top of page

7080-7082: アートの国オランダからの便り 2021年6月26日(日)



No.2406 心象イメージ_An Inner Image


本日の散文詩(prose poetry)& 自由詩(free verse)

No.711, An Omen

A tranquil Saturday morning has come.

It presages that today will be fruitful.

My today’s work will also be productive.

Groningen; 07:24, 6/26/2021


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(4つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日生まれた3曲


全ての楽曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

楽曲の一部はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

7080. 友人の新たな出発を見て/今朝方の夢

7081. マネー神学・マネー哲学&テクノロジー神学・テクノロジー哲学

7082. 天啓を受けた思想家たち


7080. 友人の新たな出発を見て/今朝方の夢


時刻は午前7時を迎えようとしている。今朝方起床した時に、今日が何曜日なのかわからず確認したところ、今日は土曜日のようだ。


週末になると、平日以上に辺りが穏やかに感じられることからも、確かに今日が週末の土曜日であることがわかる。今は朝日が姿を見せているが、どうやら今日は午後に小雨が少し降るらしい。


昨日、郵便受けに不在届が入っており、書籍を受け取りにまた近所のコピー屋にいく必要があるのだが、午後に雨が降る前に受け取りに行くか、また後日受け取ることを考えよう。


昨日偶然にも、尊敬している友人が大変興味深いベンチャーキャピタル会社——ゼブラ投資会社——を設立したことを知った。会社のホームページから事業内容について読んでみたところ、今の自分が考えている経済思想や社会貢献のあり方につながるような理念と事業内容をその会社が持っていることがわかり、ぜひとも応援したいという思いになった。


友人がまた新たな道を歩き始めたことを嬉しく思った。そのような出来事が昨日にあった。


今朝方の夢は1つ印象に残っているものがある。夢の中の私は、東大の入試を受けることになっていた。


試験会場に到着すると、席に顔写真の一覧が置かれていて、自分の顔写真を探し、それを切り取って自分の席に置くことが求められていた。端的には、顔写真さえちゃんと席の上に置いていれば、席は自由のようだった。それは普通ではあまり考えられないことだったので少し驚いたが、自由に席を選べるとのことだったので、それはそれでいいかと思った。


自分の顔写真を探すと、なんと3枚ほど見つかった。その3枚が連続して掲載されており、写真は全て違うものだった。どうやら大学側が、インターネットを駆使してネット空間にある写真を全てそこに掲載していたようだった。


私は、自分の全ての写真を切り抜いて、席の上に置いた。試験開始までしばらくあるので、席で静かにしていたところ、後方の席が少し騒がしかった。振り返ると、そこには東京の名門男子私立高校の生徒が150人ほど固まっていて、試験前に何やら会話をして盛り上がっていた。


私の横を通った大学生の試験監督の男性がふと、「彼らは全員余裕で受かると思いますので、もうお祭り気分ですね」と述べた。確かに、その名門校に通っていれば、東大には楽に入れるだろうと思い、また彼らにとっては自由に席が選べるということが、仲間と一体となって不思議な力を発揮することにも一役買っていると思った。そのようなことを思わせるぐらいに盛り上がっており、強い一体感を感じさせた。


しばらくして試験が始まった。最初の時間は何の科目かと思って黒板を確認したところ、黒板には何も書かれていなかった。


私はすぐに挙手をして、試験監督の男性に確認した。すると、配られた試験問題からわかるように、どの科目から始めてもいいとのことだった。


与えられた7時間ぐらいの時間の中で、何の科目から始めても良く、科目を行ったり来たりしながら問題を解いていいとのことだった。回答用紙も科目ごとに分かれておらず、採点官にわかるように自分で工夫して科目を分けていく必要があった。それらを含めて本当に自由な試験だと思った。


事前にこの形式を把握している他の受験生たちは、試験開始の合図と共にすぐに問題を解き始めており、彼らは受験に慣れていると思った。私は最初の数分をどの科目からどのように解いていこうかということを考える時間とし、とりあえず化学から問題を解くかと思ったが、最初は数学にしようと思った。


そこでふと、英語のリスニングはいつから始まるのか気になり、それも予告なしに始まるようだったので、その点について念頭に置いておこうと思った。全ての科目の問題が1冊の冊子になっており、数学のセクションを開こうとすると、なんと解答解説が挿入されていることに気づいた。私は目を疑った。


そもそも大学側が入試問題の解答解説を作るということは基本的になく、しかもそれが入試を受けようとする今その瞬間の自分の手元にあることを驚いたのである。解答解説が手元にあることをラッキーだと最初思ったが、これは倫理観が試されているのかと思い、解答解説を見ないまま問題を解いていくことにした。


しかしながら、問題を開く時に解答が見えてしまう瞬間があり、数学の最初の問題の答えは「10!(10の階乗)」だった。その後、世界史の問題を解き始めた時、問題が難しく、解答解説を見たいという誘惑に駆られたが、仮に試験監督に見つかったらその場で退場になると思ったので、解答解説を問題冊子の奥に隠しながら問題を解いていった。


時間としては3時間ぐらい経っただろうか。持ち時間は7時間ほどあるが、一通り全ての問題が解けてしまった。解答用紙を提出して帰ろとしたところ、若い女性教授が今度はフィールドワークを兼ねた筆記試験があると述べた。


それは後日行われるとのことであり、問題の形式を見せてもらうと、大学の外に出て、写真を撮影したり、インタビューをしたりしながら記述問題に解答していくというものだった。それは非常に面白い試験だと思ったが、採点が難しいのではないかと思った。


一応私は、単に知識や問題解法の技術だけを試すのではないその試験の形式を評価していた。今朝方はそのような夢を見ていた。フローニンゲン:2021/6/26(土)07:17


7081. マネー神学・マネー哲学&テクノロジー神学・テクノロジー哲学


今日も自分なりのペースで探究活動に従事していこうと思う。朝風呂を入り終え、気分も爽快なものとなり、今日の充実さを予感させる。


現在、いくつか探究領域が浮上してきているが、エコロジーの探究に着手する前に、まずはマネーとテクノロジーについて徹底的な探究をここから少なくとも数年間かけて行っていこうと思う。


マネーとテクノロジーは共に、私たちの日常生活の隅々に浸透しており、私たちの生を制約付けている。そして、それらは共にエコロジーにも多大な影響を与えている。


マネーとテクノロジーは現代社会において水や空気のように存在しているが、その性質についてはほとんど自覚的に対象化されることはない。そうした無自覚が現代人や現代社会、そして地球を蝕んでいることにつながっている。


そのような問題意識から、まずはマネーとテクノロジーの内在特性について探究を進めていく。その際に、領域としては「マネー神学」「マネー哲学」「テクノロジー神学」「テクノロジー哲学」のような4つの名称を与えておこうと思う。


マネー神学という名称は、すでにノッティンガム大学のフィリップ·グッドチャイルドが提唱しており、マネー哲学という名称は、社会学者のジョージ·ジンメルが主著の1冊にその名称をタイトルに付している。


テクノロジー哲学に関しては、古くはマーティン·ハイデガーやハーバート·マークーゼが論考を残しており、近年ではバーナード·スティグラーやアンドリュー·フィーンバーグなどの思想家が大きな功績を果たしている。


一方で、テクノロジー神学という領域はまだ存在していないようだ。テクノロジーを哲学的なアプローチで研究していくだけではなく、神学的なアプローチを採用することによって初めて見えてくるものがあるだろう。まさにグッドチャイルドがマネーに対して神学的なアプローチを採用していくつも重要な発見事項を提示しているところからも、テクノロジーに対する神学的なアプローチの重要さを想像させる。


これからの自分の探究上の仕事は、マネー哲学·マネー神学およびテクノロジー哲学·テクノロジー神学に焦点を当てたものにしていく。少なくともこれからの数年間はそれを強く意識していく。


それに付随して、翻訳よりもまずは、テクノロジーに関しては2人の思想家、具体的にはスティグラーとフィーンバーグ、マネーに関しても2人の思想家、具体的にはグッドチャイルドとジェフェリー·イングハムの仕事を取り上げ、彼らの思想を比較しながら重要な主張を要約していくことを考えていた。


それ専用のワードファイルを作り、いつか書籍として出版するかもしれないという前提でそれを作成していく。形態としては読書ノートのようなものであるが、将来の出版を見据えて、感想を付す形ではなく、幾分学術的な形でまとめていこうと思う。


仮にどこかのタイミングで翻訳をすることを決意したのであれば、スティグラーとフィリップチャイルドにはそれぞれ1冊ずつ翻訳したいと思うほどの著作物がある。一言一句翻訳しながらゆっくりそれらの書物と向き合うことも考えていきたい。


幸いにも、新たな問題意識が芽生え、自分なりの探究領域が見えてきたことを嬉しく思う。フローニンゲン:2021/6/26(土)08:37


7082. 天啓を受けた思想家たち


時刻は午後7時半を迎えた。今日は結局午後に小雨が降ることはなく、良い意味で天気予報に裏切られた。


今、とても穏やかな雰囲気が辺りを包んでいる。優しげな夕日が地上に降り注ぎ、カッコウの鳴く声と小鳥の鳴く声が聞こえてくる。


明日も晴れるようなのでコピー屋に書籍の受け取りに行こうかと思ったが、コピー屋は夕方の5時から8時までしか空いておらず、その時間帯は都合が悪いので、月曜日に買い物がてらコピー屋に立ち寄ろうと思う。月曜日は午後から雨が降るようなので、昼前にでも足を運びたい。


日々の探究活動はゆっくりとであるが着実に進行している。これまで理解できなかった概念や理論が少しずつ理解できるようになっている姿を見ると、継続して学習することの力を実感する。


来月からは、マネー神学とテクノロジー哲学に関する書籍を交互に音読していこうと思う。仮にそれらのテーマに関して翻訳をすることになれば、それらの領域の書籍を交互に翻訳していこうかと思う。


午後にふと、ウィルバー、バスカー、スティグラーに自分がなぜ強く共鳴するものを感じているのかについて改めて考えていた。彼らは共に、人生のある時点において、突如天啓に打たれて自らの天命に目覚めた。


自分が彼らに共鳴しているのは、天啓的体験の有無なのかもしれない。彼らの啓示的体験が自分に感染してくるかのようなのだ。


これまでの人生において、自分にも幾度か天啓が訪れた。こうした体験をしているか否かは、その思想家の書物を読めば一目瞭然であり、直感的に感じることができる。


上記の3人以外にも何人か注目している思想家がいるが、彼らもひょっとしたらそうした啓示的な体験をしているのかもしれない。


日々少しずつ探究を進めながら、同時にこれからの自分の歩みを日々軌道修正、ないしは歩みの方向性を明確にしている自分がいる。生きる実践的哲学者であったロイ·バスカーの思想と彼の霊性を神学的なアプローチで探究することも一案として芽生えた。


また、これからマネーやテクノロジーに関する探究を本格的に行っていく際に、それらの領域を代表する思想家を頭の中で対話させるような形で彼らの思想を文章にまとめていくことを行ってみるのも良いかもしれないと思った。


毎日本当に少しずつであるが、自分の仕事が明確になってきていることはとても喜ばしい。明日もまた新たな発見と驚きがあり、同時に自分の仕事がまた一歩明確なものになるだろう。フローニンゲン:2021/6/26(土)19:49

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page