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4976-4983:フローニンゲンからの便り 2019年9月24日(火)


お知らせ

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本日の2曲

本日の2曲はこちらのYoutubeチャンネルで公開しています。

タイトル一覧

4976. 一時帰国の準備が整って

4977. 一時帰国に向けた出発の朝に

4978. 一時帰国の朝に見た夢

4979. それぞれの人生

4980. スキポール空港に向かう列車の中で

4981. Aspireラウンジにて

4982. ヘルシンキに向かう機内にて:新たな習慣の確立に向けて

4983. 無限大のくつろぎに向かって

4976. 一時帰国の準備が整って

時刻は午後の8時を迎えようとしている。つい先ほど、明日の一時帰国に向けた荷造りが完成した。これにて明日の朝は余裕を持って自宅を出発できるだろう。

今回は身軽さを重要視し、機内持ち込みのスーツケース一つだけで帰国することを決めているため、結局Youtube動画の撮影用の外付けマイクと、書籍を読む際の書見台を持っていくことを止めた。

日本の一時帰国の際に和書を数冊購入し、そのうち多くはオランダに持って帰りたいと思っているため、できるだけスーツケースは余裕を持たせた状態にしておく。行きに持っていくソイプロテインやカカオパウダーなどは全て日本で使い切ることができるだろう。

また、大阪での仕事の際に着用する二着のワイシャツに関しては、クリーニング後、実家に置いておこうと思う。そうすれば、スーツケースはさらに余裕が生まれ、そこに書籍を詰めることができそうだ。

本当であれば外付けマイクを使って、高音質でYoutube動画を撮影したかったのだが、マイクは重たくかさばるため仕方ない。また、書見台に関しても肩こりなどを考えると、本来であれば読書に必須の道具なのだが、それもまたかさばるため、今回の旅には持っていかないようにした。

今、開かれて床に置かれたスーツケースを眺めながら、忘れ物がないかを再度確認している。仕事で使うスーツに関しては、オランダは寒いため、明日の朝にそれを着ていく。

日本では合計5カ所のボルダリングジムを巡る予定であり、ボルダリング用の衣服を入れ、マイシューズも入れた。ボルダリングのみならず、旅の最中にはよく歩くため、プロテインを補給するためのプロテインシェイカーもスーツケースに入れた。

パリで購入したモデスト・ムソルグスキーの二冊の楽譜のうち、一冊に掲載されている曲の全てがもう一方の楽譜に全て掲載されていたため、一冊を母にプレゼントしようと思っている。その楽譜もスーツケースに入れた。

今回は欧州国内の旅行ではなく日本への旅行のため、オランダで購入した電動歯ブラシのチャージのためのアダプターもスーツケースに入れておいた。日本とオランダは電圧が違うため、変換器が必要なのである。

その他の必要品は欧州国内の旅行と同じため、忘れ物はなさそうだ。いや、あと一つ日本円を忘れずに持っていく必要があった。

先ほど有り金を全てかき集めたところ、現金として1,038円があった。クレジットカードがあるため、これくらいの金額で十分だろう。

最悪キャッシュカードを使ってATMで降ろせばいいだけのことである。明日の朝、再度忘れ物がないかを確認して、午前6時過ぎには自宅を出発しよう。

今日は9時頃に就寝し、今朝と同じように午前4時に目覚めようと思う。そうすれば、かなり余裕を持って自宅を出発できるだろう。

明日からの久しぶりの日本滞在が楽しみだ。フローニンゲン:2019/9/23(月)20:10

4977. 一時帰国に向けた出発の朝に

いよいよ日本に一時帰国する日の朝を迎えた。予定では午前4時に起床しようと思っていたが、昨夜は9時過ぎに就寝したこともあり、3:45に起床することができた。目覚めの状態はすこぶる良く、すぐにでも活動に従事できるようなエネルギーの充満状態があった。

起床後、オイルプリングをしながらヨガを行い、その後、朝風呂を楽しんだ。ゆっくりと浴槽に浸かって体を起こし、ゆったりとした気分の中で、今日からの日本滞在について思いを巡らせていた。

なんやかんやいえ、私は日本の一時帰国をとても楽しみにしているのだということに気づかされる。もちろん、毎回の帰国のたびに複雑な気持ちにさせられるのは確かだが、それでも他国に訪れるのとは違う感慨深い感情が内側から湧いてくる。今もそのような状態にある。

予定よりも早く起床したこともあり、自宅を出発するまでの時間がよりゆとりあるものになった。今回の日本滞在の際には、これまで以上にゆとりのある生活を心がけていく。

ここで一度、本質的なゆとりが体現された生活を実現させていきたい。自分のライフワークにより邁進するためにもゆとりは不可欠である。これは不思議な関係である。

深いゆとりがあるからこそ、自分のライフワークに深く入り込んでいけるような気がする。今年から来年にかけてゆっくりと進められている生活上の大きなシフトは、日本に滞在中もゆっくりと進行していくだろう。

とにかく自分のライフワークにのみ自分の時間を当てていく。無駄な人間関係は一切避け、本当に大切な人との人間関係を深めていく。

日々は、自己を捧げた実践のためにある。今日から再び心を入れ替えて、自分の活動を深めていこう。

自宅を出発する時間は6:10を予定している。自宅ですることがなければ、早めに駅に到着してしまってもいいかもしれない。

アムステルダムのスキポール空港に向かう列車の出発時刻は6:48だが、大抵15分ぐらい前にはプラットフォームに列車が到着しているので、予定よりも気持ち早く出発するぐらいがちょうどいいだろう。

列車の中ではまた日記を執筆するかもしれない。日記の執筆をした後は、列車の中で作曲実践をする。

今回日本に持参する楽譜は、ブラームスの変奏曲が収められたものである。それと母への土産として、ムソルグスキーの楽譜もある。基本的には母に贈る楽譜はスーツケースに入れたままにする予定だったが、スペースがあれば持参するリュックサックに入れて、ブラームスの楽譜と併用してもいいかもしれない。

日記の執筆や作曲実践をしていれば、フローニンゲンからスキポール空港までの2時間はあっという間だろう。過去の日記の編集については、それはあまり集中力がいらないものなので、早朝の時間に行うのではなく、昼前に出発するヘルシンキに向けた飛行機の中で行おうと思う。

心のゆとりと時間的なゆとりを豊かに持ちながら、自分ができることを世界のどこにいても行っていく。自らのライフワークに専心し、それと一体になること。それを真に実現させる足がかりを得るために、今回母国の大地を踏むのかもしれない。フローニンゲン:2019/9/24(火)04:44

4978. 一時帰国の朝に見た夢

時刻は午前5時を迎えようとしている。どんなに時の河の流れが早くても、自分の内側の時の流れは緩やかにしていく。

人生の進行と自分の内側の時の流れの歩調を合わせれば、間違いなく時は止まる。少なくとも、時の流れは今よりもずっと緩やかに感じるはずだ。

風呂から出た4時から5時にかけての時間の流れはとても早かった。上記の内容と紐づけると矛盾しているように聞こえるかもしれないが、この1時間が早く感じられたのは、人生の進行と自分の内側の時の流れの歩調が合致していたからだと思う。

時が流れている間は時の流れを感じることはなく、時がある一定量経った後に、時が経っていたのだと気づく感覚。それがある。

今日からはこれまで以上に、自分の時間を大切にしよう。他者の時間を大切にするために、自分の時間を何よりも大切にする。自分の時間を大切にするために、他者の時間を何よりも大切にする。そうした意識の中で日々を過ごしていく。

積極的な関与と不関与の双方を実現させていく。自分の人生に与えられた役割を全うするために、積極的な関与と不関与の双方を行う。

関与と不関与の対象は、徐々にその輪郭をあらわにしている。その外形を真に掴んだ後には、関与と不関与を徹底させていけばいい。まだ夜が明けぬ闇の世界の中でそのようなことを考える。

日本に一時帰国する出発の朝もまた夢を見ていた。夢の中で私は、小中学校時代の友人たちと一緒にバスケをして楽しんでいた。そこには男友達だけではなく、女友達も数多くいた。

男女混合でチームを分け、とても楽しげにバスケに興じていた。しばらくバスケを楽しんだ後、私は一旦試合から離れ、コート脇で給水をしていた。その間にもみんなはバスケを楽しんでおり、その様子をコート脇から眺めていた。

改めて、素晴らしい友を持ったものだと感慨深い気持ちになっていたところ、私の足元にボールが転がってきた。そのボールを一方のチームの友人に渡そうとしたところ、先ほどまで試合をしていた相手チームに彼がいることを思い出した。

味方チームの友人もボールのところに歩み寄り、ボールを欲しがっている。どっちのチームのボールからゲームが再開されるのかわからなかった私は、最初味方チームの友人にボールを渡そうとしたが、あえて相手チームの友人に渡したほうがゲームが面白くなるに違いないと思い、相手チームの友人(SS)にボールを渡した。

軽く放り投げられたボールを彼はキャッチし、そこからゲームが再開された。彼のドリブルを眺めていると、以前よりもドリブル技術が向上していることに驚いた。また、彼はらしくないトリッキーなパスも出せるようになっており、それもまた興味深く眺めていた。

そこで夢の場面が変わった。今朝方にはその他にも夢を見ていたように思う。だが、それらの夢のたいていは、もう記憶の彼方にある。ひょっとすると、それは日本に届いているかもしれない。

日本の集合意識の中に自分の無意識化の現象が溶け込んでいき、日本に帰ってから、今朝方の夢の続きを見ることも十分に考えられる。

そろそろ荷物の最終確認をし、荷造りを完成させたい。荷造りが完成して時間が余れば、音楽理論関係の書籍に目を通そう。

隙間時間に繰り返し理論書に接することによって、徐々に理解を浸透拡張させていこう。そうした地道なことを、何年も自分の専門領域に対してやってきたではないか。フローニンゲン:2019/9/24(火)05:15

4979. それぞれの人生

時刻は午前6時半を迎えようとしている。幸いにも、私はすでにスキポール空港に向かう列車の中にいる。

列車はまだフローニンゲン中央駅に停車しており、出発まであと20分弱ある。今朝は4時前に起床したおかげもあり、自宅を出発するまでの時間にゆとりがあり、出発がスムーズであった。そのため、フローニンゲン中央駅に思っていたよりも早く到着した。

いつも私は駅まで歩いており、今朝もまた夜明け前のフローニンゲンの雰囲気を味わった。

いつも通る道。旅に向かう時にいつも通る道をゆっくりと歩きながら、旅に出かけるごとに、そして旅から戻って来るごとに新たな自分が誕生していることに気づく。その証拠に、先ほどまでフローニンゲンの街を歩いていた私は、前回旅行に出かけた時とは異なる眼でこの世界を眺めていたのだから。

旅が自己を育み、自己が旅を育むという双方向性。片方から片方への働きかけではなく、双方が影響を与え合っている。

スキポール空港に向かう列車の中には、これから旅に出かけようとしている人の姿をちらほら見かける。彼らが持っている大きなスーツケースがそれを示している。

先ほど早くプラットフォームに到着したため、列車には誰もまだ乗っていなかった。この季節になるともう、寒さ対策のため、列車の扉は自分で開けなければならない。扉が閉まっていて、乗客が乗り降りする際には押しボタンで開ける必要があるのだ。

扉を開け、進行方向と同じ向きの席を確保した。時々進行方向と逆向きの席に座らざるをえない時もあるが、今日は進行方向と同じ向きだ。

そのおかげで、スキポール空港に向かうまでに広がっている、オランダの長閑な風景を十分に楽しむことができるだろう。持参したオーガニックコーヒーをちびちびと飲みながら、早朝のオランダの田園風景を味わいたい。

列車はあと10分ほどで出発する。まだ6時半だというのに、乗客が次々と乗ってくる。とはいえ、日本の満員列車とは異なり、ほぼ間違いなく列車には座れる。

二人がけの席を今は一人で使っており、これからどれくらい乗客が増えてくるかわからないが、おそらく一人でそれを使うことができるだろう。続々と乗客が乗っていると言っても、それぐらいの混み具合だ。

通路を挟んで反対側の席に座っているオランダ人の女性は、どうやら旅行客ではないようであり、これから会社にでも働きに出かけるのだろうか。その女性はコーヒーを片手に、窓の外をぼんやりと眺めている。

朝のこの落ち着き。この地では、人々はそれぞれの人生を自分なりのペースで謳歌している。

決して焦ることなく、ゆとりが体現された生活がここにある。彼らにはゆとりという言葉が不要なぐらいにそれはゆったりとしている。

旅行のためではなく、通勤のためにこの列車に乗っている人の表情は穏やかである。決して陰鬱な感じはしない。

みんな思い思いに自分の好きなことをしながら列車の出発を待っている。コーヒーを飲んでいる人。新聞を読んでいる人。スマホを眺めている人。窓の外をぼんやりと眺めている人。寝ている人。パソコンを開いている人。

私は日記を執筆しており、これから列車の中で一曲を作る。列車の中に滲み出ている人々の人生を表すような曲を作りたい。いよいよ列車が出発だ。スキポール空港に向かう列車の中:2019/9/24(火)06:42

4980. スキポール空港に向かう列車の中で

時刻は午前8時半を迎えた。列車が出発してからもう少しで2時間となる。あと20分ほどでスキポール空港に到着する。

列車に乗っている間は、ずっと作曲実践をしていた。持参したブラームスの楽譜を頼りに、2曲ほど作っている自分がいた。

日記の執筆よりも作曲を優先させている自分の姿を見ると、作曲という音楽言語を通じた日記の執筆に絶えず従事している自分がいることに気づく。人

生が遊(ゆう)の境地に入り始めている。日記を執筆することは遊であり、作曲もまた遊である。自ずから、人生もまた遊となる。

窓の外を眺めることを忘れてしまうぐらいに作曲に没頭している自分がいた。確かに列車のテーブルのスペースは狭いが、それでも作曲できるだけのスペースがあるだけ有り難い。

そして何より、自分の心のスペースが豊かであることを忘れてはならない。これがなければ、どれだけ外部環境が整っていたとしても、作曲などできないのであるから。

スキポール空港に向かう列車の進行は順調である。もう少しで列車は、スキポール空港の一つ前の停車駅である南アムステルダム駅に到着しそうだ。

小鳥たちの群れが空を舞い、長閑な田園風景が見える。長閑な景色を眺めていると、思わず口笛を吹きたくなってしまう。実際に先ほどは列車の中で口笛を吹いている自分がいた。

そういえば先日は、街の中心部のスーパーに買い物に行った帰りにも口笛を吹いている自分がいた。偶然にも、前方から自転車でやってくる青年も口笛を吹いており、私は彼の口笛にハーモニーをつける形で口笛を吹き始めた。そんな微笑ましい光景が蘇る。

スキポール空港に到着したら、速やかにセキュリティーゲートを抜ける。いつものように、今回もAspireラウンジにお世話になる。

セキュリティーゲートを速やかに抜けることができれば、およそ2時間ほどはラウンジでゆっくりできるだろう。ラウンジのエスプレッソをゆったりと飲みながら、先ほど作った2曲に対する解説動画を作ろうと思う。また、ボルダリングに関するYoutubeチャンネルのための動画も何か撮影していいかもしれない。

日本人のいないラウンジで日本語を話すことは少し抵抗があるが、いついかなる時でも創造活動に従事していこうという意志のもと、ラウンジでも動画の作成を楽しむ。動画の撮影が落ち着いたら、本日3回目の作曲実践に入ろう。この分だと今日は、もう何曲か曲を作れそうだ。

朝の集中力が高い時間帯にできるだけ曲を作っておき、夜のフライト中は楽譜を眺めたり、作曲ノートを読み返すことなどに時間を充てたい。そして何より、今回のフライトでは睡眠をしっかり取ろうと思う。熟睡できなくても、目を長らくつぶっていれば、眠りの意識に落ちていき、治癒力を持つ眠りの世界に入れるはずだ。スキポール空港に向かう列車の中:2019/9/24(火)08:46

4981. Aspireラウンジにて

時刻は9時半を迎えた。今、スキポール空港のAspireラウンジの中でこの日記を執筆している。

欧州国内を旅行する際は、いつもAspireラウンジにお世話になっている。昨年ぐらいにリノベーションされたこのラウンジは、とても綺麗になり、より明るく開放的な雰囲気となった。

先ほど、持参したオーガニックのバナナを2本ほど食べ、これにて今日は夜のフライトまで固形物を摂らなくて済むだろう。もしかしたら、ヘルシンキに向かうフライトのボーディング直前にラウンジで果物類をもう少々食べるかもしれない。また、ヘルシンキの空港に到着してから果物類とナッツ類を何か食べるかもしれない。いずれにせよ、胃腸を無駄に働かせないために無駄に固形物を食べないようにする。

ヘルシンキの空港に到着したら、乗り継ぎの手続きをする必要がある。ヘルシンキから日本に行く際には、非欧州圏に出ていくための手続きがいる。

それを済ませたら、Almost@Home Loungeに向かう。ここでシャワーを浴び、時間があれば日記をまた執筆したい。

日本に到着するのは日付変更線をまたいで翌日の朝9時頃である。そこから入国手続きを済ませ、速やかに銀座のホテルに向かう。ホテルに到着するのは12時頃であり、チェックインの時間までだいぶ時間があるので、荷物を預けたらまずはメガネ屋に行き、メガネを修理してもらう。その後、大型書店を2、3店巡る計画を立てている。

東京に到着してから随分と歩き回ることを考慮して、ヘルシンキ空港のラウンジでプロテインを作っておく。プロテインを作っておくと言っても、まだ水で割ることをせず、プロテインシェイカーにソイプロテイン、カカオパウダー、ヘンププロテインの粉を入れておき、フライトが日本に到着する間際に機内でミネラルウォーターをもらい、そこでプロテインを完成させる。

プロテインは別に腐るものではないが、長く作り置きをしたくはないため、鮮度を考えてそのような準備をヘルシンキ空港のラウンジでしておく。

今いるAspireラウンジは、想像以上に静かである。当初の予定では、Youtubeチャンネル用の動画を幾つか作ろうと思っていたのだが、しゃべり声がかなり目立ちそうなので、動画を作ることはやめにして、その代わりに作曲実践をする。集中してもう一曲作る頃にはボーディングが始まるだろう。

アムステルダムからヘルシンキに向かう機内では、過去の日記を編集し、時間が余れば作曲ノートを読み返すか、ちょうど午後の仮眠の時間と重なるため、少々仮眠を取っておこうかと思う。日本が徐々に近づいてきた。Aspireラウンジにて:2019/9/24(火)10:00

4982. ヘルシンキに向かう機内にて:新たな習慣の確立に向けて

今、スキポール空港からヘルシンキに向けた飛行機の中でこの日記を書いている。天気予報の通り、スキポール空港に到着してから少し小雨が降り始めたが、今は雨が止んでいる。いや、雨雲の上にいるから雨が止んでいると言っていいのかよくわからない。

ヘルシンキに向けたフライトは順調に飛行しており、アムステルダムからヘルシンキまではわずか2時間ほどだ。気がつけば、あと1時間ほどで早くもヘルシンキに到着する。

昨年の夏もヘルシンキに訪れた。その時は空港を経由するのではなく、実際にヘルシンキの街に滞在した。

シベリウスが長らく住んでいたアイノラの地に足を運んだ思い出や、ヘルシンキから西に行ったところにある古都トゥルクを訪れた思い出が鮮やかに蘇ってくる。

いつかオランダとフィンランドの地に居住用の物件を所有しようと思っている。まだその場所で永住するかは定かではなく、自分のライフサイクルに合わせてよりふさわしい場所が見つかればそれらの物件を手放すか賃貸をし、新たな物件を所有すればいい。

自然の中での生活、少なくとも自然が近くにある落ち着いた環境で生活を続けていこう。フィンランドと言えば、本当にそうした自らの落ち着く場所としての印象が強い。フィンランドの何かが自分を絶えず惹きつけている。

搭乗口から飛行機までシャトルバスに乗って移動したのだが、そのバスにフィンランドの1週間分の気温が表示されていた。なんと、今日の最低気温は1度とのことである。

一方で、日本の今日の最低気温は20度を越す。最高気温に関しても、20度以上の気温差があるようだ。この気温差はとても懐かしい。今から5年前に、真冬のニューヨークからロサンゼルスに引っ越した時の気温差を思い出させる。

あの日のニューヨークは雪が積もっており、そこから5、6時間ほどのフライトで移動したロサンゼルスは夏のようであった。思わずその気温差に笑みがこぼれたほどである。

今回もヘルシンキから東京への移動において、そうした笑みがこぼれるだろう。幸福感というのは、こうした些細なことに対する笑いからも得られるものなのだということを改めて思う。

先ほど目を少し閉じて仮眠を取っている時に、創造活動に従事しない時は脳をとにかく休めることを行おうと思った。それは極端なまでに徹底して行う。

消費優先の人生から完全に脱却しよう。創造優先の人生に完全に切り替えよう。そのためには、徹頭徹尾、消費的な刺激から距離を置くことが重要である。

無駄な刺激はとにかく自分の内側に取り入れない。特に他者や社会が産み出したデジタル情報からは距離を置いていく。

デジタル空間の情報からできるだけ離れる習慣を日本に滞在中に確立する。3週間あれば十分に習慣化できるだろう。

確かにこれまでの私は、日々の創造活動にできるだけ専心しようとしてきた。だが、ついつい無駄な調べものをしてしまい、それによって脳が見えないところで疲弊するという状態が続いていたように思う。

よく言われるように、デジタル・デトックスを心がけていく。どのようなツールや情報と距離を置くのかはもう自分自身がよく知っている。ついついそうした情報と触れるのではなく、創造活動と創造活動との間には、脳を十分に休める。

とにかく自分は創る人間なのだという意識。消費だけに追われるような人間ではないという意識。

日記の執筆や作曲実践を最優先にし、それらの活動に従事しない時は、例えば目を閉じて瞑想状態に参入するようにしたり、外をぼんやりと眺めるようにする。

創造活動を豊かにする読書ならば積極的に行おう。だが、それも必ず創造活動と結びついたものにしよう。

読書によって得られた知見は、絶えず他者に共有する。それは日記を通じてというよりも、ここ最近行っているように、音声動画を通じて行っていこう。

日本滞在中に何としてもデジダル・デトックスを行い、デジタル情報に極力触れない生活習慣を確立する。それが確立されてからオランダに戻り、オランダでの新たな生活では、再び創りに創る生活を送っていく。ヘルシンキに向かう機内にて:2019/9/24(火)13:33

4983. 無限大のくつろぎに向かって

つい今しがた、デジタル情報と無駄に触れない習慣の確立について日記を書いていた。今年の3月にパリに旅行に出かけた際に、食生活に関する新たな習慣を見事に確立できたのであるから、デジタル情報との付き合い方に関する新たな習慣も確立されるはずである。

無駄なものを食べず、自分の心身に合致した良いものだけを食べるようになったことによって、日々の生活がより充実感と幸福感に満たされるものになった。また、メールを使用することを極力避ける習慣が確立されることによって、毎日の自分の時間が本当に増えた。特に、創造活動に従事する時間が増えたことほど喜ばしいことはない。

今の自分に必要な最後の習慣として求められているのが、他者や社会がこしらえたデジタル情報と距離を置くという新たな習慣だ。そのような情報に触れている暇があったら、とにかく自分の脳を休めよう。

心身を大いにくつろがせよう。今機内の窓から眺めることのできる大空のようにくつろごう。

広く大きくくつろごう。無限大の自己が無限大になるようにくつろごう。

何かに駆り立てることを促す情報刺激から脱却しよう。私たちの人生は、もともと刺激的ではないのか。

人生そのものの刺激を味わおう。外から入ってくる無駄な刺激に囚われている暇はない。

外からの刺激に疲弊するのではなく、自己を絶えず安らかな状態にしておいて、絶えず絶えず創造活動に勤しもう。自分にできることはそれくらいしかないのだから。

とにかく休もう。とにかくゆっくりと進もう。

他者や社会の焦燥的・脅迫的な運動と完全に逆行しよう。そうした運動とは手を切ろう。

私は自分の内側にある自発的な生成運動と共に生きて行く。それが自らの人生を存分に生きることである。それが自らの人生に敬意を表することでもある。

気がつけば、あと45分ほどでヘルシンキに到着する。空港に到着後、速やかに乗り継ぎ手続きを済ませ、ラウンジに向かおう。

そこでシャワーを浴び、ラウンジの果物と野菜をいただこう。そうすれば、すぐに日本行きのフライトの搭乗時間がやってくるだろう。

先ほど機内のトイレに行った時、自分の顔が明るく、顔色がとてもいいことに改めて気づいた。先日は、協働者の方とのオンラインミーティングの際にも同様のフィードバックを得た。

この半年間腸内環境を整える食生活を維持してきたことがようやく実ったのだと思う。腸内環境はよく言われるように、悪い方向へは数日以内に変わってしまうものなので、日本に滞在中は口にするものを特に注意する。

食と情報に関する自分で決めた習慣が徹底されれば、私は自分の人生を十全に生きていけるような気がする。この世に生を受けた自分がこの世界に対して十分な関与をし、世界に自分の何かを共有・還元するために、情報に関する新たな習慣の確立と、自分の人生を真の意味で深く生きていくことが大切になる。ヘルシンキに向かう機内にて:2019/9/24(火)13:49

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