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5586-5587:フローニンゲンからの便り 2020年3月2日(月)


本日の言葉

Buddha is concealed within the sentient being. If for one instant of thought we become impartial, then sentient beings are themselves Buddha. Hui-Neng

本日生まれた10曲

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タイトル一覧

5586. 起床直後のビジョン:「ムービー・ヨガ」の実践

5587. ポール・クレーの日記:ベルン・アスコナ・ドルナッハ訪問に向けて

5586. 起床直後のビジョン:「ムービー・ヨガ」の実践

時刻は午前6時半を迎えた。今朝方起床した時に、サトルの意識状態が色濃く残っており、目を閉じるとそこにめくりめく変化するビジョンが知覚された。そのビジョンの大半は書籍であり、書籍のページが次から次にめくられていくビジョンが映し出されていた。

どのような内容の書籍なのかは全くわからなかったが、サトルの意識状態の中でビジョンとして書籍が現れることは多く、最初にこれを知覚体験したのは大学生の頃だったと思う。こうしたビジョンが現れると、それに対して思考を巡らせることなく、単にそれを眺めるようにしている。今日もビジョンが全て消えるまでそれを眺めていた。

このビジョンが現れたのはひょっとすると、昨夜書籍を大量注文したからかもしれない。大量注文と言っても20冊程度だが、文献購入リストから購入するべき書籍を吟味していたことが今朝方のビジョンに影響を与えたのかもしれない。

昨夜は結局、50~60冊ほどの文献購入リストから20冊まで絞り込んだ。今回の書籍の分野も多岐に渡っており、意識状態、音楽心理学、音階理論、催眠と政治経済、音階とメロディーの百科事典、トランスと音楽、魔術と超心理学、身体心理学などの分野である。

今回はアメリカの書店から注文することはなく、イギリスとドイツの書店に注文をした。前回はドイツの書店から多く書籍を購入したが、今回はイギリスの書店から購入する書籍の方が多かった。

注文した書籍は早いもので明日·明後日に届き、全ての書籍は再来週までには届く予定である。幸いにも、アテネ旅行の前に全ての書籍を受け取ることができそうだ。

昨日の午後は久しぶりに読書や創造活動から離れていた。日曜日の午後ぐらいはこのように読書や創造活動から離れてもいいかもしれない。天気が良ければいつもより長く散歩やジョギングを楽しんだり、映画を見たりするのもいいかもしれない。

ここ最近は映画をほとんど見ておらず、それでいて気になる映画がいくつかあるので、日曜日の午後は映画を1、2本観賞することを今週末から行ってみようかと思う。純粋に映画を楽しむことに加えて、ジョン·エフ·ケネディ大学時代に行っていた「ムービー·ヨガ」の実践をしてみようかと思う。

これは映画を題材にして自分の意識や無意識の世界を探求し、それらを治癒·変容させていく実践である。この実践技法に関する書籍は実家に置いたままであるが、実践手順はまだ覚えているため、今週末に映画を見る際には是非ムービー·ヨガを行いながら映画を楽しもう。

昨日の午前中に作曲実践をしていると、曲を作りながら癒されている自分がいることに改めて気づいた。やはり創造活動は治癒を促す働きがあるようだ。

創造物には時として、シャドーの投影が色濃く現れることがあり、創造物から自らのシャドーを探求する道がある。自分の内側の感覚を形にすることがシャドーの対象化につながっており、それが治癒をもたらすことにつながりうることを再認する。

今日の作曲実践においても、そうした治癒を実感することになるかもしれない。引き続き、創造活動がもたらす治癒と変容の作用について、体験を通じて考えを深めていこう。フローニンゲン:2020/3/2(月)07:02

5587. ポール・クレーの日記:ベルン・アスコナ・ドルナッハ訪問に向けて

時刻は午後8時を迎え、今は小雨が降っている。夕方までは雨が降っていなかったのだが、夕方以降に雨が降り始め、今に至る。今週も大抵天気が悪く、かろうじて土曜日だけ晴れマークが付いている。

昨日少しばかり午後に休憩をしたおかげか、今日の読書と創造活動は随分とはかどった。やはり週に一度、数時間ぐらいは休憩をしてみるのもいいものだと改めて思った。今週の日曜日の午後は、映画を2本ぐらい見ようと思う。

直近の日記で書き留めたように、ポール·クレーの作品を見に、この夏はスイスのベルンに訪れようと思う。ベルンにあるクレー美術館を訪れ、クレーの生涯と作品を辿っていく。

クレーに対して突然関心を持ち、昨日すでに20冊ほど書籍を購入したが、本日は追加でクレーの日記 “The Diaries of Paul Klee”を購入した。クレーは森有正先生や辻邦生先生のように、日記を通じて自らの思索を深め、絵画の思想と技術を高めていった。

その点に関心があるだけではなく、クレーが生きていた時代を彼自身がどのような眼で眺め、何を感じていたのかを理解したいと思う。クレー美術館を訪れる予習がてら上記の日記を読み、ベルンの街についてはまた改めて調べてみよう。

スイスに訪れたのはもう今から3年半ほど前のことになる。あの時も夏だった。

その時は、ピアジェの生誕の地ヌーシャテルに滞在し、ピアジェの過ごした街の風に吹かれること通じてピアジェを理解しようとしていた。今回はクレーである。

せっかくなのでベルンだけではなく、過去にエラノス会議が開かれていたスイスのアスコナにも滞在し、ユングが晩年を過ごしたユングの家にも行ってみよう。今はそこが博物館として公開されているようだ。

そして、シュタイナーが晩年を過ごしたドルナッハにも足を運んでみようかと思う。今年の夏はスイスでゆっくり過ごすことにする。

アイスランド、スコットランド、アイルランドに行くのはまた来年にしようかと思う。フローニンゲン:2020/3/2(月)20:05

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