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4997-4998:フローニンゲンからの便り 2019年9月29日(日)


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本日の2曲

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タイトル一覧

4997. 充実感や幸福感の成長に合わせて

4998. 4年振りに新たなメガネを作って

4997. 充実感や幸福感の成長に合わせて

目覚めると、今日もまた自分の人生の新たな一日がそこにあった。この一見何気ない当たり前のように思われてしまうかもしれないことに対して、今私は多大なる感謝の念を持っている。

今日もまた人生の新たな一日が始まったのだ。しかもそれは、昨日のそれよりも充実感と幸福感に満たされている。

充実感や幸福感というものも成長するということを知っていただろうか。自己が成熟に向けて一歩一歩歩みを進めていくと、それに呼応して、自己が受け取る充実感や幸福感までもが成長を遂げていくのである。

いや、その説明は幾分今の自分の感覚と異なるかもしれない。表面的には、充実感や幸福感を感じるのは自己であるため、上記のような説明をすることは可能だが、実際には自己と充実感や幸福感は分かち難く結びついており、それらは一体のものである。ゆえに、自己が育まれていくということは、即、充実感や幸福感が育まれていくということにほからないことが見えてくる。

日曜日の午前3時半の銀座は真っ暗だが、どこか自己を優しく包んでくれている。今回の滞在中の東京は、妙に自分に対して優しく親切だ。自分の中で何かが変わったからかもしれない。

日本滞在の5日目の朝は、午前3時前に起床した。時差ぼけも随分と解消され、確かにまだ深夜に目覚めることがあるが、それでも睡眠の質は高く、目覚めがいつものようにすっきりとしている。

やはり、何を食べるのかによって身体の状態が歴然と異なり、合わせて東京の街を自分の足で歩くという適度な運動によって——人によっては随分と歩いていると思うかもしれない——、心身の状態が好調のままである。

良質な食を摂り、良質な運動をすることによって、心身が絶えず最良の状態で維持促進されている。そう、それは単なる維持ではなく、自分はどこかに向かって促進されているのである。

今宿泊しているホテルの窓からは星空を眺めることはできないが、星空に向かって促進されているのである。自己及び魂が真に深まり、真に安らかになる空間に向かって絶えず促進されていることを実感する。

銀座での滞在は今日が最後となり、明日の昼前にホテルのチェックアウトをしたら岐阜県に向かう。物心ついてから岐阜県に足を運ぶのは初めてかもしれないと思ったが、最初の会社の社員旅行で一度岐阜県に訪れていたことを思い出す。

今日の銀座での活動及び岐阜での活動も楽しみたいと思う。銀座:2019/9/29(日)03:33

4998. 4年振りに新たなメガネを作って

今日はついに、銀座のボルダリングジム「グラビティリサーチ銀座」に足を運び、日本で初めてのボルダリングを楽しむ。これまでボルダリングは、今から6年前にアメリカの西海岸で1度、そしてオランダで6回ほど行っただけであり、日本でボルダリングをするのは今回が初めてとなる。

実は、一時帰国した翌日にこちらのジムに足を運ぼうと思っていたのだが、それは実現しなかった。その日は、リュックサックにシューズとボルダリングができるウェアとソックスを入れて出かけたのだが、ズボンを忘れていることに後ほど気づいたのである。そうしたこともあり、その日はボルダリングをすることなくホテルに戻ってきた。

確かに、その日の体調はまだ完全なものではなく、帰国の翌日であったから、時差ぼけによってほとんど睡眠を取っていないような状態であった。もしかすると、ズボンを持っていくのを忘れたことは、何かのメッセージなのかもしれないと思い、そのメッセージに従う形で、本日までボルダリングを延期していた。

今日はすでに、ズボンを含めて必要なものをすでにリュックサックに詰めているので準備は万端だ。今日の予定としては、まず最初にTOHOシネマズ日比谷に足を運び、10:15から上演の『アド・アストラ』という宇宙をテーマにした映画を見る。今回の一時帰国の間に、『ハロー・ワールド』『天気の子』『フリー・ソロ』『アド・アストラ』を見ることができて嬉しく思う。

『アド・アストラ』の上演が終わるのは12:35ということなので、映画を見終えたら8年以上も前から付き合いのあるメガネ屋のオブジェさんに立ち寄り、新しく作ったメガネを受け取る。今回もまた自分の個性に合致するようなメガネを4年振りに作ることにした。

8年前、4年前、そして今回と、4年のサイクルで新しいメガネを作っていることは興味深い。新たなメガネを作ることによって、新たな自己が創られていくかのようである。

これまで使っていたチタンフレームのパープルのメガネもとても気に入っており、今回新しく作ったゴールドとネイビーのメガネと併用していこうと思う。

先日オブジェさんに訪れた時、お店に置かれているのは基本的に一点ものだということを店員の方から聞いた。基本的に在庫はなく、店の棚に陳列されていないものもあるにはあるようなのだが、それは単にスペースの都合上棚に置けなかったものだということを教えてもらった。そうしたことから、今回作ったカトラー・アンド・グロス(イギリス)のメガネとは何か運命的な出会いを果たしたように感じ、思い入れのあるメガネとなった。

今かけているアン・バレンタイン(フランス)のメガネも4年前に運命的な出会いを果たして購入したために、これまで長く愛用してきた。今日からは二つのメガネを併用する形で、引き続きどちらのメガネも大切にしていきたい。

メガネの受け取りを済ませたら、銀座のApple Storeに立ち寄って、最新のMacBook Airを購入する。前回MacBook Airを購入したしたのは今から6年以上も前のことであり、特に不具合はこれまでなかったのだが、機能的な面でこのタイミングで新しいものに変えようと思う。

手持ちのMac Book Airを下取りに出すと11,000円ぐらいで買い取ってもらえるようなので、下取りに出そうと思う。その後、バーニーズかEstinationに立ち寄り、秋冬物の洋服を少々購入しようと考えている。

オランダでは自分の身体のサイズに合う服を購入することができないので、今回自分が本当にいいと思うものを二着ほど購入したいと思う。メガネ、MacBook Air、洋服と、今日が日本滞在中のほぼ最後の買い物になるだろうか。

購入したものを一旦ホテルの自室に置いた方がいいと思われるため、ボルダリングの前に一度ホテルに戻りたい。そうであれば、ボルダリングに必要なものは朝の映画館に持って行く必要はない。今日もいろいろと期待に満ちた一日である。銀座:2019/9/29(日)04:19

【追記】

昨夜、メガネ、MacBook Air、洋服の購入を済ませ、ボルダリングジムから帰っている最中あることに気づいた。銀座のある交差点でふと立ち止まった時、東京に滞在して立ったの5日間しか経っていないのだが、これまでオランダで過ごしてきた3年以上の累積買い物金額の合計をあっさりと超えてしまった。東京とは、なんと物質消費的な街なのだろうかと思わず笑ってしまった。やはり自分にとっては、こうした街ではなく、質素かつ自然豊かな街で暮らしていくことが性に合っているのだと再確認した。

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