み重ねがある。そしてそれは年の積み重ねとなっていく。積み重ねていくことの価値と尊さを改めて思う。


今朝の空は優しく、遠くの空に朝日が昇り始めている。薄オレンジ色の朝日がゆっくりと空を移動していく様子を眺めながら、今日の活動に向けて気持ちが少しずつ高揚してくる。


どうやら今日は昼過ぎから小雨が降り出し、夕方には雷雨となるようだ。そのため、近所のコピー屋に書籍を受け取りに行くのは昼前にしようと思う。その足で近所のオーガニックスーパーに行き、必要なものを購入したい。


今朝方は2つほど夢を見ていた。最初の夢の場面で私は、実際に通っていた中学校にいた。雰囲気からすると、中学校1年生の時に使っていた教室にいて、窓際の後ろの方の席に自分は座っていた。


今から数学の授業があり、しばらくすると先生が入ってきた。先生は今年大学を卒業したばかりの若い女性の先生である。


その日は暑かったこともあり、私は冬用の制服のジャケットを脱ぎ、体操服で授業を受けようとしていた。教室に入ってきた先生は、すぐさま私に声を掛け、体操服姿であることを注意してきた。


実は何席か前に座っている友人も体操服姿だったのだが、彼は先生に気づかれておらず、注意されることはなかった。自分だけ注意されたことに対して私は理不尽に思った。そしてそれだけではなく、この暑さで制服を着ることの理不尽さを思った。


そこで私は、先生が体操服姿の友人を見落とし、自分だけしか注意しなかったことに関して、認識の罠の観点から指摘した。また、夏でも制服を来させる理不尽さについては、クールビズと対比させることによって、それがどれだけ馬鹿なことかを先生に伝えようとした。


ところが先生は旧態依然とした考え方を持っているようであり、私の話には一切耳を傾けなかった。最後に私は、どういうわけか認識論の話だけではなく、存在論に関する話もしたが、先生には哲学的な素養がなかったのか、何の話をしているのか全くわかっていないようだった。


これでは埒が明かないと思った私は、校長先生に直接掛け合って、問題の解決をしようと思った。まだ授業中であったが、まるで捨て台詞であるかのように、「先生の50分の授業の内容は、自分であれば多く見積もっても15分で全て理解できます。なので校長室か職員室で自習します」と述べて教室を出た。そこで夢の場面が変わった。


次の夢の場面では、見慣れない屋外のフットサルコートの脇にいた。どうやら高校のスポーツフェスティバルの一環で、これからフットサルの大会があるようだった。


周りを見渡すと、クラスメートがたくさんいて、自分たちのチームはサッカー経験者が多く、かなり強いと思い、これなら優勝も狙えるように思えた。


とにかく初戦の最初の数分間が大事だと思い、そこに向けて準備を怠らないようにしたいと思った。すると、どういうわけか、フットサルコートを見下ろすことのできる高さ数百メートルの断崖が現れた。


自分たちの試合が始まるまで、その崖の上から試合を観戦するのも悪くないと思い、とりあえず私はその断崖を綱のようなものを使って上に登って行った。その時に、筋骨隆々の中年男性が綱を見事に使ってスイスイと上に登って行ったが、途中で綱に異変が生じ、そこから引き返すようにして地上に戻ってきた。


私は地道に綱を登って行こうと思った。しばらく登ってみたところ、そこからの眺めは幾分恐怖心を引き起こすものだった。果たして天辺まで登ったらどれくらいの高さになるのか分からず、その未知さにたじろいでしまうほどだった。


そうした恐怖心を持っていたのだが、気がつけば私はもう天辺にいた。そこから地上を見下ろすと、フットサルコートの人たちが豆粒のように小さく見えた。


フットサルコートの向こうには、巨大な体育館のフロアが見えた。その体育館には屋根がなく、今からそのフロアで何か催し物が始まるようだった。


断崖の天辺でゆっくりしようと思ったが、そのあまりの高さに気が気ではなく、早く降りようと思った。だが、降りる際にまた綱を使って降りていくのは恐怖の何物でもないと思ったので、辺りを見渡してみると、どうやらエレベーターのようなものを使って降りることができることがわかった。それを知ってホッとした。


エレベーターを使って地上に降りると、試合開始まであと1時間ほどとなった。断崖に登っていたこともあり、私はまだ昼食を摂っていなかった。本当は遅くとも試合開始1時間半前に昼食を摂り終えておきたかったが、試合中にエネルギーが枯渇してはいけないと思い、今から昼食を食べることにした。


その際に、試合に向けて友人たちと作戦会議をしようと思った。先発メンバーを決め、誰が試合に出ても問題ないほどに交代メンバーが充実していることから、初戦の最初の数分間はフルコートプレスをしようと決めたところで夢から覚めた。フローニンゲン:2021/6/28(月)06:07


7087. シュタイナーの霊的経済思想/倒錯転倒する人間


時刻は午後7時半を迎えた。天気予報が若干外れ、今日はこの時間帯まで雨が降ることはなく、1日を通して晴れ間が広がっていた。しかし、今空はうっすらとした雲に覆われており、今夜はやはり雨が降りそうだ。


今日も様々な書籍を読んでおり、シュタイナーの経済思想に関する書籍の中で、シュタイナーはマルクスからも大きな影響を受けていることを知った。マルクスの経済思想を押さえることはシュタイナーの経済思想を理解する際に不可欠だとわかる。


新しい経済学や新しい経済の確立の前提条件として、新しい経済的発想·経済的思考が必要だというシュタイナーの主張について考えさせられる。シュタイナーは教育と農業に関する実践を深めた後に、政治や経済に関しても具体的な実践をしようと考えていた。結局思い半ばでシュタイナーは人生を閉じることになったが、シュタイナーが構想していた政治経済の発想はいくつかの文献に残されている。


シュタイナーの政治経済思想は今でも通用するものが当然ながらあり、それらを汲み取りつつ、現代の時代特性を考慮しながら新たな政治経済の発想を育んでいく必要性を感じる。それは個人の次元だけではなく、集合の次元としても求められている。


シュタイナーの経済思想の中で、労働やマネーがスピリットの現れであるとしている点に関心を持つ。シュタイナーの霊的経済思想を神学の観点からまとめてみるのも意味のある試みかもしれない。


労働やマネーがスピリットの現れであり、スピリットは労働やマネーの中に息づいているという点について理解を深めていく。本来はそうした働きをするはずのスピリットが現代社会においてはどうやら機能不全に陥っているようだ。


その働きが人間のエゴや外部からの力によって鈍ってしまうと、経済生命体全体の流れが悪くなる。スピリットの働きと生命体としての経済についての関係性も考察しなければならない点だ。


今日はその他にも、人間とテクノロジーの関係性がますます転倒している状況について考えていた。本来、人間がテクノロジーを生み出したはずなのだが、今となっては、テクノロジーが劣化した人間を生産しているという転倒した状況に陥っている。


これと似たような指摘をハーバート·マークーゼが“One Dimensional Man”の中で行っていた。こうした転倒的な状況はマネーについても同じである。


古くはフランクフルト学派が指摘しているように、理性についても似たようなことが当てはまり、マックス·ウェーバーも合理性について同様の指摘をしている。


人間は倒錯転倒することを宿命づけられているのだろうか。その宿命の背後には、人間の原罪とでも呼べるようなものがあるのかもしれない。フローニンゲン:2021/6/28(月)19:45

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