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5901-5903: アートの国オランダからの便り 2020年6月13日(土)


No.668 愛の時代に_An Era for Amor

本日の言葉

Life is not a particular place or a destination. Life is a path. Thich Nhat Hanh

下記のアートギャラリーより、本日のその他の作品(9点:コメント付き)の閲覧·共有·ダウンロードをご自由に行っていただけます。

本日生まれた14曲

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タイトル一覧

5901. 土曜日の静かな朝に

5902. 近未来的な感覚と愛する対象がやってくる予感

5903. 映画鑑賞を通じた治癒と変容をもたらすムービーヨガの実践

5901. 土曜日の静かな朝に

時刻は午前5時半を迎えた。辺りはもうすっかりと明るくなっている。

優しいそよ風が、新緑の木々の葉を揺らしている。空にはうっすらとした雲がかかっていて、まだ朝日を拝むことはできない。今の空の雰囲気からは想像しにくいが、今日は昼過ぎから雷を伴う雨が降るそうだ。

今日は創作活動に並行して、来週月曜日の「一瞬一生の会」の第2回目のクラスで取り上げる事前課題を私も取り組んでおこうと思う。第2回では、映画『十二人の怒れる男』を取り上げる。今日は時間を取って、それを見たいと思う。

昨日は随分と音声ファイルを作成した。会に参加してくださっている皆さんのリフレクションジャーナルが大変充実しており、ジャーナルに対してコメントする音声ファイルの作成が追いつけていないほどだ。

上記の映画に加えて、今日か明日には再度音声ファイルを作っていきたいと思う。再来週の予定となるが、再来週の始めに大切な打ち合わせがあり、それに向けた準備もゆっくりと進めていこう。

今朝方は、自分の無意識は少し落ち着いていたように思う。あまり印象に残る夢を見ていなかった。それでもあえて夢を思い出してみよう。

思い出せるものとしては、小中高時代の親友(SI)が現れ、彼と何かについて楽しげに話していたことは記憶に残っている。また、自分がどこか見慣れないような場所にいた感覚も残っている。そこは明らかに日本ではなかった。

2羽の鳥たちが戯れ合いながら遠くの方へ飛んでいった。先ほどまで吹いていたそよ風が止み、今は無風の状態が続いている。

今日はどのような日になるだろうか。今日もまた、充実感と幸福感の伴う1日になるに違いない。そんな確信を持って、今日の取り組みに従事していこう。フローニンゲン:2020/6/13(土)05:58

5902. 近未来的な感覚と愛する対象がやってくる予感

時刻は午後3時半を迎えた。天気予報に変化があり、今はまだ雷が伴う雨が降っていない。むしろ、土曜日の穏やかな午後の世界が存分に広がっている。

つい先ほどまで、書斎の窓辺に行って、そこで日光浴をしながら読書をしていた。ふと視線を下にやり、隣の家の庭を見ると、ニコさんがパラソルの下で空を見上げながらうたた寝をしていた。とても気持ち良さそうな顔をしていて、そこにあるのは平穏さだった。

今日は午前中にドビュッシーの曲を参考にして曲を作っていると、近未来な感覚が芽生えた。その曲を聴きながら、自分の意識がどこか未来の世界に飛んでいき、その世界の中に浸っている自己がいたのである。

曲は時間感覚までも変容させるようだ。そして、音楽世界の中では、今いる場所とは全く違う場所に存在を転置させることができるようなのだ。それはとても興味深い体験であった。

午前中にはその他に、博士論文についてまた少し考えていた。欧米の大学院で博士号を取得するというのは、その研究対象について自分が最も精通していることを意味する。そうした研究に乗り出していくためには、研究対象に対する深い愛が必要となる。

今の自分は、愛する対象を見つけようとしているというよりも、愛する対象が向こうからやってくるのを待っている状態なのだ。何かの縁でそれが運ばれてきた時こそ、博士論文を書き始めるタイミングなのだろう。

そうした時期が近々やってくるかもしれない。そんな予感を持ちながら、自分にできることは待つことである。それは消極的な形ではなく、極めて能動的かつ積極的な待つという行為なのだ。

愛する対象が向こうからやってきて、それを愛する愛の力によって論文を執筆していくこと。そうした機会がこの人生にやってきたらどれほど素敵なことだろうか。そしてそれは、どれほど幸運なことだろうか。

縁と運に恵まれた自分の人生のことを思うと、そうした幸運な事柄が運ばれてくるような気がしている。その時には、感謝の念を持ってその幸運を受け取ろう。そしてそれを自分にできる方法で形にし、この世界に何かを共有する形で世界に関与していく。フローニンゲン:2020/6/13(土)15:53

5903. 映画鑑賞を通じた治癒と変容をもたらすムービーヨガの実践

時刻は午後8時を迎えようとしている。空はまだ穏やかであり、天気予報を裏切る形で、雷の伴う雨はまだ降っていない。

雷を伴う雨はそれとして情緒があり、自然の力強さを感じさせてくれるため、私は意外と雷を眺めることが好きなのだと改めて思う。

今日は、来週月曜日に迫った「一瞬一生の会」の第2回のクラスの事前課題である『十二人の怒れる男』という映画を見た。昨年にも同じ映画を見たのだが、今回はまた違う印象や気づきを受けたことが興味深い。それを見て、自分自身がこの1年間の間に確かに変化を遂げたのだということを知った。

映画そのものに対して発達理論の観点からあれこれと考えを巡らせていただけではなく、映画を見ている最中の自分にも気づきの意識を当てながら、自分の心の状態がどのように変化していくのかを観察していた。これはまさに、私がジョン·エフ·ケネディ大学時代に出会った「ムービーヨガ」という実践である。

これはJFKU時代の友人のジョナサンが教えてくれた実践技法であり、映画を見ているプロセスにおける自己の心のあり様を観察し、それによって治癒と変容を実現する方法である。先ほど映画を見ている時にも、まさにこの実践を行っていて、この実践方法について音声ファイルでも簡単に皆さんに紹介しておいた。

第2回のクラスの中で、この映画に対する皆さんの気づきや発見事項について話を聞けることが楽しみである。おそらく、私が気づけていなかったようなことに気づいた方も多くいることだろう。

今日もまた、一瞬一生の会の皆さんのリフレクションジャーナルを読み進めていた。皆さん本当に毎日熱心にジャーナルの執筆を続けておられる。その姿には大変感銘を受ける。

皆さんのジャーナルを読むことによって、自分の知識と経験もより豊かなものになってきていることを実感している。自分の知見が拡張し、より密なものになっていることを実感しているのだ。

これは嬉しい変化であり、こうした変化があるからこそ、他者との協働学習はやめられないのだ。改めて、素晴らしい学習コミュニティーの中で学びを深めることができていることを有り難く思った1日だった。フローニンゲン:2020/6/13(土)20:04

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