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4967-4970:フローニンゲンからの便り 2019年9月21日(土)


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本日の2曲

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タイトル一覧

4967. 一時帰国に際しての不思議な感情

4968. 銀座滞在計画

4969. 格別な落ち着きを持つ土曜日の朝:第6回目のボルダリングに向けて

4970. 銀座滞在中の映画観賞について:今朝方の夢

4967. 一時帰国に際しての不思議な感情

日本に一時帰国するのが久しぶりのためか、心が高揚している自分がいるのかもしれない。それが現れてのことか、ここ数日間は、深夜未明に目を覚ますことがある。今朝は深夜12時と2時に目が覚め、結局今日の起床は5時半であった。

毎回日本に帰る際には不思議な感覚がする。端的に言えば、いつも期待感と寂寥感の入り混じった感覚がするのである。

前者の感覚は容易に想像がつく。だが、後者の感覚は幾分想像を寄せ付けない側面があるように思う。

日本に到着した時に、どこか物寂しさを感じる自分の魂。そしてそれは、日本からオランダに戻るときにも感じる。それはアメリカで生活をしていたときに、アメリカから日本に行く際や、日本からアメリカに戻る際にも感じていた感覚である。

謎の寂寥感。謎の物寂しさ。

実はこれは孤独感につながるのではないかとハタと気づかされた。自分にとって日本は、強烈な孤独感を感じさせてくれる最良の国なのかもしれない。

早朝目覚めて考えていたことがそのような内容のものになるなんて、昨夜の自分には想像できなかった。昨夜はとても清々しく、幸せな感覚になる出来事があった。

早いもので、4年前に日本に一時帰国した際に作ったクレジットカードの更新期限が迫ってきており、今回の日本滞在期間に新しいカードを発行してもらい、それを受け取ってオランダに戻りたいと考えていた。

一旦カード会社に問い合わせをしたところ、更新審査に7日から10日間ほど必要とのことであり、まずは電話で手続き依頼をして欲しいと言われた。その電話を昨夜オランダ時間の午後9時頃に行った。

日本で作った二枚のカードをオランダで使っていると、セキュリティーの都合上時々使用が止められることがあった。カードそのものや番号が盗まれ、誰か別の人が日本国外でそのカードを使っているとコンピューターが判断するらしく、それによって使用が止められることがあるのだ。

オランダへの住所変更届を長らく出していなかったため、そうしたことがよく起こっており、その際にはいつもコールセンターに電話をして対処してもらっていた。今回の新規のカード発行に際してもコールセンターに電話をした。

以前言及したことがあるように、今私が主に使っているカードはアメックスのプラチナカードであり、これはとても利便性の高いカードである。特にこのカードに付帯している、世界の様々な空港のラウンジを無料で使えるプライオリティー・パスは重宝しており、旅の友になっている。

ただし、オランダではアメックスが使えない店もあり、その際にはもう一枚同時に作ったマスターカードを使っている。今回はそれらの二枚のカードの更新手続きをコールセンターに依頼した。

プラチナカードの方のアメックスは24時間対応サービスが付いており、オランダの現地時間の夜の9時、つまり日本時間の朝4時でも対応してもらえることは有り難かった。対応してくださったコールセンターの女性はとても親切であり、本来はマスターカードの方は日本時間の午前9時から午後5時までの時間にしか対応を受け付けていないとのことだったが、アメックスの方の会員特権によって二つのカードの更新を同時にしてもらうことが出来た。

24時間対応とはいえ、日本時間の午前4時に親切な対応をしてくださったコールセンターの方に対する感謝の念が尽きなかった。

私はいつも、コールセンターの方が最初に述べる名前を覚えておき、最後には名前を呼びながらお礼の言葉を述べる。今回はそうしたお礼の言葉だけでは足りず、電話を切った後にも、その方の名前を呼びながら笑顔で感謝の言葉を述べている自分がいた。その時の自分はひどく幸福だった。そんな出来事が昨夜にあった。フローニンゲン:2019/9/21(土)06:30

4968. 銀座滞在計画

昨夜の幸福感をもたらしてくれる出来事について振り返っておきながら、結局、一時帰国に伴う寂寥感ないしは孤独感についてはあまり言及できていなかったように思う。

欧米での暮らしも既に8年目を迎えたが、毎回日本に帰る際に感じるこの感覚の正体は未だに謎である。正体のみならず、その感覚の性質すらもまだ判明していないと言えるかもしれない。

実家のある山口県に戻った瞬間には安堵感があり、絶えず平穏な心があるのだが、東京に戻った瞬間には常に寂寥感と孤独感が勝つ。東京は自分が生まれた場所であり、10年以上もそこで生活をしてきた場所であるから、特別な思いがあるのは確かだが、東京に行くといつも自分の内側の心が波立つ。そこで芽生える感情はかなり危険なものだ。

寂寥感と孤独感の先には感じてはならない感情があり、それをひとたび感じてしまうと冷静さを失ってしまう可能性がある。具体的にどのような行動を促そうとする感情なのかはあえて述べないが、かなり危険な感情であることは間違いない。

私ができるだけ東京に近寄らないようにし、長居しないようにしているのはそのためである。今回の日本滞在においても、東京に滞在する期間は必要最低限に留めている。その期間においては当然のごとく人と会うことはせず、自分のペースで静かに過ごしていく。

今回は諸々のことを考えて、銀座のホテルに5泊することにした。近くにはオーガニックスーパーがあり、ボルダリングジムがある。

世界の街に訪れる時と同様に、今回もオーガニックスーパーが近くにあるかどうかを確認し、今回からはその条件に加えて、ボルダリングジムが近くにあるかどうかも確認した。岐阜、大阪に滞在する時も同様に、近くにオーガニックスーパーとボルダリングジムがある。

食と運動は相性がいいのか、今のところその二変数を設けても、オーガニックスーパーとボルダリングジムに近い良いホテルを見つけることができる。とはいえ、日本からオランダに戻ってきた翌月に足を運ぶ予定のヴェネツィアではそれはうまくいかないかもしれない。その点についての調査は再度行うことにしよう。

日本に向けて出発するのは4日後の火曜日の朝である。前日の月曜日の午後には部屋の掃除をしよう。

年末にマルタ共和國に行く前にも大掃除をしようと思っているが、今回の一時帰国前にも念入りに掃除をしておく。オランダに戻ってきた時に清潔感を感じられるように、綺麗な状態にしておこう。

今夜か明日の夜には、再度滞在中の計画を見直し、計画を詰めておこうと思う。どの日にどこに行くのかはだいたい決まっており、いつも私は一日に一箇所ほど行きたい場所に行き、そこでゆっくりすることが多い。

今回はメガネの修理や買いたいものがあるために銀座を選び、銀座から歩いていける距離内で東京滞在は終わりそうだ。もしかすると、クライミングをテーマにしたドキュメンタリー映画「フリーソロ」を観に、渋谷か新宿に行くかもしれないが、それらの街に行く際には相当に心の準備が必要であり、覚悟して電車に乗る必要がある。

前回の一時帰国中は品川に滞在しており、朝に電車を使おうとしたところ、1年以上Suicaを使っていなかったため、ロックされており、改札機に捕まった。駅員のところに行きロックを解除してもらった後に改札機を通ろうとすると、再び捕まった。

今度はチャージ金額の不足であった。チャージ残額は確か10円ほどであり、駅員の方も笑うほどの金額の少なさだった。そのような記憶を懐かしく思い出す。

今回は確か1500円ぐらいは入っているのではないかと思う。いずれにせよ、日本での最初の数日間はできるだけ銀座周辺で生活をし、「フリーソロ」は渋谷や新宿以外でも、豊洲の映画館で観れるようである。

ここ最近は映画を全く見ていなかったが、幾つか見たい映画が日本で上映されているようなので、何度か映画館に通うことになりそうだ。フローニンゲン:2019/9/21(土)07:00

4969. 格別な落ち着きを持つ土曜日の朝:第6回目のボルダリングに向けて

驚くほど穏やかで輝かしい朝の世界が広がっている。土曜日の朝の落ち着きは本当に格別である。

フローニンゲンの街は、平日も穏やかであるが、土日はなお一層のこと穏やかである。私は、朝のこの感じが好きである。

今日は晴天の予報が出ており、今、朝日が赤レンガの家々に照っている。今日はボルダリングの第6回目の日である。

先週末は、デン・ハーグに住む日本人の友人とその友人がわざわざフローニンゲンまで足を運んでくれ、3人でボルダリングを楽しんだ。今日は友人のメルヴィンと彼の彼女のスシと一緒にボルダリングをする予定だったのだが、昨夜メルヴィンからもらったテキストメッセージによると、彼は今日は午後過ぎまで仕事があるらしい。

メルヴィンは美容師として自分の店を構えており、一経営者として色々と忙しくしているのを知っている。先日にフランスに休暇に出かける前までは、一日なんと平均して22人の髪を切っていたそうだ。

彼にとって人の髪を切ることは天職であり、髪を切ること以上に客と話をすることが何よりも楽しいと彼は述べていた。そんな彼も、フランス旅行から帰ってくると、やはりこれまでの働き方が異常であったことに気づいたらしく、今は一日に平均で16人程度に抑えているそうだ。私からすれば、一日に16人もの人の髪を切るなんて想像ができないが、メルヴィンはそれぐらいの人数であれば楽しみながら、なおかつ高い集中力を持って髪を切れるそうだ。

さすがのメルヴィンも、毎日22人の髪を切ることによって見えない疲労が蓄積されていたらしく、フランス旅行の前日にはエネルギーを使い果たしたような感覚になったそうである。翌日はなんとか回復し、フランスのフォンテーヌブローでのボルダリングをはじめとして、フランス各地の自然を楽しむことによって、エネルギーが回復したとのことであった。

その話を聞く前に、店でメルヴィンの顔を見た瞬間に、エネルギーが全快しており、以前よりもエネルギーの絶対量が増していることを私は感じていた。自然の力は偉大である。

メルヴィンは、フランスのフォンテーヌブローをはじめとして、ピレネー山脈付近の自然も満喫することによって、自然から大いなるエネルギーを得たようであった。メルヴィンの彼女であるスシも仕事で疲弊していたらしかったが、フランスの自然から得られたエネルギーはメルヴィン以上とのことであり、フランスから帰ってきた後にフローニンゲンのボルダリングジムでボルダリングをした時には、それが顕著に表れていたとのことであった。それだけに、本日メルヴィンとスシと一緒にボルダリングを楽しめないのは残念だ。

今日は一人でボルダリングを思う存分に楽しもう。一人でボルダリングジムに行くとはいえ、今日もまた、ジムにいる見知らぬ人たちに声をかけ、コミュニケーションを楽しみながらボルダリングの研鑽に励みたいと思う。

今回の日本への一時帰国にも持って行く愛用のソイプロテインは、その性質上、吸収がゆっくりのため、朝の2回目のカカオドリンクを飲む際に、ソイプロテインを混ぜるようにする。プロテインを飲みながら作曲を行うというのは非常に微笑ましい組み合わせであるが、身体活動と創造活動は密接に結びついているのだから、それはあまりおかしなことではないかもしれない。いずれにせよ、本日の第6回目のボルダリングにおいても最大限の学びを得ようと思う。フローニンゲン:2019/9/21(土)08:05

4970. 銀座滞在中の映画観賞について:今朝方の夢

早朝に行うことではなかったかもしれないが、東京に滞在中のどの日に映画館に足を運び、何を何時に見るのかを先ほど大まかに決めていた。今回は合計で4本ほどの映画をみたいと思う。

宿泊先のホテルから日比谷のTOHOシネマズまでは目と鼻の先であり、朝から夕方まで一日中映画館とその近辺にいるような日が生まれそうである。その日の夕方に最後の一本を見てから、TOHOシネマズから歩いてすぐの距離にある銀座のボルダリングジムに行く計画を立てている。

クライミングをテーマにしたドキュメンタリー映画だけ、TOHOシネマズでは上映されておらず、豊洲の映画館まで行く必要がるのだが、その映画を観る日を何時にするかをまだ決めかねている。調べてみると、銀座の宿泊先のホテルから豊洲の映画館まで歩いて45分ほどの距離であり、フローニンゲンの自宅からフローニンゲンのボルダリングジムまで行くよりも近い。

ただし、この時期の東京はまだ半袖で過ごせるような気温のようであるから、それくらいの距離を歩くと汗を随分とかいてしまうかもしれない。そのあたりの兼ね合いを見て、電車で行くのか歩いていくのかを決めよう。残りの人生において日本で過ごせる時間がそれほどないことを考えると、是非とも散策がてら歩いて行きたいものである。

それではそろそろ早朝の作曲実践を行いたい。その前に、今朝方の夢について振り返っておく。

夢の中で私は、小中高時代から付き合いのある親友(SI)とバスケを楽しんでいた。二人でワン・オン・ワンをしたり、シュート練習などを楽しく行っていた。

だがある時から一変して、彼の機嫌が悪くなり、怒りをあらわにするようになった。私にはその理由がわからず、彼の怒りが私に伝染してきて、自分の内側にも怒りの感情のようなものが芽生え始めていた。すると、場面が変わり、私は小中学校時代を過ごした社宅の中にいた。

食卓には母と父がいて、母が私の分のコーヒーを作ってくれた。それを有り難く受け取ろうとしたところ、母が突然細長い紙筒に入った白砂糖の封を開け、それをコーヒーに流し込んだ。それを見て私は、「そんな体に悪いものを入れるのはやめてくれ」と指摘した。

私は別に感情を荒げていたわけではなく、至って冷静にそれを述べ、白砂糖が健康にもたらす害悪について説明をした。それを聞いていた父は、自分がこれまで白砂糖を何気なく使っていたために気分を害したのか、私に怒鳴ってきた。それに対して私は怒鳴り返し、結局コーヒーを飲むことをしなかった。

そこで再び夢の場面が変わった。次の夢の場面は銃撃戦が繰り広げられていた。しかもそれは屋外ではなく、ある建物の中で行われていた。そこには日本人の姿は見えず、外国人ばかりであった。

私の射撃の腕前はプロ並みのようであり、近くにいた外国人に射撃方法を教えながら銃撃戦を行っていた。私たちの仲間と思われる男性が打たれ、その場でうずくまって息を引き取ったのだが、死んだ直後に魂が身体から抜け、その魂が再び肉体を持った。

その男性は、自分が打たれてしまった原因はどこにあったのかを私に解説して欲しいとお願いをしてきた。その男性は英語を話せるようだったので、英語でその説明をすることにした。

その男性が殺されてしまったのは、端的には相手が悪かったと言える。彼を殺した相手は射撃の名手であり、射撃の技術が高いだけではなく、サイコパスの性質も持っていたため、余計に厄介であった。

私は幾つかの観点から、どうすれば少なくとも命を守ることができたのかについて説明をした。そこで最後の場面に移っていった。

今朝方の夢の最後の場面は、最初のキャリアで働いていたオフィスが舞台だった。オフィスのフロアはワーキングスペースと会議スペースが仕切られており、私は自分のデスクから会議スペースの方に向かっていった。

扉を開け、一つのミーティングルームに入ろうとしたところ、そこに上司の気配を感じた。年齢は一回りほど上の優しい上司がその部屋にいることを感じた私は、上司の邪魔にならないかを考えた上でその部屋に入ることにした。すると上司は笑顔で私に声をかけ、そこからしばらく同じ部屋で作業をした。

しばらくして、年次としては少し上の先輩の男性が部屋に入ってきて、私の名前を呼んだ。「加藤君にお願いしたいことがあるんだけど」ということであり、話を聞いてみると、ちょうど今海外オフィスから外国人のマネジャーか誰かが来ているらしく、その対応をお願いしたいとのことだった。

特に断る理由もなく、面白そうだったので私はそれを引き受け、再び自分のデスクの方に向かった。デスクに戻っている最中、英語で独り言をつぶやいている自分がいた。フローニンゲン:2019/9/21(土)09:14

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