top of page

6362-6363: 日本滞在記 2020年10月30日(金)


No.1520 金沢出発の朝_The Last Morning in Kanazawa

本日の言葉

With no self, there is just peace. Gil Fronsdal


下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(2つ:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日生まれた3曲

本日生まれた曲はこちらのMuseScore上で公開しています。

本日生まれた曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

6362.【金沢滞在記】金沢を出発する朝に

6363.【金沢滞在記】来年の旅について思うこと


6362.【金沢滞在記】金沢を出発する朝に


時刻は午前6時を迎えた。今、金沢の朝の空が静かに明けてきた。今日は少しばかり雲があるが、ここから晴れ間がより広がっていくようだ。


今日は金沢を出発し、東京に向かう。今回の一時帰国中に東京に向かうのはこれで2度目である。


前回は、現代アーティストの小松美羽さんとの対談講演会のために東京に向かい、今回は知人の鈴木規夫さんとの対談セミナーのために東京に向かう。鈴木さんとの対談は実に3年ぶりであり、対談時間も3時間と長く、今から非常に楽しみである。


今回は、鈴木さんの知り合いのセラピストの方のオフィスで対談をさせていただくことになっていて、そこにオンラインを通じて参加者の方々が参加することになっている。セミナーの開始が午後3時からであり、2時に撮影現場に到着する必要がある。


一度東京駅近くのホテルに荷物を預け——可能であればチェックインをしたい——、それから撮影現場に向かう。時間を逆算すると、金沢のホテルを出発するのは午前9時過ぎ頃がいいだろう。


ホテルをチェックアウトし、北陸新幹線のチケットを余裕を持って購入する。北陸新幹線に乗車するのは今回が初めてであるから、それもまた楽しみだ。


09:46の新幹線に乗り、2時間半ほどの列車の旅を楽しめば、比較的すぐに東京駅に到着すると感じられるだろう。


改めて、今回の金沢の旅を振り返っている。一言で述べるならば、それはとても充実していた。


鈴木大拙、西田幾多郎、泉鏡花との出会いがあり、いくつかの心を動かす美術品と出会うこともできた。そして何より、金沢の街の景観と紅葉に癒され、この街が持つ固有の時空間に包まれていたことを思い出す。


金沢の街を訪れて、本当に良かったと思う。ここでの体験は、自らの肥やしとなり、これからの緩やかな成長を後押ししてくれるだろう。


今日は東京に滞在し、明日の午後に福井に移動する。福井滞在がいよいよ今回の一時帰国中の最後の滞在拠点になる。


母方の上り藤にゆかりのあるこの地で何を感じ、何と出会うだろうか。福井で足を運びたい場所についていくつか調べているが、滞在中のどのタイミングでそれらの場所に行くのかは、いつものようにその日の朝に決めたいと思う。


先ほどよりも明るくなってきた金沢。それに照応するかのように心も明るくなっていく。


今日もまた充実した1日になるだろう。今すでにそれに対して感謝をし、感謝の念を持ちながら今日という日を過ごしていこう。金沢2020/10/30(金)06:15


6363.【金沢滞在記】来年の旅について思うこと


時刻は午前10時を迎えようとしている。つい先ほど、金沢を出発する北陸新幹線「かがやき」に乗車した。大阪から金沢に来る際に乗ったサンダーバードのグリーン車よりも、今乗車している新幹線のグリーン車の方がゆったりしている。


ここから東京まで2時間半ほどあり、その間にいくつか仕事をしておきたい。仕事が終われば、作曲をしたり、読書をしたりして過ごそう。


金沢からは、富山、長野、大宮、上野、そして終点の東京の順に止まる。今日は晴れであるから、その間の景色を時折楽しみたい。


先ほど、座席に備えつけてある雑誌に目を通していた。ぼんやりとそれを眺めながら、来年は青森や北海道に旅行してみようかと思った。季節としては今年と同じぐらいに日本にやって来て、青森と北海道でのんびりと過ごしたい。


来年もまた大阪と東京でセミナーや講演会などをするかもしれず、両都市に足を運ぶ可能性もあるが、一時帰国中はできるだけゆっくりしたいと思う。振り返ってみると、今回の一時帰国においては随分と多くの場所に足を運んでいたことがわかる。


実は今日からの東京は、比較的直前に決まったことであった。来年は今年よりもゆったりと日本で過ごそう。


分別と無分別の大切さについて思う。前者は理性を働かせ、後者は感性を働かせて実現されるものである。どちらかではなく、現実世界で生きていく際にはどちらも大切になる。創造活動に従事する際にも、それら両方が発揮される必要がある。


ポストモダンではなく、メタモダンの時代について先日考えていた。ポストモダンのように、価値観が多様化し、拠って立つべき価値観が溶解してしまう状況からさらに状況は複雑になっている。


今から少しばかり仕事をしたら、作曲実践をまずしよう。泉鏡花も述べていたように、他者の評価ではなく、自分が納得する形で自己表現を行なっていく。そうした自己表現は、内部から湧き立つ幸福感をもたらしてくれる。


今、富山に到着した。富山の空は晴れているが、モクモクとした白い雲の塊が見える。東京に向かう新幹線の中で2020/10/30(金)10:03

過去の曲の音源の保存先はこちらより(Youtube)

過去の曲の楽譜と音源の保存先はこちらより(MuseScore)

bottom of page